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【110046】習い事をしながら灘受験は?

投稿者: 小4母   (ID:omWOQK./VEM) 投稿日時:2005年 06月 13日 18:32

小4男子の母です。息子は幼稚園のときから碁をやっていて、すごく強いというわけではないですが、好きでがんばっています。また、身体を動かすのがもともとあまり好きなほうではなく、身体も弱かったので、体力づくりのためにスポーツもさせていますが、それも喜んでやっています。

息子は、子ども(小中学生)の囲碁大会で灘中の囲碁部が活躍しているのを見て、あこがれているようです。学校の勉強はよくできるようなので、がんばれば入学できるのではないかと思い、塾に通わせようと思って調べ始めたのですが、通塾の日数が多いので迷っています。囲碁もスポーツもやりながらというのは難しいのでしょうか。6年生になったら、習い事はお休みして塾に集中させようかと思うのですが、4、5年の間はできれば続けさせたいと思うのですが、どんなものでしょうか。浜学園の土曜スクールというのにちょっと魅力を感じていますが、このようなコースのある塾は他にもあるのでしょうか?

習い事やスポーツと難関校受験を両立させた方の経験談などあれば、ぜひお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いします。

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  1. 【113113】 投稿者: 小4母  (ID:qo.8w5lhBqw) 投稿日時:2005年 06月 17日 10:03

    たくさんのレスをありがとうございました。
    囲碁を親の見栄の隠れ蓑にしているなどと書かれて少々へこんでしまいましたが、息子はやっぱり囲碁が大好きなんだと思います。甲陽学院、六甲学院のホームページを見せたら、クラブ活動の欄を見て「囲碁部がない・・・」とがっかりしていましたが、大阪星光学院のホームページでは、囲碁将棋部は活動が盛んだと書いてあったので目を輝かせていました。灘中の囲碁部が今はあまり強くないのも知っているそうですが、それでも彼の心の中では特別な存在らしいです。

    灘でなくても・・・さんへ。
    論文を書く段になると、公立校や無名校の出身者に優秀な人が多くなってきた、ということは、確かに感じます。中には、有名校出身者で、やっぱり優秀な人だなと思った人もいましたが。京大理学部には研究者志望で入ってくる人が多かったのですが、望みを遂げて研究者になったのは、ひらめきのある天才肌の人や、目立つ華やかな人ではなく、じっくり考えてコツコツと地味な努力を積み重ねる人で、人柄も穏やかな人ばかりでした。我が子を研究者にしたいというわけではないのですが、どのように育って欲しいのかと考えると、じっくり考えることができ、地味な努力を厭わない人になってほしいので、灘でなくても・・・さんのおっしゃるように、あまり早くから受験勉強に専念させることはしたくないと思います。(そもそも、幼稚園のときにに囲碁をさせようと思ったきっかけも、じっくり考える子どもになって欲しいと思ったからだったのですし。)

    受験勉強というと、難問にウンウンうなりながらも自力で解法を見出すことよりも、問題の種類をすばやく判別して解法のパターンにあてはめることや、解ける問題をすばやく取捨選択して確実に解けるようにする訓練というのがどうしても多くなると思うので、少なくとも4年生の間は、時間の無駄のようでも、自力であれこれ考えて正解にたどり着く喜びを十分に味わってほしいと思います。灘以外にも、子どもを伸ばしてくれる学校はいろいろあると思うし、本人にとっても納得のいくように、いろんな選択肢を示してやることも親の役目かなと思います。

    こちらでいろいろなご意見をうかがったおかげで、親としてどう子どもを育てたいのか、そのためにどうすればいいのか、なんとなくはっきりしてきた気がします。ありがとうございました。

