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【6909923】中学受験前提の私立小学校のメリット、デメリット

投稿者: サイクロン   (ID:ZiSRZ9oDJhk) 投稿日時:2022年 08月 28日 15:09

 内部進学でいける中学校がない私立小学校、という国立学園の立ち位置は、入学してみないとなかなか分かりづらいですよね。
 通っていれば「そらそうだよね」ということでも、入学前の方には分かりづらいことも多々あると思います。
 こういうスレッドは、得てして批判が多くなりがちなので、やや良い目のことに重点を置いて、バランスを取りたいです。
 

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  1. 【6909935】 投稿者: サイクロン  (ID:ZiSRZ9oDJhk) 投稿日時:2022年 08月 28日 15:20

     最も大きいと思われる良い部分は、「学校の授業が、中学受験を前提としたものとなっている。」ことです。
     よく、公立小学校の授業について、中学受験との乖離が指摘されています。
     その点、国立学園は、低学年のうちから、「漢字練習」「日記」をさんざんやらせます。高学年になって塾の公開模試等を受けるようになり、ようやく漢字練習を重ねてきた有難さや、日記が「国語等の記述問題の練習だったのだ」と気付かされました。
     また、高学年になってからの一斉テスト(中学からの定期テストみたいのが小学校1年生からあります)での理科、社会の問題は、結構なレベルです。もちろん、これだけでは、難しい中学校の受験に十分とまではいきませんが。ただ、それでも基礎的な部分とある程度の応用部分について、学校で理科社会を週に45分4コマずつ授業をしてくれるのは、大きいと思います。公立小学校の場合は、学校の授業が受験から乖離していた場合、塾で理科社会を週に90分勉強するのが通常コースでしょう。理科社会については、国立学園の授業を頑張る価値が大きいと思います。

  2. 【6909945】 投稿者: サイクロン  (ID:ZiSRZ9oDJhk) 投稿日時:2022年 08月 28日 15:29

     一方、最も大きなデメリットは、通学時間がかかることです。
     国立学園は、駅から学校まででも15〜20分かかります。自宅から片道45分でも1日90分、片道1時間だと往復2時間かかります。
     この通学時間が、最終的に睡眠時間に跳ね返ってきます。
     公立小学校の生徒さんだと、朝7時とか7時半起床でも学校に間に合うところ、朝6時起床になると、それだけで寝る時間が1時間違います。
     また、高学年になり塾等に行く際にも、公立小学校なら一旦帰宅して少し休んでから塾に行くところを、国立学園はほぼ休憩時間なしで塾に行くことになります。
     そういう意味で、なるべく国立学園に近いところ、電車の乗り換えなしで直接通えるところに住んでいる方が楽だろうな、と思います。
     ちなみに、国立学園と国立駅の間にサピックス国立校があったりします。家が国立学園に近い子は、ここに通う選択も有力なようです。

  3. 【6913270】 投稿者: サイクロン  (ID:JsMxhzlT5Oc) 投稿日時:2022年 08月 31日 12:40

     基本的に、同級生全員が中学受験をします。なので、「他のお友達は遊んでるのに、自分だけ勉強」みたいな違いが出てこないです。
     まあ、そもそも同級生の家が離れているので、「家に帰ってから一緒に遊ぶ」というのがそもそもないのですが。放課後は、学校の下校時間まで、同級生と学校で遊びます。ゲームとかではなく体を使った遊びになるので、これは健全ですね。ただ、4年生くらいになり塾に行く子が増えると、そういう機会も減ります。
     また、子供が「当然中学受験をするもの」という感覚で、そこに疑問を持ちません。これは良いのか良くないのか、よくわかりません。
     学校側も、教員が中学受験に向けて一丸となって準備している感じです。毎年、卒業生保護者との懇談会とか、大学生になった卒業生の講演とか、希望者参加のイベントがあります。定期テスト等の結果を元に、受験相談等もしてくれます。なお、「生徒数が少ないので、大手塾のような指導は難しいのでは?」と思っていました。ところが、大手塾と異なる切り口ですが、「卒業生の進学後の追跡調査」をしており、進学先の学校の実際の様子を、大手塾よりも詳しく把握しています。そのため、「進学後にその学校が合うか」等の視点から受験相談に応じてもらえるようです。勉強以外に子供の日常生活を見ている学校側の受験相談は、塾とは違った視点を得られるように思います。
     小5の春頃から生徒の個人面談、親の個人面談の中で志望校等の話が出始めます。全体保護者会でも「中学受験に向けた道のり」みたいな話があります。
     

