中2の壁?友だちが作れない娘

中学校へ入学したての頃は積極的に友だちを作ろうとします。しかし、2年生となれば、仲良しグループができ、新しい友人関係を築くことが難しくなることもあるでしょう。まさにその状況で、「娘はうまく居場所を見つけられなくて苦しんでいる」というお母さまからの悲痛な相談がありました。

どうしても友だちができない、生きていても意味がないという娘

中1の頃はクラブにも友だちづくりにも夢中でしたが、だんだん周りの友人関係が固まり始め、どこでも中途半端な位置にしかいられないことに悩んでいます。
「みんなに好かれようとずいぶん努力した、でもうまくいかない。」「今までがんばってもだめだったからもう無理だ。友だちづくりも、もうほとんどでき上がっているから新しい人間関係も望めない、生きていても意味がない」…と愚痴を言う娘。
「まだ始まったばかりじゃない。人生山あり谷あり、晴れている日もあれば雲っている日もある」といろいろなぐさめの言葉はかけているのですが…。
もしこんな場面を克服した方がいらっしゃればお話をお聞かせください。

投稿者: 不安で不安でさん

無理に合わせなくて大丈夫!わが家の克服方法

相談には、「うちの子にもそんな頃があった」という声や、そこからどう解決したのかなど、さまざまな体験談が寄せられました。

高校生になった娘は、小学校時代、周りから好かれよう、嫌われないようにと気を使っていたそうです。中学になって、親にしてみれば友だちも少なく、ちょっと心配でしたが本人は「無理に付き合わなくなって楽」とか。
娘の今一番の友だちは中2の後半から仲良くなった子です。入学当初仲の良かった子でもクラスが変わっただけで疎遠になったり好きなアイドルが同じと言うだけで仲良くなったり…結構自分らしくしている方が気の会う子が近づく様に思います。
広く浅くでも、狭く浅くでもいいじゃないですか。そんな経験を通して、先々人間関係を身につけていくんだと思いますよ。

娘が中学生のころ、我の強さのせいか部活動内で孤立してしまい一時、学校を辞めたいなどと言っていたころがありました。
せめて学校外で楽しみを見つけるきっかけになればと部活がない日曜に、自分の好きな趣味の習い事で年齢が上の人が多いサークルに入会させました。そこでは年齢が一番下ということで、先生やメンバーの方々にもかわいがっていただき、部活で味わった孤立感も癒してもらえました。
今年高2になりますが、今では元気に学校に通っていますし学校での友人関係も良好になりました。今でも部活動も習い事も続けています。
学校に居場所がなかったら、学校外で息抜きできる場所をつくってさしあげてください。

3人の娘が別々の中高一貫校でお世話になりました。みんな中2でトラブルを経験しました。でもその時は3人とも親には言わなかったのです。姉妹では何かと話し合って、泣いたりもしていたようですが、親は何も知らなかった。
後で知ったときは相談してもらえない親なのかとショックでしたが、「家では嫌なことを忘れて楽しく過ごしたかったから」と言っていたので、親は心配な顔を見せずに明るくふるまい、見守るしかないのだと思いました。
でもそれぞれに趣味に慰められたり、他に気の合う友だちに恵まれ、高校生になってからの年賀状に「あの時はごめんね」と書いてくれたお子さんもあり、振り返ってみれば楽しい6年間だったと言っています。
すべての人とうまくいくのは難しい。でもどこかにはあなたを認めて求めてくれる人がいる。めげないで、日々の暮らしの中で、私にはこれがあるという喜びのもとを見つけ明るく生きましょう。

無理せず自分らしく過ごしているうちに、状況が変わる場合もあります。学校の外にも居場所を作るなど、友だちづくりの視野を広げるのも一つの方法ですね。