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【3980335】塾歴社会 を読んで

投稿者: 保護者   (ID:QxW6D3Gra/s) 投稿日時:2016年 02月 01日 12:55

出来る子供がサピに集まり、そのなかでも更に優秀な子供たちが、鉄会で切磋琢磨する。この流れが東大や国医の王道という内容です。合格者の過半数がこのパターンだという説明です。でも、余裕ない子供は、このパターンは耐えられないという結論でした。立ち読みでしたが。
首都圏の早慶付属高校も早稲田アカデミーが合格者の大半を占めていたりします。
こういう事例って、他にもあるのでしょうか?
社会全体が固定化しているのでしょうか。

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  1. 【3981529】 投稿者: マジョリティ  (ID:TEmcRMPA8aU) 投稿日時:2016年 02月 02日 10:22

    塾歴社会って、飛ばし記事風ですね。
    話題づくりに一生懸命という印象しか受けません。

    東大に行っている子供に言わせると、中高一貫校→難関ノウハウ塾(鉄緑等)から合格してきている学生は微妙なタイプも多いようです。
    勉強はそこそこ出来てもバイタリティがなかったり、指示待ちだったり。
    もちろん、その経歴でも優れた方がいなくはないようですが。

    皆さん、少し勘違いされている点があると思います。
    東大でのマジョリティは、「高校受験を経験した公立高校出身者」なのです。
    合格者の35%ぐらいはいるでしょう。1000人以上の大集団。
    もちろん、1校1校の合格者数は開成等に比べると圧倒的に少ないのですが、公立高校には共通する雰囲気があるので、それを集団として見ることに違和感はありません。

    一方で、鉄緑会は有名ですが、実際には数が多くないので東大では決してマジョリティではありません。時折見かける程度です。
    サピックスにしてもそうですね。東大合格者における私立の中高一貫校出身者の割合が51%ぐらいなので、確かに多いのですが、関西系の方はサピックス以外の方が多いですし、鉄緑会よりは目立つ程度で、やはりマジョリティではないのです。

    王道に見えてマジョリティではなく、その王道で東大に合格していてもやや微妙な面がある。
    となると、その属性を持っていても、それほど大きな影響力がありません。
    ですから、飛ばし記事風なのです。

    一方で非常に目立つのは、ピアノかスイミングをやっていた方。
    東大生で、そのどちらもやっていなかった方はもぐり?ぐらいに多いそうです。

    少し前のアンケート調査でも、東大合格者に占めるピアノ経験者の割合が非常に高かったことに驚きました。

    ちなみに、一般の子供の「子どもの頃に通っていた習い事」のアンケートでは、
    1位 水泳 42.9%
    2位 書道 32.3%
    3位 学習塾 30.5%
    4位 音楽教室 26.1%
    5位 英会話 15.3%
    ですが、これが東大生に限って見ると、
    1位 水泳 65.8%
    2位 ピアノ 56.4%
    3位 英会話 32.2%
    4位 習字 25.7%
    5位 サッカー 19.3%
    となります。
    ピアノ率の高さが尋常ではありません。

    サピックス、鉄緑よりも、スイミング、ピアノなんですよね。東大生のマジョリティは。
    そういえば、うちの子供もサピックス、鉄緑には関係ありませんでしたが、ピアノは中学生まで続けていました。

    「塾歴社会」ではなく「習い事歴社会」の方が正しいかもしれません。

  2. 【3981534】 投稿者: 外国人の塾歴社会の活用  (ID:jkREMcb/rmE) 投稿日時:2016年 02月 02日 10:23

    サピックスで子供を迎えにいったときに、
    外国語を話す人(中国系)が相当数いたのには
    びっくりしました。

    実際、一定以上の中高一貫校には相当数の
    外国籍の子弟がいます。

    彼らは日本社会にあってはマイナーですから
    日本社会で認められるように学歴を獲得しようと
    しているのだと思います。
    (かつて欧米に留学した日本人や、日本に
    留学した中国人、現在の芸術やスポーツ留学を
    している日本人と同様に)

    これらのインターナショナルな子どもたちは、
    今後、日本社会のエリート層を形成する可能性が
    高いと思います(帰化人や明治時代のお雇い外国人を
    はじめとして、日本史上、外国人が日本の政策形成に
    コミットすることはありました。)

    このインターナショナルな子どもたちの形成に
    塾や予備校は貢献しているということでしょうね。

  3. 【3981552】 投稿者: 鉄緑  (ID:PvUSaeIaKBg) 投稿日時:2016年 02月 02日 10:35

    東大の合格発表で男女混ざって記念撮影していると「共学はいいなあ」の声が。
     
    いえいえ、実は全員別学出身、鉄同級生繋がりなんですけどね。

  4. 【3981677】 投稿者: 小心者  (ID:M.gK2APwKV2) 投稿日時:2016年 02月 02日 12:05

    この手のものって比較的わかりやすいサイドからの圧を感じます。
    以前あった「推薦やAO入学生は就職で不利」というのと似ています。
    これに至っては会社の総務系部署で信じきってるひとも出現していますが。