  4. 【6914873】 投稿者: サイクロン  (ID:voMax9U68cU) 投稿日時:2022年 09月 01日 18:03

     国立学園は、運動関係も力を入れています。
     校庭は木登り自由で、雲梯は見たことがないほどの高さです。
     入学試験で「斜め平均台を登って跳び箱の上から飛び降り」が必須なのは、そのくらいの体の強さ、運動神経、度胸は必要ということです。でないと、ビビって遊具から変な落ち方をして骨折とかしかねません。
     体育の授業も、陸上の徒競走や水泳はタイムを取り、縄跳びは何級まで行けるか競わせます。
     運動会では、徒競走は順位をつけ、1〜3位は色違いのリボンをつけます。1位のリボンを目指して全力疾走です。
     そして、5、6年男子はピラミッドと騎馬戦です。いずれも先生方がそばにいて怪我しないように補助していますが、「危ないからやらせない」ではありません。(ただ、ピラミッドは、周りを囲むかピラミッドに入るか、希望を確認されるようです。)
     5、6年女子も2人3脚、3人4脚等の全員リレーです。結構ハードです。
     全種目に点数をつけ、クラス(梅、松、桜)ごとに6学年通しで集計し、優勝を決めます。
     勉強に関しては、特に競争をあおらないのですが、運動に関しては、かなり競争させます。
     国立学園では、「足が速い」はかなりステイタスが高いです。

  5. 【6915803】 投稿者: サイクロン  (ID:bUkC15q5lx2) 投稿日時:2022年 09月 02日 12:56

     公立小学校の様子に詳しくはないので、想像上の比較になりますが。
     国立学園は、優秀な同級生が多くいて、刺激を受けることができます。地域の子供ほぼ全員が入学する公立小学校とは、おそらく同級生の雰囲気はかなり違うだろうと思われます。
     教科ごとに専任の先生がいるので、それぞれの担当科目に力を注いで準備しておられるはずです。公立小学校の先生は、ほとんどの科目をお一人で担当していると思われ、科目ごとに注げる時間や力には限りがあるように思われます。また、国立学園は、科目ごとに先生が変わるので、特定の先生と気が合わなくても、問題はその科目に限られます。公立小学校の場合、担当の先生と気が合わないと、ほぼ1日中それが問題になりそうです。
     学校側は、勉強に関してはそれほど競争をあおりませんが、生徒の間では、やはり「成績が良い」「頭が良い」というのはステイタスが高いです。皆さん勉強をしているので、「勉強するのが当たり前」という雰囲気もあり、「ガリ勉」などと揶揄されることは間違ってもありません。
     一方、中学受験に向けては、やはり大手塾などに通ったり通信教育を受ける方が多いです。国立学園の受験を意識した授業の上に塾の勉強を上積みするので、そこは有利ではあります。ただ、国立学園の授業だけで難しい中学校に入れるか、というと、「大丈夫!」と断言はできないと思います。
     公立小学校で中学受験する場合は、学費がほぼかからず、塾の費用のみです。国立学園に通うということは、塾の費用のほかに、学費を支払います。お子さんを国立学園に通わせるか、は、国立学園のメリットを受けるために学費を払うか、ということです。そういう意味では、国立学園に通わせるメリットが沢山あるのは、むしろ当然とも言えますね。

