胸にズドンと刺さった「息子を一貫校に入学させた理由」

今年の夏、何度も目撃したセミの羽化。生命の神秘を感じて友達に画像を送ったら「セミ大嫌い!」と怒られました
今年の夏、何度も目撃したセミの羽化。生命の神秘を感じて友達に画像を送ったら「セミ大嫌い!」と怒られました

こんにちは。ライ太です。

登校班の見送り当番をしていると、小学校6年間で子どもがどのくらい成長するか分かります。幼児同然の1年生は男女関係なしに可愛らしく、6年生だと女子は中高生と見間違えるような子がいることも。
一方、見た目で分からないのが精神的な成長です。高学年になれば反抗的な態度をとることも多いようで、ある高学年男子ママは「親の言うことなんてシカトだよ」とボヤきます。

前回のブログでは、息子が都立中に合格したAさんの事例をご紹介しました。今回は、とある男子ママのエピソードを。

母を決意させた息子の態度

母を決意させた息子の態度

家族仲の良いBさんファミリー。息子は私立一貫校に通っています。中学受験した理由をBさんに尋ねると「もうね、本当に腹立つことが多くて、最近の態度に。この調子だと3年後の高校受験なんてこっちがストレス爆発する!と思ったの。だから一貫校にして、『高校卒業後は自分で好きなようにしなさい』ってことにした」と。
Bさんのストレートな言葉は私の胸に突き刺さりました。

「より良い学習環境を我が子に与えたい」。もちろん分かります。当然だと思います。ただ、ネットや記事で幾度となく目にしてきた中学受験生保護者のこうした意見は、お行儀が良いというか、オブラートに包んであるというか。Bさんみたいなケースだってたくさんあるはず。こういう理由で選んだっていいよねと、一気に中学受験を身近に感じることができたのです。

他人の目からすると、B家の息子はごくごく普通の男の子。中学受験にあたっては、本人の意思を尊重し、ご両親も真剣に学校選びをしたことは言わずもがなです。
Aさんの話を聞いては「高校受験っていいな」と思い、Bさんの話を聞いては「一貫校っていいな」と思い。ママのエピソードを聞けば聞くほど揺れる母心でした。