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投稿者: 初手天元 (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36
しろくまさま
パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。
相談者の方々に
このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。
イヌイットさま 外の人さま
とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。
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【2816359】 投稿者: ラスト (ID:I2rl2Bl9EHw) 投稿日時:2013年 01月 12日 00:42
しろくまさん、気持ちがすっきりしました。有り難うございます。
朝早くから投稿有り難うございました。
教えていただいたことを実践します。
解説読みでも理解が難しいものは、塾の先生に質問でいいですか。あまり時間をかけず、できる問題を積んでいくことを大切にします。ファイナルステージさんへのお返事も、とても参考になりました。
はじめまして。さん、私もサポートは万全ではありません。準備不足だと思います。でも、子供には、万全だと思ってもらうよう頑張ります。自分のことも、自分で励ましています。皆さん不安だけど必死で頑張っておられると思うと、力がわきます。だからこのスレッドは、本当に心の支えになります。あと少しですね。みんなでしろくまさんに良い報告ができますように!
しろくまさん、有り難うございます! -
【2816439】 投稿者: しろくま (ID:w9xAIYsTqVc) 投稿日時:2013年 01月 12日 06:22
~受験前の保護者のみなさんへ~①
何度も今まで申し上げてきたことですが…
思うに、子育て、ということに失敗などないのです。わたしたちの子どもの育て方が悪かったのだ… と、親はついつい嘆いてしまうときもあります。
そんなことはありません。
親は育てる、しかし子どもは育つ…
長い目でみると、けっきょく親の言うとおりになった、というより、子どもの言うていたようになっている、というのが実際なんですよ。
子どもにはいろいろな矢印が働きます。子ども自身がある方向に進もうとする矢印、親が子どもに働きかけるような矢印、塾の先生が子どもに働きかける矢印、友達が子どもに働きかける矢印…
いま、子どもが動いているのは、それらの合力である方向に進んでいるんです。「だれか」のせいでも、「何か」のせいでもけっしてありません。
わたしが、親が… と、思い込む必要などはけっしてありません。
この時期、子どもにどう接してやっていいかわかりません… と、おっしゃる方も多いと思います。
この時期に限らず、子どもへの正しい接し方、など、実は存在しません。
作為なく、お母さん、お父さんのありのままの姿で接してやればよいんですよ。この一週間を、特別扱いする必要はありません。
子どもたちは塾ですでに「特別な空間」に存在しています。家はいつもと変わらぬ世界に保ってやってください。
ただ、特別、といえば、時間の管理くらいです。しかもそれすらふだん以上の圧力をかける必要はありません。
規則正しい生活をさせてやる…
根掘り葉掘り「聞く」というのも控えてやってください。今日はどうだった、ちゃんとやった、あと少しだからがんばろうねっ と、迫りすぎないようにしてやってください。
こちらから「聞く」ではなく、子どもの話を「聞いてやる」という時間をとってやってください。
ついついこちらからの矢印ばかりを出そうとしてしまいます。矢印をこちらから出すことばかりが子育てではありません。子どもの出す矢印を受け止める、ということも育てることに違いありません。
お勉強などしっかりみられている保護者の方もいるのにわたしは何もできません。
仕事が忙しくてお弁当すら作ってやることができません。
という方もおられるでしょう。何もできない、などということは何もマイナスではありません。
物事はすべて、プラスとマイナスのせめぎあいでバランスがとれてそこに存在しています。
いろいろ親が子どもに教えることのメリットはありますが、そうすることによって発生するマイナスも、そういうお母さんは背負っていて、また別のお悩みをもっておられるわけです。
何もできない、ということのデメリットももちろんありますが、かえってそれでうまくいっているというメリットも気が付かないだけでちゃんと働いているんですよ。
実際に勉強しているのは、子どもであって親ではありません。
実際に試験会場に入って問題を解いてくるのは、子どもであって親ではありません。
