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投稿者: OB (ID:zdPL7jCK2rk) 投稿日時:2005年 02月 05日 14:39
筑駒に入学する君たちへ
合格おめでとう。
誰もが合格の確信を持ちきれない難関入試を突破した喜びを今は噛みしめて良いでしょう。良く頑張りました。しかし、これは君たちのこれからの長い長い人生のほんのワンステップに過ぎないのです。願いが叶わず涙を流した人たちがたくさんいたこと、そのなかで自分はほんの少し運が良かっただけなんだということ、両親が陰になり日向になり助けてくれたことを忘れずに、6年後振り返って、筑駒に入学して良かったと思えるよう、充実した日々を過ごすように努力して下さい。
思い上がることなく、謙虚に、そして日々努力することの大切さを忘れずに、人間として成長して下さい。中学入試を突破する力などというものは、人の能力のごくごく一部でしかないのですから。
筑駒はひょっとしたら君たち(むしろ君たちの親御さん達かな?)が期待しているかも知れない「東大入試に直結した高度な受験向き授業」などは、全く提供してくれないでしょう(僕たちの頃からおそらくずっとそうです。でも先生方は魅力的な方が多かったですよ。念のため。)。
筑駒は伝統的に自己責任が貫徹した学校なのです。自分で自分を鍛える。努力するもしないも自由。その結果は全て自分でしか責任のとりようがないのです。誰のものでもない、自分の人生なのですから。その意味で、面倒見の良くない学校、それゆえ厳しい学校とさえ言えるかも知れません。
しかし、そこは他には見出すことが出来ない、かけがえのない特別な「場」となることは確かです。先生方は、授業を通じて「考える力」をつける材料、大学における学問に通じる材料を提供してくれます。そして何より資質に恵まれた友人たちがいつも回りに溢れています。これからの2200日、ある意味で特別な、様々な才能に溢れた友人たちと日々過ごす、その「場」で、君たちはそれぞれ自分というものを成長させていくことが出来るのです。(もちろん成長させない自由もあるのですよ。自分の責任です。)
その先の大学、大学院、社会人へと続く長い人生において、この「場」が与えてくれた力が確かな自信に繋がります。筑駒の卒業生に大学で高く評価される者が多いのも、まさにこの「場」が鍛えてくれる力のお陰でしょう。入試で燃え尽きることなく、知的好奇心と向学心を持ち続け、そのまま大学・大学院で研究者・教授になったり、広く社会に貢献する立場となるOBが多いのも、そのお陰だと思います。
卒業して二十数年もたつと、同期も様々な立場で社会で活躍しています。そして改めて見渡すと、高校時代の成績はほとんどビリのような感じだった奴が立派な大学教授になっていたり、一方で、全国模試でトップをとっていたような奴が不運にも浪人中だったりということもあります。試験の成績だけでは決まらない。人生は様々です。しかし、一つ確実に言えるのは「腐ったらそれで終わり」ということです。人は自分に負けていくのです。
これまでとびきりの成績自慢だった連中ばかりが集まるわけですから、思わぬショックを受けることもあるでしょう。でも、絶対に「腐らない」こと。自分の志を高く持ち続けて、謙虚に日々の努力を忘れないこと。いわゆる学科の勉強は当然として、それ以外に自分を「人間として」成長させる努力を忘れないこと。良い本をたくさん読み、友達といろいろな議論をし、しっかり身体を使って「生活する」こと。
まだまだ人生経験の浅い子供の君たちは、この手紙を読んでも今はなかなか実感として分からないでしょうが、そう言えば先輩がなんかそんなこと書いていたなあ、などと後からでもたまに思い出しくれれば嬉しいなあ。
本当に合格おめでとう。 OB
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【1017806】 投稿者: 長月 (ID:8c4GOJe3J72) 投稿日時:2008年 09月 04日 21:46
本音2 さんへ:
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> 田植え作業やら何やらだって、入学後になって初めて実感する人間は多い。
> 大人が入学手続きして入った場所で、大人や学校によって敷かれたレールの一環のように、
> 行事について感じるものもいるのだということを分かって欲しい。
そうなんですか。それはちょっと残念でしたね。我が家は水田があるからこそより学校を気に入ったくちでした。もう数年前の入学ですがそのころは大抵の学校案内には水田作業のことは載っていました(今は違うのかな?)。また塾だったかの学校紹介記事でも少し詳しく水田行事のことが書かれていたのを面白く読みました。(でも確かに知らないこともあり音楽祭などは嬉しい誤算でした。)
いずれにしろ、これから受験の方はできれば色々知っておかれた上で学校選びをされた方がいいですよね。
