「９月入学は大きな選択肢」｜掲示板スレッド

大学だけでも、今年から9月入学にしないといけないように思います。
すでに、５月に予定されていた教育実習がなくなって、教育学部の学生が路頭に迷う状況が見えてきました。

小中（高）とは異なり、大学はその後が就職になります。
極端な話、小学校～高校のことはゆっくり考えたとしても、大学については早急に決めないと、多くの大学生の人生を狂わせてしまいます。

在校生は退寮させられません。
部屋を移動したり、別の棟に移動させられることはありますが。
ルームメイトが同じ年齢、同じ時期に入学しているとも限らないし、引っ越す場合もあるし、卒業する場合もあるから、部屋割がちょくちょく変わります。
だから、一学期早めのサマープログラムの時期から入寮していると、夏休みに寮に居られてちょうどいい。部屋を移動するだけだから。
何れにせよ、空きがあればの話ですが。

日本に来たい留学生は、東大や京大ばかりを目指しているのではない事を忘れていました。理系ばかりでもない。
理系は耐震技術などの建築技術や自動車関連やゲームですかね。
文系は日本語、日本文化、古典芸能、日本の芸術、盆栽、焼き物、染め物、アニメ、和食（味噌造り、日本酒造り、抹茶、寿司…）
美容関係もいますよね。
日本にどんな学部があれば留学したいか、海外の高校生にアンケートを取って欲しい。日本人の視点では、わからないから。
日本人が英語で会話したくても、外国人留学生は日本語を覚えたがっているし。お互いに需要と供給がミスマッチしている。

何れも取り組みの報道があったものばかりです。

来年９月開始が可能と仰るのは、前述のとおり、次年度向けの新入学事務が始まるまでに、グランドデザインを提示して、財務省まで首を縦にふるという事だと思いますが、果たして今の文科省にそんな芸当が可能でしょうか？

もし、グローバルスタンダードの中心がアメリカだとすれば、夏休みが6月から8月まで、土曜休みの年間休日も揃えますか？
年間休日も揃えるならば、ここ数ヶ月休校だったので、そろそろ揃ってきた頃だと思います。
何月始まりでもいいけど、夏休みが2カ月以上になると短期留学しやすいし夏季講習にも参加できる子供、学童に預けられる子供で、また格差格差と騒ぎ出す人が現れる。
自由時間が増えると皆と一緒に過ごさない時間が増えるから、皆は何しているんだろう？と不安になる親が出てきて、日本には合わないのではないですか？そのうち、短期留学と夏期講習の費用まで出してくれと言い出す。

官邸がやると決めたら、何でもやるのが今の政権でしょう。

官邸が指示したのは論点整理ですから、議論の遡上に上げても良いよ、と言ったに過ぎません。審議で異論百出すればボツですし、変なポピュリズムに押された議員が横車を押してしまえば例により総花的な施策になってしまい、国立競技場建築の二の舞になりかねません。

ですから、正論と思える意見なら、こんな場でもどんどん出せば良いと思います。

夏休みはそのまま、7月下旬〜8月末で良いと思いますよ。各国で祝日も、宗教文化行事（お盆、感謝祭、クリスマスなど）の過ごし方も違いますから。日本は世界でも有数に祝祭日が多い国です。有給休暇が取りにくい国民性のため、そうなっています。冬休みも、お正月帰省文化があるので、そのままで良さそう。春休みは多少、短くして、その分、夏休みを少し早く始めても良さそう。

つまり、「文科省にできるわけない」とか「法的な整備が面倒」というのは、官邸が9月入学の是非を決める上で、判断材料にならないということです。

官邸がやる必要があると判断すれば、どうにでもなる問題ですから。もう少し本質的な議論が求められていると思いますよ。