みなさん合格をめざしてお勉強しています。これはあたりまえ…
何か子どもに無理をさせているのではないか… 他の子どもたちはのびのびと遊んでいるのに、何かひどいことを子どもにしているのではないか…
これは半分は正しいと思います。中学入試、というのは、やはり子どもに一定以上の負担をかける、ということです。
でもね、そんなことを言うと、すべての「教育」というのはそういう側面を持ちますよね。
ピアノを習いにいっている。発表会がある。厳しいピアノの先生でこわい…
発表会まで間がない… 子どもにとってはストレスですし、好きなピアノも嫌になっているときもあります。
野球のチームに入っている… レギュラーになかなかなれない。どこか自分には才能が無いのはわかっているけれど、ポジションをめぐってあの子がライバル… 今度の試合で活躍できないともうだめだ…
習い事、塾でのお勉強、友達との関係… 快適でのびのびと楽しい、というのは、いろいろな山あり谷ありの中の一局面です。
甲子園をめざす子、全国大会をめざす子… かなり特別な訓練をしています。
お勉強をがんばる子が、とくべつ奇異な目でみられることはあってはならない、と、しろくまは思っています。
甲子園がすべて、全国大会で優勝するしかないんだっ という考え方は、その子どもの肉体も精神も、どこかゆがめることがあると思います。
同じように、中学入試がすべて、合格しかないんだっ という考え方もまた、子どもの肉体も精神も、どこかゆがめることがあると思います。
そういう「とらわれ」から離れることができていれば、何も特別おかしなことを子どもに強いていることにはなりません。
受験はすべてではなく、子どもの将来のお勉強の中の一局面で、合格すればまた次の計画を進め、不合格ならばまた別の計画を進めていく…
大きな子どもの将来のお膳立て、という枠組みの中での位置づけが大切になります。
で、何度もいうのは
合格が成功とはかぎらない、不合格が失敗とは限らない
という話です。
子どもの今までのあり方が、いろいろな形で結果として出てきます。
親はあとはそれを受け入れる、ということだけです。(次回に続く) -
【2816871】 投稿者: ファイナルステージ (ID:odZB8JDo3mI) 投稿日時:2013年 01月 12日 15:37
しろくまさん、とても優しい丁寧なお返事をいただきありがとうございました。
「がんばれるようにする」
「おちつけるようにしてやる」
「できたという実感をあたえてやる」
あと1週間をきって親の方が焦っていたことに気づきました。
「ここまで十分勉強したのだから、まあなんとかなるよ」くらいの大きな気持ちで子供に接していかなければいけませんね。
勉強の初めと終わりは好きな教科で気持ちよく、というのをまず心がけます。
算数に関しては、以前から分からない問題にぶつかっても解答や解説をすぐ読むのを嫌がり、30分以上考えようとします。
将来的にはこのようにじっくり問題に取り組む姿勢は良いと思うのですが、今となっては時間もないので少しバトルになります。
どちらにしてももう時間がなくなり、あとは体調を整え無事に試験を終えるのみという心境です。
引き続きしろくまさんからのお言葉を読ませて頂き、心の支えとさせていただきます。 -
【2816911】 投稿者: 柿の種 (ID:gT04AY8n0SU) 投稿日時:2013年 01月 12日 16:08
しろくま様
はじめまして。
今週愛光を前受け校受験しました。息子の感想は「手応えあり、算数は満点だろう、国語と理科も8割はできてるはず。」でした。
昨日HP上で合格発表がありましたが不合格。塾の先生方も青天の霹靂だったようで大変驚かれていました。
打たれ弱い息子。ショックは大きく抜け殻のようになっています。
統一日には本命校であります甲陽を受験します。
塾の先生からは学力的には何ら問題ないとお墨付きをいただいておりますが、精神的ショックを引きずったまま統一日を迎え、また不合格になるのではないかと親は不安でいっぱいです。
あと一週間、息子の精神的フォローをどのようにすればよいか、また学習面でやるべきことがあればご教示くださいませ。 -
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【2817031】 投稿者: しろくま (ID:4U4cJgFIwEM) 投稿日時:2013年 01月 12日 18:32
「柿の種」さま
前受験、というのは、このような「リスク」はもちろん発生します。
でも、禍転じて福となす、です。前受験のメリットとは、実際の入試を直近で体験でき、そこでの問題をしっかり分析して「次」にのぞめる、ということです。
ここをフルに活用しなければ前受験の意味はありません。
ですから、下手ななぐさめは必要ありません。前受験のメリットをお子さんに明確に伝えてやってください。
