後期日特(上位校日特)はギリギリの成績でも挑戦しよう!(2ページ目)

受け身の受講にならないよう注意しましょう【アドバイス動画】

動画ダイジェスト

小川先生:結論から言うと、受講してよいのではないかと思います。参加するときには受け身の受講にならないようにすることが大切です。ご質問の中に普段の授業の態度や乱高下する成績といったことが書かれていたので、頑張る試験もあるけれども、点数が取れると授業をさぼってしまうところがあるお子さまなのかな?と思いました。これから夏以降の学習、特に9月以降は、志望校に向かって学習をしていく大切な時期です。日々の学習の密度を高めていくことが重要になります。

上位校日特に参加するときには、「授業中は一所懸命考えて、一つでも多く正解するように頑張ろう」と、親子で気持ちの準備をして臨んでほしいと思います。塾の後は、疲れていても、30分でいいからノートを振り返ってもう一度授業で行ったことを確認してください。習ったことが流れてしまわないように、その日の授業の内容を意識して忘れないようにする、そんな時間を大切にしてほしいと思います。

日特を受けることで志望校の過去問の勉強がおろそかにならないか心配とのことですが、それについては日能研の先生に、日特の中で志望校の過去問がどれくらい含まれているか確認して、過去問の進め方を考えてください。
※過去問の進め方については動画をご覧ください。

不安もあると思いますが、一所懸命受講して、気が付いたら日特のコースで真ん中くらい、またはそれ以上でいられるように頑張ってください。

小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。

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