  5. 【3981754】 投稿者: 仮説の有用性と陥りやすい罠について  (ID:jkREMcb/rmE) 投稿日時:2016年 02月 02日 13:25

    確かに「塾歴社会」というわかりやすいラベルは、
    それ自体アナウンス効果だけではなく、悪い意味での啓蒙的効果もあり、
    (つまりこれだけですべて説明できるというふうな
    過度な一般化と常識化がなされる危険があり)
    多くの人が、現実ではないイメージだけで事象をみて
    しまう可能性もあります。

    個人的な経験からいえば、「AOや推薦が就職で不利だ」とは
    必ずしもいえないかもしれませんが、一般入試の学生と
    推薦の学生で学力の性質に違いがあるのは痛感します。

    一般入試の子供たちは、出題者と受験生の間に面識がない
    テストをくぐってきただけあって、最低限の学力は
    持っている子が多い気がします。ただし、コミュ力が
    備わっているかは子供次第です。

    推薦入試の子供たちは、(1)人柄も明るく、まじめで先生に
    好かれるタイプか、(2)一般入試では入れないので、
    先生が気を使って推薦で押し込もうとしているタイプの
    いずれかと思います。後者の学生は、就活では
    やはり不利になります。

    いずれも就職先の面接官がどのように感ずるかです。
    推薦入試だから就活で不利となるとは限りません。

    「塾歴社会」という概念も、上記の「推薦入試が
    就職に不利」という神話・都市伝説と同じく、
    これでもって説明がついてしまうという「錯覚」を
    与える可能性があります。

    ただ、子供やその家族と接する中で、一定の階層が
    存在するという新しい現象も出現していますので、
    これら全体を分析・説明するための
    作業仮説や概念として「塾歴社会」を
    想定するのも、とりあえずは有用でしょう。

    著者には、数的分析や質的分析を
    今後継続して行うことが求められている
    ということでしょうね。
    今後、分析対象を卒業後にまで広げて、
    分析されることが期待されます。

    もうちょっと大きな話をすれば、
    明治維新を進めたり、日本の
    大陸進出を進めたりして
    日本の歴史を作ってきたのは、
    私塾や勉強会だったわけです。

    今後は、資本主義的な私塾(大学を
    含む)が日本の政策を作ったって
    おかしくないと思います。
    (というか、やっているということか)

    今後塾で教えるであろうALで
    勉強する内容には、本来
    国家の指導者が学ぶべき内容を
    含んでいます。彼らが実際に
    指導者となったとき、とりあえずの
    たたき台として塾でまなんだことを
    前提に考えるのは、当たり前ではないかと
    思います。

  6. 【3981811】 投稿者: 小心者  (ID:M.gK2APwKV2) 投稿日時:2016年 02月 02日 14:17

    松下村塾は「受験塾」ではありません。
    コラム「塾歴社会」にある塾とは「受験塾」です。
    念のために。

  7. 【3981906】 投稿者: 受験塾の歴史  (ID:jkREMcb/rmE) 投稿日時:2016年 02月 02日 16:07

    明治以降の受験塾の歴史で有名なものは
    研数学館や駿台でしょう。特に前者は、
    1897年(明治30年)です。これらは、
    旧制高校・旧制専門学校の制度に対応して、
    作られたもので、一見すると明治以降の
    商売のように見えます。

    でも、明治以降にできたこれら「受験塾」は、
    それ以前の江戸以降の私塾の伝統を引き継ぐものだと
    理解しています。

    私塾は、幕府や藩の学校とは別に民間でできたもので、
    必ずしも朱子学ばかりではなく、蘭学や医学も
    教えていました。

    今日的に言えば、ついた生徒のニーズに応じた
    商売だったのだのではないかと思います。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A7%81%E5%A1%BE%E4%B8%80%E8%A6%A7

    これら私塾の中には、ご指摘の松下村塾もあるかと思います。

  8. 【3982053】 投稿者: 商業主義  (ID:XO/BRsy8jRg) 投稿日時:2016年 02月 02日 18:51

    この著者は、既存の私学や塾におもねるような著作が多い。評論家を自称するなら批判的な視点を持たないと失格。
    これじゃ尾木ママの方がずっと上だよ。

    生徒が塾漬けで青春時代を送り、大人になれば確かにペーパー試験を前提とする専門職には有利かもしれない。でもその後は伸び悩みの人材ばかりじゃないの?
    問題は、塾は受験のテクニックや知識を教える学校だが、フィロソフィーは教えないということだよ。
    松下村塾を始め、江戸末期や明治初期にあった私塾は、思想を学ぶ場でもあった。
    今の塾にはそれはない。当たり前。
    本来、塾に行かなきゃ受からなかったなら恥ずかしいと思わなきゃダメでしょ。
    思想なき塾教育でいくら勉強しても人口知能の前に無力な似非知識人を作るだけだよ。

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