  2. 【113812】 投稿者: 京理OB  (ID:BANYVZBrOT2) 投稿日時:2005年 06月 18日 01:23

    もうスレッドは閉めてしまわれたのかもしれませんが、同窓OBとして、また中学受験をした子供とこれからの下の子を持つ親としてコメントします。

    まず京大理学部におられたのであれば、自主的に勉強することが必要であることと、研究者としての能力といわゆる頭の回転の速さはそれほど強い相関がないことはご存知だと思います。またあまりにも反復練習をやりすぎると考え方がかえって縛られる危険性もありますので、過度の受験勉強は望ましくないと思います。その点で灘進学に向けるストレスはそれほど必要かという懸念があります。実際、京理程度であれば灘よりも甲陽、東大寺、洛星、星光学院といった学校の方が進学者も多いこともご存知だと思います。東大理Iであっても基本的には灘である必要はないでしょう。ただ灘出身の優れた数学者が多いことも事実で、切磋琢磨する環境にある点で数学(おそらく理論物理の数学的な分野も)では灘に他校よりも一日の長がある事も事実です。しかし多くの場合は大学、大学院ではむしろ受験体制に長年浸かって来た学生より効率は悪くても独力で勉強をし、(独善にならない程度の)独自の理解の仕方を見つけてきて、発想の柔軟な地方出身の学生が頭角を表してくるようになります。まあ研究では体力と偶然に左右される面も大きいですから。ストレスなく灘に入学できるのであれば、素晴らしい環境になるとは思いますけど、そこの点はよくお考えになってみられた方がよろしいでしょう。

    次に前の段落の説明と矛盾しているかもしれませんが、最近の入学試験では合格者の中での上位と下位の差が激しく、量的にだけでなく質的にも大学における中高一貫私立出身者の占める地位が高まっているように感じます。ちょっと前の京大のアンケートでは教養の数学、物理についていけない学生が増えている(3割から4割)という結果も出ています。指導要領があまりにも低レベルなので、大学側としてもそれなりに対策を考えているようです。確か京大では今度の入試改革以降、意図的に指導要領を逸脱した問題を出すことを検討している(例えば昔おなじみの微分方程式を解く問題とか)という話も伝え聞いています。そうすると公立ではなかなか太刀打ちできないのではないかという懸念もあります。やはりそれなりの私学に入ることは教育環境を買うという意味で必要かなとも感じています(私は公立出身ですが長男は私立中学に行っています)。

    おそらくお子さまは優秀なんだろうと思いますので、適度な勉強で健やかに成長されることを願っています。

  3. 【114296】 投稿者: 物理屋  (ID:8cbOoCOXGJ2) 投稿日時:2005年 06月 18日 21:56

    京理OB さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > まず京大理学部におられたのであれば、自主的に勉強することが必要であることと、研究者としての能力といわゆる頭の回転の速さはそれほど強い相関がないことはご存知だと思います。またあまりにも反復練習をやりすぎると考え方がかえって縛られる危険性もありますので、過度の受験勉強は望ましくないと思います。その点で灘進学に向けるストレスはそれほど必要かという懸念があります。実際、京理程度であれば灘よりも甲陽、東大寺、洛星、星光学院といった学校の方が進学者も多いこともご存知だと思います。東大理Iであっても基本的には灘である必要はないでしょう。ただ灘出身の優れた数学者が多いことも事実で、切磋琢磨する環境にある点で数学(おそらく理論物理の数学的な分野も)では灘に他校よりも一日の長がある事も事実です。しかし多くの場合は大学、大学院ではむしろ受験体制に長年浸かって来た学生より効率は悪くても独力で勉強をし、(独善にならない程度の)独自の理解の仕方を見つけてきて、発想の柔軟な地方出身の学生が頭角を表してくるようになります。まあ研究では体力と偶然に左右される面も大きいですから。ストレスなく灘に入学できるのであれば、素晴らしい環境になるとは思いますけど、そこの点はよくお考えになってみられた方がよろしいでしょう。
    >

    横からの質問で申し訳ありません。私は理論物理のかなり数学的な分野の関係者ですが、
    灘をはじめとする有名進学校出身者の有力研究者をあまりみかけません。それは、
    過度の受験勉強の弊害ではないかと強く感じています。そして、ストレスなく灘に入った
    としても、本当にいい環境かどうか懸念しています。ただ、後半に書かれている学力低下
    の問題も身にしみているので、小学校高学年になった子供の進学先を考えて思い悩んで
    います。そこで質問ですが、灘の素晴らしい環境とは具体的にどういうことでしょうか。
    進学実績の素晴らしさは知っていますが、その他の点についてぜひお教えください。

