サピックスは本当に良い塾なのか？｜掲示板スレッド

解説の詳しくないテキストへの順応が、実は難関校合格と入学後の学力の伸び、その先の東大やそれに準じる超難関大学合格に繋がっています。
大幅に省略された解説の「行間を読む」訓練を課せられた意味とその効果は大学受験期に特に実感すると思いますよ。

>テキストの解説の充実もレイアウトの美しさも難関校合格には無関係な要素

なるほど。
テキストの解説の充実とレイアウトの美しさでは、啓明館＞四谷＞サピックス
難関校実績では、サピックス＞四谷＞啓明館
無関係どころか、逆の相関を示している現実。
不親切テキストを使えば、親塾とか個別をガッツリ入れることで成績が上がる可能性もありますよね。

サピックスの生徒さんから聞くのが、「本番が一番楽だった」です。
往年のPL野球部とか二子山部屋も、練習が地獄だから「一番楽な本番」で勝てると言われていました。それって、当たっていますか。
過去問を毎日４科目やって、間違った箇所の類題までやらせる追い込みを家庭学習でやれば「本番が一番楽だった」状態を作れますよね。

サピのモチベ維持って巧みなのでそれ込みで自宅で再現は無理でしょう。似たり寄ったりレベルの他人が大勢いるからこそ磨かれ輝くのだと実感中。それは金払っても他塾で買えないものでしたね。何しろ人がいないので。さらにプラスアルファもあるしね。

>サピのモチベ維持って巧みなのでそれ込みで自宅で再現は無理

練習を地獄化することで強くするPL野球部や二子山部屋とは異なるみたいですね。
競争意識でしょうか。開成受験生は他塾なら３年間一番上のクラスが定位置なのに対して、サピックスさんはそうでもないよ、みたいな。

テスト馴れはあると思います。通常同じ校舎には学校の「おともだち」(異性も含め知り合い程度も含め)がいます。
コース(クラス)は隠せるはずもなく、○○くんは上がった、●●ちゃんは何コース、と嫌でも情報が流れます。テストの度に子どもながらに緊張を強いられテストに慣れて行きます。
子どもの育成にとって本当に良いのかという問題はあると思いますが、本番に強くなるのは間違いないでしょう。

同じ環境でも見えてる視点が異なるのであくまでも我が家は、ですが。
要は来てるお子さんの常識力や素行が良いのです。おまけに賢さもある。将来進学校へ行こうとしてる子たちなので、あの雰囲気を既に味わっているわけです。この環境のまま中学以降も過ごしたいという気持ちもモチベの１つですよ。塾で人間関係のドツボにはまってる子はそうは思えないでしょうが、大半は割り切りでサラッとかわしてるお子さんばかりのようです。深入りしない関係がまた好みのようです。

集まってくる生徒のコミュニティーを組み分けテストで上手く盛り上げている感じですかね。「アルワンで机並べるよね」とか「みんなで開成行くぞ、おー」みたいな。
東大卒の囲碁棋士の石倉昇が、「開成に入ったら、サークルのノリで東大目指すから楽でした。囲碁のプロ試験は孤独でした。」と答えています。その理屈ならサピックスは楽で他塾は孤独なんでしょうね。
しかし、最初から一番だったわけでなく、日能研とか四谷を逆転理由にはならないと思います。