日東駒専 vs 金沢大・岡山大・広島大｜掲示板スレッド

＞財政支出の優先順位や教育の費用対効果という面からみて、国公立・私立を問わず、大学の再編は不可避だと思いますが。

そのようなお考えが、高等教育政策に市場原理や効率性を導入した素朴な意識なのだと思われる。だが、古代ギリシャからの学問観すなわち理論知、さらに古今東西に亘り大学がその中核たる地位を占めてきたとの経緯を考慮するとき、いかがなものか。ましてや、この国でそれらは専門学校に期待されている使命のはずだ。

私は、そうした営利至上の本音を隠ぺいしての「実践知」の押し付けに、どうにも薄気味の悪さを覚える。また、本掲示板で高言される「数学至上（万能）論」のごとき俗論も、その延長線上にある。フロイト的には、数学が苦手との劣等感の表れなのかもしれない。

真剣に物事に向き合いたくても、それを題材に文章を書く中で高いレベルの自問自答ができないなら、理数系あるいは芸術系に行くしか無いのかも。

むしろ君のような数弱の、大学での居場所があらゆる学問分野でなくなり始め、趣味学問の人文系数弱たちの断末魔の叫びが、エデュだけでなく、Xのそこかしこでこだましているよ。呪詛がでることでることw

国や人を呪う前に、中学数学からちゃんとやり直せばいいのにw

普遍的価値や人間存在の探求の場である「大学」の数が増えているにもかかわらず、その要となるはずの人文知が弱体化して、倫理・道徳のない経済・技術開発が進み、軍拡への歯止めが効かなくなってきていること、「理想ではなく現実をみてみよ」と言われた大学および大学人が理想を語らないことが問題だと思います。

国の研究費の配分方法が間違っていると思う。
役人や一部の学者に、将来、大発見や大発明につながる研究を特定する能力などない。
広く薄く研究費を配分し、その研究の中から大発見や大発明が生まれることを期待すべき。
ノーベル賞を受賞したオワンクラゲや地中の細菌の研究が、今の競争方式の研究費配分で研究費を獲得できたかどうか考えるべき。

現実問題として、選択と集中によって選択された研究対象の中には、くだらない買い物に予算を当て無理矢理使い切る、いわば地方自治体の年度末無意味公共工事の様な程を示す例や、露見しにくい方法で実質的な預け金を業者にする例があるだろう。

そもそも選択と集中は、行政官が成果の上がらない可能性のある研究に予算をつけた事に対する叱責を免れる為に採用された側面がある。

だが、基礎研究というのは、ある時には成果無しに見えた結果が、別の時には大成果に繋がるもの。
配分を平均化してあげてとは言わないが、今のままが良い筈が無い。

もっと、本質かつ大きな視点で捉えなさい。

法政の水野和夫さんの本でも目を通すとよい。