「空の巣症候群」? 子離れできない自分が情けない…(2ページ目)

今は寂しくても、だんだん慣れていくもの。

親御さんが、お子さまの巣立ちに抱く感情は人それぞれ。投稿者のさびしんぼさんの気持ちに寄り添う温かいコメントもありました。

「犬を飼いましょう!きっと、癒されます。」

「私は寂しいと思う母親の気持ちって大切だと思います。学生時代のイギリスのホームステイ先のママが『いつも私のそばにいた子どもたちが遠くにいってしまい悲しい』と語っていましたよ。そのママはその気持ちと優しさをバネに、短い間だけど私たちに親切にしてくれました。
今更ながら、彼女の寂しさと優しさが蘇ります。愛情と一抹の寂しさを心に秘めて、子どもの旅立ちを見送ることができて初めて一人前の女性となる気がします。」

「しばらく思いっきり泣いちゃえば良いのですよ。ご主人から「泣いている姿が鬱陶しい」と言われるのなら、いないところで泣いちゃいましょう。このスレにも分かってくださる方もいるわけですし、乗り切れますよ。」

子育てが終わったあとのことに思いを馳せる人も

これからお子さまが巣立っていく親御さんたちも、将来のことを考えるきっかけになったようです。

「『へえ、私もそんな風になるのかな』と、ちょっとびっくりして読みました。上は高校生の息子、下に中学生の娘がいますが、息子に手を焼いているので『無事に大学に入学して下宿でもしてくれたら、せいせいするだろうなあ』と思っているぐらいです。私は子どもに愛が薄いのでしょうか。」

「私は早めに子離れの準備を始めておくに越したことはないと思っています。大好きな夫とだったら、毎日一緒にいても楽しいはず。老後を楽しみにしています。でも今は、中学生から幼稚園生の子育てに毎日追われているのですが…。」

「上の子が中3なので『まだ先』とは思いながらも、ちょっと身につまされました。ここはやはりご主人に支えてもらうのが一番の薬なのでしょう…。私も今は子どもさえいれば本当に幸せで、夫とは子どもを介さなければ何も接触する必要性を感じません。
でもこのままだと、夫と2人の生活になったときに、冷えびえとしたものを感じるようになるのかも…。スレ主様も、夫婦の関係を見つめなおすのが一番なのかと思います。」

「私も高1の息子が家を出て行った後のことを想像すると、とても寂しくなります。
幸い主人とは仲も悪くないので、私の癒しになってくれそうですが、息子が出て行った心の隙間を埋められるかどうか…。
でも親である誰もが乗り越えていかなければいけない道ですよね。私も将来のことを考えて『今から覚悟しなければならない』と思いました。」

ふだん離れているからこそ感じる喜びも

さまざまなコメントが寄せられるなか、投稿者のさびしんぼさんからも返信がありました。

「気持ちも落ち着きました。最近では主人との生活にも慣れ、犬も飼っています。未だに寂しさで涙が出るときもありますが、少しは子離れできているのだと思っています。子どもも何かあれば相談してくるし、帰省したときに『お母さんのご飯は美味しい!』と言ってくれるので嬉しくて…。家を出て少し成長した子どもの姿も見られるようになりました。私も少し成長したようです。」

ずっと一緒に生活していたお子さまと離れると、寂しくなってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。最初のうちは寂しくても、時が解決してくれるはずです。会えたときの嬉しさとお子さまの成長は、離れていた寂しさを上回る喜びになるのではないでしょうか。

■関連スレッド
【917525】子離れ出来ない自分が情けない。

(イラスト:いくみ.)