悩んでいます。sapixかＹ系の塾｜掲示板スレッド

どこの塾でも合格する子は合格します。
気持ちがぶれることなく今の塾で邁進できるのならば、そのままでいいのだろうと思いますが、前の方もおっしゃっていたようにサピ生の動向が気になって不安になったり、いつまでも迷いが残るなら、思い切ってサピに移るのもありかな、と思います。



我が家は上の子は四谷、下がサピ。
どちらもよい塾でした。満足しています。
ただ、御三家や難関校対策ならばやっぱりサピかなぁ。
合格に近づけてくれるのがサピ、合格をより確実にしてくれるのがサピ、だと感じましたね。
あのＳＳこそがサピの「強み」です。



ただ、サピのあの驚異の合格者数の裏には、かなりの数の不合格者もいるのだろうと思いますよ。
不合格者の数も他の塾以上でしょうね。
それだけ、サピは上位校を目指す子が多いってことかな。
そういう中で切磋琢磨するから、サピ生は強いのでしょうけれど。

今年、サピから桜蔭を受けて合格した受験生は151人、では不合格になった受験生はどれくらい？　そして合格率は？

桜蔭合格を目指す個々の受験生にとっては、あまり意味のない数字だとは思いますが、ちょっと気になったので、「SAPIX中学受験ガイド2014年度入試用」から拾った数字をもとに雑駁な推計をしてみました。

まず、サピックスでは、桜蔭の合格可能性80％偏差値をｓ62、同50％偏差値をｓ57、同20％偏差値をｓ54としています。

次に、同書には偏差値帯別の合格者分布のグラフがありますので、ここから各合格者数を読み取ると次のとおり。

　①ｓ68以上　　16人
　②ｓ64～67　　40人
　③ｓ60～63　　51人
　④ｓ56～59　　33人
　⑤ｓ52～55　　10人
　⑥ｓ48～51　　1人

そして、前記の3つの合格可能性などを手がかりに、上記①～⑥の偏差値帯ごとの合格率を推定してみます。

　①は灘・開成超えの偏差値帯なので100％合格と推定
　②も開成80％合格偏差値を含む偏差値帯なので桜蔭なら100％合格に近そうですが、90％合格と推定
　③は桜蔭80％合格偏差値ｓ62を含む偏差値帯なので75～80％合格と推定
　④、⑤も同様に考えて、それぞれ50～55％合格、15～20％合格と推定
　⑥は、合格率を推定できる根拠がなく、また、10以上も下の偏差値からのチャレンジという、いささか特異な受験校選択と言えそうなので、ここでは推計の対象からはずすことにします。

結局、桜蔭を受験したｓ52以上のサピ生という範囲内で、その合格者150人に対する不合格者の人数を推計することになりましたが、結果、次のような数字が出てきました。

　①ｓ68以上　　0人
　②ｓ64～67　　4人
　③ｓ60～63　　16～17人
　④ｓ56～59　　27～33人
　⑤ｓ52～55　　40～57人
　(合計）　　　　　87～111人

ここから合格率を計算すると、ｓ52以上の受験者およそ240～260人に対して約58～63％が合格ということになりますが、あくまで実証されていない推計から導き出した数値に過ぎません。

推計方法に概ね納得がいく、ということであれば、一つの参考指標としてご覧頂くのも一興かと考えた次第です。