① 本番の甲陽の前に、レベルの高い入試をしっかりと経験できた。手ごたえと結果が違う、というのは入試ではよくあること。これを経験するための受験でもあったのだから、むしろ本命の前にこういうことになったのはよかった。
② 手に入れた入試問題をしっかりと見直し、どういうところを間違えているか、どの問題が難しいと感じたか、実際のところはあなたにしかわからない。ここをしっかりとみつめて次に活かさなくてはならない。
➂ 愛光の問題なら、甲陽と類似している出題がいくせでもある。どの問題集の問題よりも役立つのだから、理科などとくにしっかりと理解しておこう。
何度も申しますが、男の子は、しっかりと改めて向き合って、以上のようなことを冷静に淡々と伝えれば必ずわかります。
直前の不合格は、下手ななぐさめは不要です。
誤りは訂正する限り失敗ではありません。
~だろう、できているはず…
というのは入試が終わった後に子どもがよくいう感想です。これと実際との差をしっかりと埋める作業ができれば何も心配のいらないことです。
どんな学校の不合格であっても、子どもにとってショックが無い、ということはありえません。
もう落ちた学校の問題なんか見たくもないっ と、グズったときは、少し厳しく「その考えはいけないよ」とたしなめてください。
お母さんが真摯に子供に伝えようとすることは、かならず通じます。
しろくまがよく言う話です。
漢帝国の創始者劉邦は、負けて負け負け続け、最後の垓下の戦いで項羽を倒し、勝利を得ました。敗戦から学び、「負けながら強くなっていった」のです。
不合格は次の合格のためのステップでもあります。勝利から学べることは何もありません。敗戦から学べるものはたくさんあります。
勝って勝って勝ち続け、垓下の一戦で負けた項羽は、勝ちながらおのれを過信し、しだいに弱くなっていったのです。
この不合格は次なる合格の準備。歴史に興味があるお子さんなら、劉邦と項羽の比喩を説明してやってくださいな。
何か追加質問があればどうぞ。 -
【2817139】 投稿者: 柿の種 (ID:gT04AY8n0SU) 投稿日時:2013年 01月 12日 20:42
しろくま様
早速のご返信ありがとうございました。
しろくま様の仰るとおり、劉邦と項羽の比喩はとても分かりやすく
不合格は次の合格のためのステップであると気付かされました。
早速しろくま様が書いてくださった3つの前受験のメリットを息子に伝えます。
ありがとうございました。 -
【2817519】 投稿者: しろくま (ID:32X772TLUvA) 投稿日時:2013年 01月 13日 09:19
~受験前の保護者のみなさんへ~②
一週間前の過ごし方はほんとうに色々です。お子さんのキャラクターによっても違うし、お通いの塾のタイプによってもかわります。
課題がたくさん出るところもあるし、連続して講座が用意されているところもあります。その流れにまかせておけば基本はOK…
でも、前から申し上げるように、この子なりの何かできることはないか… みんなと同じことをしていては、うちの子は…
と、お悩みの場合も多いと思います。
しろくまは、あるもの利用する、主義です。今から本屋に走って新しいものを… というのが悪いわけではありませんが、あたふたバタバタしてしまい、その様子を子どもがみていると不安になります。
親はこの時期動じない(ふりをする)というのが大切です。
入試の前、思いもかけないことが起こります。子どもが動揺するようなこともあります。
えらいことになったぞ… と、親が思うようなことがあっても、「それがどうした」「まったくたいしたことがない」というような態度、言動を演技してください。子どもの見えないところで夫婦で協議、です。
男の子の場合、ふだんは口ごたえをして、えらそうにふるまっていて、お母さんと衝突ばかりしています… でも、一週間前くらいになると、理由のない不安や動揺を感じるときがあるんです。
入試の朝、女の子は、どこか遠足に行くみたいに楽しそうで、道で友達に出会うと親をほったらかしてその友達のところにかけよって、きゃーきゃー言いながら受験会場にむかったりします。
もちろん男の子の中にもそういう子がいるのですが、むしろ、口をへの字に曲げて無口… 入試会場までお母さんの手をにぎってやってくる、というケース、けっこう多いんです。
ふだん、えらそうに口ごたえしている子がやや青い顔をして
どうしよう… 何やっていいか、もうわからん…
と、ポツリと言うと、ふだんはケンカしてそれこそ「こんな子痛い目に一回あったらええねんっ」と鼻息が荒かったお母さんも、
え… あらまぁ どうしましょ…
と、急に、なよなよっとなってしまいます。
まず、お子さんの本棚の前に立ってみてください。過去、購入したけれど、使っていない参考書や問題集、ありませんか?
