一低住専(田園調布、成城)｜掲示板スレッド

庄司薫に「赤頭巾ちゃん気を付けて」という小説があります（その後、４部作になります）

大学紛争で東大入試が中止になった1969年（昭和44年）、日比谷高校３年生を主人公とした小説です。

東大合格確実と言われた大秀才がどうということはない日常にマセたことをいろいろ考え対話する、という小説ですが、主人公の薫君、ガールフレンドの由美ちゃんの家は、都心の麻布あたり（正確に覚えていません。もしかしたら高輪か白金だったかも）です。
二人とも生垣を巡らせた大きな家に住み、近隣住民含めてスノッブそのもの。三丁目の夕日に描かれた下町の風景は全くありません。

（小説自体がスノビズムの極致で、学校群前の日比谷高校（東大に１５０人くらい入っていた）やいくつかの都心名門校を礼讃し、田舎から日比谷高校に越境入学した人をば。。。かにし、という小説ですので、割り引いて考える必要はあるかも知れません）

昭和３０年代と４０年代で、かなり価値観が変わっているような気がします。

懐かしい。今は図書館に行かないと読めないね。

先日行ったきたけど、商業施設がほとんどない。
30年前とあまり変わらない。
結局、住み着いてもらえるかどうか、
なのですね。

スノビッシュなスレでスノビズムな小説批判されても。ドラマ「長男の嫁」では、戸建て自慢の姑の野際陽子が何かにつけ、「赤堤のおうちに帰りましょう」が口癖でしたね。ルート246もバブルの頃は金満象徴国道の扱いでした。

と、とんでもない。
批判しているわけではないです。
私自身、ことに、連作の三作目、「白鳥の歌なんか聞こえない」は好きでした。
私の母校も、変人だけれど愛すべき在学生を登場させ、遠回しに賞賛されていますし。

ただ、小説の立ち位置を説明しておかないと、ご存知ない方に誤解を与える、と思ったに過ぎません。

その作家が福田しょうじという名前で発表した「喪失」の中でも、ガーデンパーティーに若者たちが集いますね。
その本に収められた「蝶をちぎった男の話」も、働かなくても優雅に暮らしている人々が、奥まった植え込みの中の素敵な洋館にいました。

あのおうちはどこだったのでしょう。

中村紘子の夫
だったかな。

人口が少しでも増えている首都圏でも、人口が中心部に向かって移動し街が縮小しているように見える原因は、

1 バブル崩壊による地価の下落、企業（特に国鉄JR）などから土地が放出された。また湾岸の工場が閉鎖してタワマンが建てられるようになった
2 小泉政権の頃の容積率の緩和により、大きな集合住宅が建てられるようになった
3 共働きの増加により、都心が好まれるようになった

あたりが原因ではないでしょうか。

このスレの第一種低層住宅専用地域に限れば、建蔽率/容積率が、40%/80%の地域と50%/100%の地域で、受ける印象がかなり変わると思うのですがいかがでしょう。40%/80%の地域の方が、かなりゆったりした印象を受けます。

チバリーヒルズは、youtubeでしか見たことがありませんが、アメリカっぽい住宅街ですよね。海外に住んでいた頃、私が見た中で感心した住宅は、

首都ワシントン郊外のポトマック川近く（メリーランド州）のリバーロードにある住宅街で、一軒あたり野球場が数個はいるぐらいの広さの芝生の中にポツンと家がある地域。

第３代アメリカ大統領のジェファーソンの家　（奴隷も使っていた）

コネチカット州やメイン州のプライベートビーチを持つ家（たぶん別荘）

かな。西海岸にはあまり行っていません。仕事と購入資金の問題がなければ、チバリーヒルズに住んでみたい気もします。多分永遠に住めないだろうけど。