  6. 【6917159】 投稿者: サイクロン  (ID:6tJSioYinuU) 投稿日時:2022年 09月 03日 17:18

     今度は、内部進学の中学校がある私立小学校との比較です。まあ、これも実態をほとんど知らないので想像ですが。
     私立小学校の場合、大学まで内部進学が可能な所と、中高まで内部進学の上で大学受験の所に分かれるように思います。
     大学まで内部進学なら、塾も受験もないですから、自由なものです。そして、そういう中で、一部の子が、人格勉学スポーツいずれもとんでもなく優秀に育ったりします。まあ、これは比較してもしょうがないですね。
     一方、中高内部進学、大学受験の私立小学校の場合、入学後、最初の受験が大学受験になるわけですよね。受験がなく自由な時間を過ごせる点は魅力的だと思います。ただ、最後に大学受験が控えていることを考えると、12年間の過ごし方が難しそうだな、と感じます。
     国立学園の6年間ですら、中学受験に向けたスタンスは、生徒それぞれ異なると感じています。正直なところ、小学校入学時点で、高学年になってどの程度勉強をするようになるか、なんて正確には分からないですよね。
     まして、小学校入学時点で高校生になってどのくらい勉強しているかなんて、想像がつかないのではないか?と思うのです。
     その意味で、高校まで内部進学の上で大学受験、という私立小学校と比べると、国立学園のように中学受験を間にかますのは有りなのかな、と思います。

  7. 【6918564】 投稿者: サイクロン  (ID:tI4ABumakdo) 投稿日時:2022年 09月 04日 16:37

     どうせ私立小学校で中学受験があるなら、小学校だけで受験対策が万全になるといいですよね。ただ、実際は、それは難しいのだろうと思います。どうしても塾の出番があります。この意見は、単なる一意見にすぎませんが。
     難しい中学校を目指す場合、少なくとも算数は、国立学園の授業だけでは不足が生じてしまうようです。難しい中学校の受験で出るような難しい算数の問題を解けるだけの授業を、国立学園で提供することが難しいのだと思われます。学校の授業では、「生徒全員に同じ内容の授業を提供する」からです。小学生は、成長の度合いもそれぞれ違いますし、勉強の進み具合も違います。目指す中学校の難しさもそれぞれ違います。このような違いがある生徒全員に同じ授業を提供する以上、難易度が極端な授業を提供するのは困難なのだと思われます。国立学園の算数の先生は、やろうと思えば、極端に高度な授業から、基礎的な内容に手厚い授業まで、幅広く授業を組み立てられると思います。おそらく、その中で、どのような濃度の授業にするか、算数の先生も色々考え、悩んでおられると思います。今の授業濃度でも、一斉テストの結果を見ると、かなり算数に苦労されているお子さんもおられるからです。塾のように、生徒を成績順にクラス分けし、別々の授業内容にするなら、国立学園でも対応可能かもしれません。ただ、国立学園では、6年生の秋までは、成績順のクラス分けはしない、というやり方を今の所しています。そのため、少なくとも算数については、得意なお子さんも苦手なお子さんも、塾が必要なお子さんが多いと思います。
     また、算数ほど極端ではなくても、国語理科社会でも授業の濃度をどうするか、という悩みは国立学園の先生にあると思います。保護者は、大手塾が通常4科目セットであることもあって、どうせ算数で塾がいるなら、国立学園のほかに4科目塾に通わせる、という選択が多くなるのだと思われます。世に中堅校と呼ばれる中学校を目指すなら、国立学園の授業だけでも対応可能ではないか?とも思われます。ただ、国立学園の授業だけで中堅校を目指せるなら、「じゃあ、塾に行ったらもっと成績が、、、」と考えるのは自然ですし、そうなるとやはり塾という選択になるのでしょう。
     最近は、大手塾の入試対策が高度化したため、中学入試の難しさが一昔前よりも格段に上がってしまった、という事情もあります。かつては国立学園の授業だけで対応できた範囲が広かったものが、条件が変わってきたものと思われます。
     対策としては、放課後プラス(国立学園の有料放課後授業です)で、難易度別に複数の授業を提供することなどが考えられます。また、もっと早くに成績順にクラス分けをすべき、という意見もあるでしょう。国立学園も、この問題点は認識はしているようです。今後、何か変化があるかもしれません。

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