  4. 【114329】 投稿者: 答えはひとつではない  (ID:bedHlpDMgas) 投稿日時:2005年 06月 18日 22:39

    算数大好きっ子の母です。
    私は文系なので、なぜ自分の子供が算数や理科がすきなのか分かりませんでした。

    私は、子供の式や考え方と解答方法とが一致していないとき、「なんでそんなやり方をするの?」
    と聞いたら、「この方が解きやすいから」と頭の中で違う方法をあみだしているようです。

    塾の先生に「習っていないのに、不思議です」といったところ、「お子さんの問題の解き方は、必ずしも解答と同じではないですよね。そこを否定しないでください。そこが数学的なセンスです。」
    と言われました。
    まさしく、そうなんです。
    子供の解き方は、子供なりに考えた方法で習ったことより高度でした。

    それは、ナンプレという数字のパズルが大好きだった小さいときからそうでした。
    無我夢中で、大人が解くようなパズルを4年のときに解いていました。

    囲碁にはどういったセンスが隠れているかは分かりませんが、同じような才能を感じます。
    うちの子供は今でも疲れたから・・・といってナンプレをするときがあります。
    私にとったら、早く寝たらいいと思うのですが・・・。


  5. 【114519】 投稿者: 京理OB  (ID:BANYVZBrOT2) 投稿日時:2005年 06月 19日 09:57

    物理屋様

    私の専攻はそれほど数学的でもなく、今東大にいる訳でもないのですが、確かにおっしゃるように有名進学校出身者の歩留まりは極めて悪い印象を持っています。それはあまりこういう場で口に出すべきではないとも思って控えていたこともあります。しかしその歩留まりの悪さは昔からのことで、灘が進学校化した遙か後でも指摘されてきたことです。(しかし数学者に関しては確かに灘出身、それから関東では麻布出身が多いのも事実です)。口の悪い私の親の世代や我々が学生の頃の教授の世代は「灘出身は伸びないから人事のときに警戒せよ」と言うことを公言していました。しかし、ざっと見たところ東大出身の研究者は有名進学校出身が増えているのも事実で、暫定的に次のように考えています。

    1.有名進学校出身者は数が多いから目立つ。大学院以降の不出来の印象が強い
    2.そういう学生は早熟で学部の段階ではまだ一般学生より知識面等でリードがあるが、その貯金を大学院で食いつぶす。
    3.当然であるが数学的といっても物理は数学と違う。着想には非論理的な考え方がある段階では必要。それは幼少時のトレーニングとは無関係
    4.(京大の特殊事情として)そもそも京大理学部に来る学生はトップクラスではない。優秀な学生は医学部に行ってしまう(まあ東大医学部でも有名進学校出身者の評判は必ずしもよくないようですが)。
    5.精神的に自立できていない。理論物理学者たるものランダウの如く自分なりの物理の体系化が必要であるしテーマの選択に他人のやっていない重要な問題を見抜く目が必要ですが、その点で常に群れていた有名進学校出身者はスポイルされている印象がある。

    と勝手に思っています。

    >横からの質問で申し訳ありません。私は理論物理のかなり数学的な分野の関係者ですが、
    >灘をはじめとする有名進学校出身者の有力研究者をあまりみかけません。それは、
    >過度の受験勉強の弊害ではないかと強く感じています。そして、ストレスなく灘に入った
    >としても、本当にいい環境かどうか懸念しています。ただ、後半に書かれている学力低下
    >の問題も身にしみているので、小学校高学年になった子供の進学先を考えて思い悩んで
    >います。そこで質問ですが、灘の素晴らしい環境とは具体的にどういうことでしょうか。
    >進学実績の素晴らしさは知っていますが、その他の点についてぜひお教えください。

