塾なし中学受験のメリット・デメリット(2ページ目)

【回答】小川先生からのアドバイス動画

心地よく勉強できている証
ミスをどこまで許容できますか?

動画ダイジェスト

非常に優秀なお子さんだと思います。
このご相談の答えは、保護者の方がこのままお子さんを見守ってあげたいのか?それとも、もっと力を伸ばしてあげたいのか?によって大きく分かれます。

点数や偏差値を上げたい、志望校の合格可能性を高めたいという要求があるのなら「訓練」をしたほうが良いです。ここから先、ミスや、複雑な問題処理の対処方法を自分で身につけるのはなかなか難しい。多くの受験生は、これを塾で「訓練」しています。

また、大人も子どもも、学習・知識の取り入れ方は人によって異なります。鼻歌を歌うということは、リズムをとることで集中が深まり、力を発揮するタイプなのだと思います。いわゆる、ゾーンに入っている状態です。
ただ、この心地よく勉強している状態では、チェックや検算のような「点検」はしていないことが多くなります。この「点検」をどのように考えるかがポイントです。

鼻歌を歌いながら楽しく学習ができているのは素晴らしいことです。親御さんがどんな道を選びたいのか?どのようにお子さんを見守ってあげたいのかを改めて考え、本人と話し合って決めていくのがいいのではないでしょうか。

YouTube:開成タイプor麻布タイプ?塾なし中学受験のメリット・デメリット

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小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。

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