けっこうあるんですよ。お守りのように買っておいたけれど、ぱっと一回見た程度、というものが…
それを使う、というと、ちょっと子どもには抵抗があります。子どもは基本的に「新しい」ことをしたくて「見直し」「やり直し」が嫌いなんです。
わたしの友人のアイデアマンの理科講師は、このへんをよく心得ていて、過去にやったものを切り貼りコピーして「一枚のプリントに一問題」にして改めて解答欄をつけて、たくさん用意し、二種類の袋に入れておきました。その袋の上にはAとB、と記号が書かれています。
で、子どもに、A・Bどっちやる? 何が出るかわからないぞ、と、差し出して、子どもに選ばせてやりました。内容を分けてもいいですよ。一方が生物地学系、一方が物理化学系でもよし、一方が難、一方が易、でもよいのです。
ここでのポイントは
① 過去のものを体裁を変える
② 一枚一問題
➂ 子どもに選択
ということです。新しいものをやっている気になる、新しいことをしている気にする。
一枚完結型にして「やった気にする」というわんこそば形式にしてしまう…
回転する作業が短いものを蓄積すると、緊張と不安はしだいに消えていくのです。
今日は日曜日、お子さんは、塾の特訓や模試、テストゼミなどに出かけて今はいないでしょう?
その「スキ」に、理科や社会や算数の、一枚一問題、作っておきませんか?
え、わたしには選べない… なんて思う必要ありませんよ。なんでもよいんですから。
お父さまで、PCでワードや一太郎が使える方なら、別に解答欄なんかも作ってやってもよいでしょう。
しかも、改めてやらせず、「その時」がくるまで隠し持っていてもよいのです。
塾の流れに乗りつつ、家で、あと何したらよいだろう… 何かこの時間にすることないかな… 何やっていいかわからない… と、なったときに、はい、これやりなさい、とパっと出せばよいんです。
「これ、塾の先生に問題選んでもらって作っておいたんよ」と、少々ウソがあってもよいじゃないですか。
子どもといっしょになって、え~ 何しよう… どうしよう… と、うろたえない。
確信をもって「じゃあこれやりなさい」でよいのです。
選択型の提案にしてください。
じゃあ、これとこれ、どっちする? こっちとこっち、とっちがよい?
些細なことですが、自分で選んだものをやる、というのも不安の解消にもなります。
さきのアイデアマンの理科講師は、段ボール箱に赤い鳥居をくっつけて、「理科大明神」とか書いて、「はい、ここからプリント一枚選べ~ 神様に決めてもらおう~」とやっていました。
楽しくする、というと、不謹慎だっ と、考える人もいるかもですが、そんなことはありません。楽しくやろうが厳しくやろうが解く内容は同じです。
何度も申しますが、受験勉強は修行や苦行ではないのです。ここを誤解しないようにしてください。
過去の再編、一枚一プリント、子どもが選択…
直前、何をしていいかわからない不安は、実際の問題作業を解いていく過程で紛らわしてやってくださいな。(次回に続く) -
【2817614】 投稿者: しろくま (ID:6E1UUs1dNJQ) 投稿日時:2013年 01月 13日 10:50
~受験前の保護者のみなさんへ~➂
受験前、というのは、いったい何が起こるかわかりません… な~んて申しますと、しろくまさんっ おどかさないでくださいっ と、お叱りを受けそうです。
でも、最悪を想定して最善を選択する、というの危機管理としては大切なところですよね。
何も大げさなことを言うておるのではありません。
「その時」をあらかじめ想定してどうするか考えておく、ということです。
たとえば、インフルエンザや病気にかかったとします。
しかも入試の当日…
受験校では、そういう「病人」に対して、どのような体制をとってくださっているか、ご存じですか?
保健室での受験になるのか、とくに病人に対する対応はしないとか…
学校さんによっては、学校伝染病の場合は、特別に時間をずらせたり、別の日に入試を設定してくださる(別問題でやや問題は難しくはなる)ところがあったり(診断書が必要)、というところもあるんですよ。
お子さんが受ける、受験校の、「対応」があらかじめどのようなものになるのか、こういうところは親が調べる、ということをしておいて何も損はありません。
「その時」になってうろたえると、何よりも子どもが不安に思います。こういう場合はこうする、ということをあらかじめすべて決めておくのです。
いま、お子さんが利き腕を骨折したとします。字が書きにくくなった…
どうなさいます?
