塾の先生との上手なコミュニケーション【S-II vol.10】(2ページ目)

上手に意思疎通するテクニックとは…!?

それでは長女の時にどんな質問をしたかというと…

・テストの結果が悪かったが、復習のやり方を教えてほしい
・何を重点的に復習すればよいのか教えてほしい
・宿題がすぐに終わってしまうので追加で問題集をやらせたいが、どの問題集がよいか教えてほしい
・今の段階の偏差値で目指せる学校を教えてほしい
・〇〇を目指しているが、今の段階でどうなのか、日能研のどれくらいの立ち位置にいれば合格を目指せるのか教えてほしい
・子どもの性格に合うのは別学?共学?先生たちからみた感想を教えてほしい
・わが子はどういう態度で授業を受けているか教えてほしい etc…

また、ただ一方的に質問をすればいいというわけではなく、コミュニケーションを取りやすくするテクニックもあります。

・どんどん質問するべきだと思いますが、2月6日までは6年生優先のため、5年以下の時は問い合わせを控える
・お迎え時に校舎の中まで入って待つと、話せるチャンスを見つけやすいし、話しかけるタイミングも測りやすい
・目と目があえば会釈をし、話したそうなそぶりを見せると話しかけてくれることがある
・授業やテストの日程変更を電話でし、そのついでに質問する
・テストの結果を見たテンションの高さを利用して勢いで電話する

私は、上記の技によって先生方としっかりコミュニケーションが取れてきたと思っています。
また、信頼関係を築くには時間を要しますから、今からしっかりコミュニケーションを取り、6年生最後の追い込み時にはわが子の希望を理解してくれて、頼れる関係になっていることがベストだと思います。

子どもと生徒の関係性も重要

ここまで親と先生とのコミュニケーションについて話してきましたが、子どもと先生のコミュニケーションも重要です。

長女の受験が終わった後、長女が大好きだった算数の先生は他校舎に異動しました。
長女はお友達とみんなで算数の先生の異動先の校舎に遊びに行きました。しかも1回だけではなく、2回も3回も。そのたびに、先生は遊びに来てくれた娘たちにお菓子をくれたり、授業中の教室に入れて生徒に向けてお話をする時間を作ってくれたそうです。

このように子どもと先生の間で強い関係性が作れていることも、受験を乗り切る上では重要な要素だと思います。
また、先生にとって自慢の生徒たちであり、次の世代にとって目標になってほしい生徒たちなのだと、母として嬉しく思いました。

受験が終わっても先生と生徒の絆は続きます。いくつになっても恩師は一生恩師のままなので、“大切な関係を絶やさないコミュニケーション”の大切さを長女が学んでくれて、本当に良かったと思います。

S-IIさんのプロフィール

日能研に入塾した小学3年生女子のママ。私立中に通う長女で中学受験を経験しているため、小学3年生の次女も受験をさせたいと考えている。