「ケルネル田圃」はgoogleでも検索可能です。
また、ケルネル田圃の名称はドイツから招聘されたオスカル・ケルネル氏に由来するもので、東京帝国大学総長古在由直氏もケルネル氏から直接手ほどきを受けた方々の一人だそうです。
オスカル・ケルネルについてはwikipediaの記事を下記にそのまま引用しておきますね。
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オスカル・ケルネル(Oskar Kellner、1851年5月13日-1911年9月22日)は、農芸化学者。
日本の土壌肥料学と施肥技術の発展に尽くしたドイツ出身のお雇い外国人。
氏が研究の際に試験田として使用していたことから命名された「ケルネル田圃(たんぼ)」という田圃が、目黒区駒場野公園に存在する。現在、近隣に所在する筑波大学附属駒場中・高等学校の生徒の水田稲作実習に使われており、同校の入学式および卒業式では、ケルネル田圃で収穫された米で炊かれた赤飯が新入生、卒業生に配布される。
また、同じく駒場にキャンパスをかまえる東京大学教養学部では、平成18年度より、必修授業である「英語I」での一年生のリスニング教材に、氏の功績を題材にしたものが登場している。
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もう少し詳しく知りたい方はこちらも。
http://www.nodai.ac.jp/journal/research/tomoda/07011_01.html
また別のスレで生徒による学校紹介のサイトも紹介されています。 -
【1018290】 投稿者: 駒場野公園 (ID:aqmFXE6bRIM) 投稿日時:2008年 09月 05日 12:33
中1と高1が携わる田植え〜息子の時は学年通信で案内をいただいたので見に行きました。
近隣の小学生や幼稚園生は先生に引率されて畔道で見学していましたが、
私たち保護者は雑木林越しに見下ろす形で垣間見る感じで、
“あまり見えなかった”ですね(笑)。
終了後高1生たちが童心に返ったように楽しそうにはしゃぎながら公園を通って
学校へ戻っていく姿は目撃しました。
よく偏差値のみで取り沙汰される筑駒ですが、学校の雰囲気にそこはかとなく
漂うまったり感やのどかさがあるのは水田周辺に残された自然にも関係あるのかな、
とふと思います。
目黒区ホームページの片隅にケルネル氏が教鞭をとられた駒場農学校の記載があります。
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/shokai_rekishi/konnamachi/michi/rekishi/hokubu/nogaku/index.html -
【1018336】 投稿者: 駒場野公園 (ID:aqmFXE6bRIM) 投稿日時:2008年 09月 05日 13:13
上記URLではうまく行き着かないみたいですね。
駒場農学校 または 駒場農学校 目黒区 で検索した方が早いみたいです。 -
【4867835】 投稿者: 今日は (ID:/VZ/dP7i4Ko) 投稿日時:2018年 02月 05日 21:33
合格発表の日でしたね。
合格された皆様、おめでとうございます。
恒例のようなのであげておきます。
(今年はOBさんの初版スレです)
実りある6年間となりますように。 -
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【4868679】 投稿者: ありがとうございます! (ID:F1OntLIEnvA) 投稿日時:2018年 02月 06日 10:59
あげていただき、
ありがとうございます!
息子に読ませます。 -
【4879077】 投稿者: 繰り上げ合格 (ID:ZCdbuAhozzg) 投稿日時:2018年 02月 11日 15:45
筑駒は、繰り上げ合格の連絡があるのでしょうか。
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【4879427】 投稿者: 繰り上げは、 (ID:/VZ/dP7i4Ko) 投稿日時:2018年 02月 11日 19:19
2月5日の日に速達で発送された「繰り上げ候補者」通知が届いた方が対象となります。
本日の招集日で欠員補充があると思いますが、連絡は電話でつながるまで連絡をとるそうです。
なお、試験の点数が同点の場合は、同じ点数の方全員が繰り上がるそうです。
数年前の説明会より・・・ -
【4885002】 投稿者: 追加 (ID:0TT4pZMQGCk) 投稿日時:2018年 02月 14日 20:41
説明会でのお話。「毎年繰り上げ合格者を出していますが、担任はもちろん現場のどの先生にも誰が繰り上げかは通達されません。学力も1点2点の差なので違いはないので気負うことなくどうか入学してください。」ということでした。