これもあらかじめ学校にきいておけばよいんです。別室で受けさせてくれて、おまけに採点も「この子は利き腕を骨折していて書きにくくなっていたのでそのことも考慮して採点するように」と採点会場に指示しておいてくれる学校もあります。
大げさですが、起こり得る、ことでもありますよね。子どもがどうしよう、と、なってから慌ててどうしよう、と、親がなってしまうよりも、そのときすぐに、大丈夫よ、このようになっているからね、と、即答できれば、子どもにとってこれほど頼もしいことはありません。
他にも「あらかじめ」知っておいて損がないことはたくさんあります。
入試の朝、受験校に到着してから、受験票を忘れてきたことに気付いた、とします。どうなさいますか?
あらかじめ、受験校の入試担当の先生にお電話しておいて、もし、こういうときはどうなりますか? と、今のうちに聞いておいて、何も損はないですよね。
たいていの学校は受験票を忘れても受験はさせてくれるはずです。でも、それをあらかじめ聞いておく…
匿名で電話するとあやしまれたり取り次いでもらえなかったりするので、何も悪いことはないので、受験番号と名前をどうどうと伝えて、「もし、こうなったときはどうなりますか?」とたずねてみればよいのです。
遅刻したらどうなりますか? も、大切な「あらかじめ」知っておくことです。
何分遅れまでならいける、一教科が済んでしまう前につけば、別室で受験を続けられる… などなど学校によっていろいろです。
もっとありますよ。テスト中、気分が悪くなったときのことです。
途中でトイレに行った場合、そこでもうテストを終了とされてしまうのか、続けて受験も認めてもらえるのか…
小さいことですが、筆記用具のことなどもそうです。受験票や書類に書いてあることばかりが入試当日に指示されるとは限りません。
下敷きの使用はできるかできないか。
筆箱ごと出しておけるのか、中身の筆記用具だけなのか。
風邪ぎみで机の上にティッシュペーパーを出しておいてもよいのか。
ちょっとしたことですが、試験の開始前に試験監督から指摘されると、びくっとなって緊張を高めてしまう子もいます。
昨年もこの時期にお話ししたことですが、教室の時計、です。
教室の時計を外している学校もあるんです。自分で時間管理してください、というところ、あるんですよ。
学校って、キッチリしているところとテキトーなところが混在していて、教室の時計なのに学校のチャイムに合わせていないところ、あったりするんですよ。
試験監督が、「この時計はアテになりませんから自分の時計でやってください」と言うときがあって、「ええ~ 時計くらい合わせておいてよ~」とかなるところもあります。
たいていは、「教室にも時計がありますが、各人で時計を用意してください。」というスタンスなんですが…
大げさに親は、もしこうなったらどうするか、を、「今」考えて確認し、その対応策を考えておきましょうよ。
何もなければ笑い話ですむわけです。しろくまめっ 大げさなこと言いやがって何もなかったやんかっ で、よいわけですからね。
つまらぬことに動揺する必要は無いわけです。でもそれが「つまらぬ」ことにできるのは、あらかじめ知っておくから、たいしたことがない、で済むのです。
土足で入れる学校もあれば上履きが必要なときもあります。上履きが無いと足が冷えますよね。忘れたときは、学校がスリッパか何か貸してくれるか、貸してくれないか、などもあらかじめ聞いておけばよいのです。
それから… 変な話なのですが、こうやって、手間をかけて、いろいろ尋ねておくと、たぶんそのことについては「忘れる」ことはなくなります。
親もこの時期、何か得体のしれぬ不安でそわそわしちゃうとき、あります。
「もし、こうなったら、こうする」という表作りでもしてみてください。
不安の解消法は「マッチポンプ」です。
こうなったらどうしよう! → じゃ、こうしよう。
子どもよりも、案外と不安に陥るのがこの時期の親… そしてその不安が子どもに伝染しちゃう…
しっかりしなさいっ と、親は子どもに言いますが、親は誰からも言われません。ですから僭越ながら、しろくまが申しておきます。
お母さん、しっかりしてくださいよ。(次回に続く)
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