理科・社会は暗記科目ではない!中学受験で知識を定着させる方法(2ページ目)

なぜ?という問いを大事にしてくだい【アドバイス動画】

動画ダイジェスト

小川先生:今のままでは、お子さんの知識が定着しないと気づかれたのはいいことですね。
記憶の定着は、丸暗記だけではできません。入れた知識をどのような問題で使うのかを考えたときに、初めて頭に残るようになります。
たとえば、間違えた問題の模範解答を見せたときに、「これはどんな設問だったっけ?」ときいてみてください。もしかすると、問題で聞かれていることがわかっていない可能性もあります。
(※ご家庭でできる定着させる学習法は、動画で詳しくご紹介しています。)

また、理科や社会は暗記科目ではありません。
理科・社会こそ思考力が求められます。考える力、問題を発見する力、因果関係を考えていくなど、思考の使い方のスタートである「なぜ?」を発揮させやすいのが理科と社会なのです。理社を、ただ丸暗記させる科目だと思っている人と、「なぜだろうね?」という問いが出せる科目だと判断している人とでは、その後の思考力や学力の育て方に大きく差が出てきます。
これからの限られた時間の中での学習で、密度の濃い学習ができるよう親子で話し合って、どのように学んでいくか一緒に考えてみてください。

小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。

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