    息子は灘ではありませんのでよく知りませんが、数学研究会とかで同好の学生といろいろ議論する場があるのは他の学校では実現できない環境のように感じています。しかし遠距離通学をさせる程のことはないので近場の学校を選択すればいいのではないでしょうか。また、この間の入試では従来、京大理学部の入学者が少なかった洛南、西大和それから京都教育大附属の入学者が多かったのに驚きました。後者2つはSSHの影響だと思います。そういうプログラムは有効に働いているようです。入学後、特に大学院での追跡調査は難しいですが。

  6. 【114657】 投稿者: 小4母  (ID:WL.jxRXwwmw) 投稿日時:2005年 06月 19日 15:11

    本題とはちょっと外れてしまいましたが、物理屋さん、京理OBさんのお話を興味深く読んでいます。
    大学に入って間もない頃、有名進学校出身者たちが「ブルバキ」について熱く語り合っているのを見てひどく驚いたことがあります。聞くと、高校生のときからブルバキ数学原論を何冊か読んでいたそうで、「別にそんなの普通でしょ?」みたいな感じで軽く言われたので、ショックで倒れそうになりました。私もブルバキの名前ぐらいは知っていましたが、読もうと思ったこともなかったし、まして友達とそんなことを語り合うなんて、私の通っていた公立高校では考えられないことでした。そういう本を当たり前のように手にしたり語り合ったりできる環境は、やはり、有名進学校ならではのものでしょうか。
    でも私が専攻した分野は、数学系ではなく、自然現象をじっくり観察することが大切な分野だったからでしょうか、どちらかというと地方出身でノンビリした子ども時代を送ってきた人が多かったように思います。(東京の御三家出身でその分野の研究者になった人も中にはいましたが。)

  7. 【114861】 投稿者: 物理屋  (ID:8cbOoCOXGJ2) 投稿日時:2005年 06月 19日 22:08

    京理OB 様

    詳しいご返答ありがとうございます。解析にはほぼ同意いたします。
    大学入学以降、特に大学院進学以降の研究能力と大学入試までの受験能力とは
    かなり異なるのは当然ではありますが、有名進学校出身者の場合には、受験までの
    能力に慢心してしまって、より能力を伸ばし損ねる傾向があるのかもしれません。

    小4母 様

    大学入学当時、有名進学校出身者をはじめとする人たちに圧倒された覚えもあります。
    でも、今となっては意外とそういう人たちは最前線にいなかったりしますよね。
    なかなか難しいものです。

    とにかく、我が子のためにどういう道がいいのかよく考えて見たいと思います。

    スレ主 様

    かなり違う方向へ話を持っていってすみませんでした。でも、灘をはじめとする
    有名進学校への進学の意義を一緒に考えたいと思いましたので。ご了承ください。

  8. 【116130】 投稿者: 灘にこだわらなくても  (ID:Dwr0mr3kZlE) 投稿日時:2005年 06月 21日 15:07

    小4母 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 本題とはちょっと外れてしまいましたが、物理屋さん、京理OBさんのお話を興味深く読んでいます。

    京大OBさん、物理屋さんの格調高い話で出てきて良かったですね。釣られてまいましたさんの話も本当でしょう。
    最初の方で言われていた塾の公開テスト(多分月1回)だけを4年生の間受けられて状況判断されるといいです。
    息子の場合は算数が全国レベルでトップクラスだったので勉強しなくて良かったのでしょう。皆さん夏休みが過ぎてから猛烈ラストスパートに入られたとのことですが、息子の場合は8月末の灘中模擬試験でトップとってからあんまり勉強しなくなりました。
    特に算数の日はほとんど勉強しなくて、「今日も賞品かせいでくるは」と塾へ出かけました。(今はどうかしりませんが、その当時はベスト3に入るとノートや鉛筆が貰えました。)塾の試験は5,6年の間に同じ問題、類似問題が5,6回でてくるので最後の方は問題見ただけで答えが判るとうそぶいていました。
    残念ながら入試では算数を1問チョンボって塾長に「おまえが算数チョンボするからトップを他塾に奪われたないか」とおこられたそうです。
    こんな息子も大学出て就職したら只の安サラリーマンです。
    あと、灘中入ったら近所のママさんとは学校の話は絶対出来ませんのでその点は気をつけて下さい。
    それではご健闘をお祈りします。

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