受験の伴走者だった自分に、娘が教えてくれた「親の一番の役割」とは?【Sakurako vol.5】(2ページ目)

娘が教えてくれた「親の一番の役割」

最後になりますが、「親の役割」「親子関係」と言う話題で思い出されるのが、上の子が5年生になる直前のできごとです。それまでは、いわゆる「完全な伴走」をしていて、一緒に勉強スケジュールを立てたり、社会や理科の暗記を手伝ったりしていたのですが、ある日、急に不機嫌になった娘が「お母さんはもう口出ししないで!自分でやるから!!」と言い出しました。その週は日能研の育成テストの週でしたが、娘の勉強には一切口出しせずに過ごしました。

そして、娘が一人で勉強して臨んだ育成テストの結果は、それまでのテストとほとんど変わらない評価でした。それ以降、私が積極的に娘の勉強に関わることなく過ごしていますが、中学受験勉強で自律自走したおかげか、中学生になっても、やるべきときは自主的に勉強して、きちんと成績を残してきています。受験勉強を通して、わが子の成長と自律・自立を促すことが、親の一番の役割なのかもしれませんね。

まだまだ幼い息子には手をかけることも、目をかけることも必要そうですが、自立の芽を摘まないように見守っていきたいと思います。

Sakurakoさん

Sakurakoさんのプロフィール

中学1年生の女の子と小学校4年生の男の子のママ。上の女の子は2021年の中学受験で第一志望の中高一貫校に合格。下の男の子も今年からサピックスに通塾をはじめました。
Sakurakoさんの記事一覧