【座談会】きょうだいがいるご家庭の中学受験。塾選び、勉強環境はどうする?

inter-edu’s eye
お子さまが何人かいる家庭での中学受験では、勉強環境や、1人のお子さまだけに注力できない分、考えるべきことも多くなるでしょう。そこで、2人以上のお子さまがいるお母さま3人に、ごきょうだいがいる中での勉強環境についてや下のお子さまたちのお世話などについて、これまでの経験や今の悩みについてお話しいただきました。

座談会の参加者

A

2児のママAさん
長女は国立中学1年生。小学5年生の長男は中学受験を目指して通塾中。

B

3児のママBさん
長女は私立女子中の2年生。小学4年生の長男を受験させたいと思っているがまだ検討中。

C

2児のママCさん
長男は小学5年生。中学受験を検討しているが、まだ本人のやる気が出ない様子。次男は小学2年生。

上のきょうだいの中学受験を見て、下の子は…?

インターエデュ(以下:エデュ):AさんとBさんはすでに上のお子さまの中学受験を経験されていますが、下のお子さまの受験についてはどのように考えていますか。

A Aさん:1人目のときに経験しているので、だいぶ大筋が見えてきていますが、性格が違うので、同じようにはいかないとも思っています。

B Bさん:まだ「受験する」という気持ちが起きないみたいです。本人にやりたい気持ちがないのなら、わざわざ背中を押す必要はないのでは?と考える反面、これから受験当日までは長く厳しい日々が続くのを知っているだけに、早めに受験勉強を始めさせておいて、リズムを作りたいと焦る気持ちも正直ありました。でも今は、本人が「受験をしたい」と言い出したら、そのタイミングで勉強を始めるということでもいいかな、とも思っています。

A Aさん:うちは5年生のときに塾に入りました。4年生ならまだエンジンかからなくても大丈夫かもしれませんね。

エデュ:息子さんたちは、中学受験についてはどう思っているのでしょう。

A Aさん:息子は、娘が受験生のときに、勉強が大変そうだった様子を見ています。だからと言って受験に嫌な思いを持っているというわけではなく、それを乗り越えて、楽しく自由な学校生活を送っている話を聞き、自分も受験したいという良い動機づけになっているようです。

B Bさん:うちの場合は、娘は人数の多い大規模校に入りました。クラブ活動の選択肢がたくさんあって、お友だちも一気に増えているような話を聞いて、息子は「いいな〜」と思っているようです。でも、娘の小学校時代のお友だちの男の子たちが、地元の公立中で楽しそうにしているのを見ると、それもいいなと思うようです。

ご家庭ごとの勉強環境に慣れることが大事

エデュ:お姉さんの受験勉強の時期、弟さんたちはどうされていたんでしょうか。Aさんの家の弟さんは当時3、4年生、Bさんのお家では、2、3年生で一番下のお子さまもまだ小さくて大変だったと思いますが…。

A Aさん:家族で一緒に出かけられなくなってしまったことについては、息子はいろいろと感じていたみたいですね。でも、主人が息子を連れてサイクリングに出かけるなど、男同士で楽しく過ごしていました。

B Bさん:うちも同じで、主人が息子2人を担当。夏休みやゴールデンウィークは主人の実家に連れて行ってもらい、男同士どんどん仲良くなっていきました。でも、平日21時頃に、塾のお迎えに車で行かないといけないようなときには、息子たち連れて行くこともありましたね。

エデュ:勉強中、邪魔をするようなことはなかったですか?

A Aさん:娘はリビングで勉強していたのでうるさかったと思います。でも塾からは「静かな環境で勉強しなくてもいい。その環境に慣れてください」と言われました。どういう状況でも勉強ができるようにするということだったと思います。

B Bさん:うちはリビングの隣の部屋で勉強していたので、テレビやゲームの音が気になり、弟たちが見ているテレビを一緒に見ていることもありました。でも、6年生の後半にもなると、自覚をもって流されずに勉強していましたので、Aさんのおっしゃるように、やはり慣れだと思いますね。

塾の選び方や、モチベーションを上げる言葉かけは?

(これから中学受験を目指すCさんより、経験者のAさん、Bさんへ、今気になっていることを質問していただきました。)

C Cさん:私から2点ほど質問させてください。

一つは、どうやって塾を選んだのかお聞きしたいです。4年生から学習塾に通っていますが、今の塾でよいのか悩んでいます。

また、受験へのモチベーションを上げる方法や言葉かけはどのようにしたのでしょうか。

A Aさん:言葉かけでは、「志望校に受かったら楽しい学校生活になるよ」という想像をさせてあげるようにしています。

また、塾は本人に合っているかどうかが大事だと思います。6年生になると土日もなくほとんど塾にいるので、そこがつまらないと最後まで精神的に辛いかも。

B Bさん: Aさんが言われたように、6年生はとことん塾へ行かないといけないので、塾との相性は大切ですよね。

中学受験へのモチベーションは、学校見学や文化祭に行っておくと、テンションが落ちたときにも「文化祭楽しかったよね」などといったフォローができます。なので、本当は息子を学校見学に連れて行きたかったんですが、今年は難しいですね。

C Cさん:ありがとうございました。
私も息子と学校見学に行こうと思っていました。でも行けなくて、実際の私立中がどんなところか体験していないため、本人は私立と公立の差がつかめていないようです。実際に見るのは大事ですね。

本人が志望した学校に行くのがいちばん!

エデュ:インターエデュの掲示板には、「きょうだいで受験するなら同じような偏差値帯の学校に行かせたい」という声があります。みなさんはどう思われていますか

A Aさん:正直、差はつけたくないので、このくらいは目指してほしいという思いはあります。でも、もし志望した学校がダメだったら高校受験でチャレンジしてもよいと思っています。無理に通う気のないところに行かせたくないですね。

B Bさん:性別が違うので比較できないですね。娘は最初から女子校志望でしたが、息子は共学向きで都立がいいかなと思ったりしています。それに、ダメならまた高校受験がありますし。やはり2人目だからこそ、長いスパンで考えられ、いろいろな選択肢は見えてきましたね。

C Cさん:うちはまだこれからなので、まずは本人に合う中学があればそこに行ってほしいなと思っています。ただ、まだ2年生の娘が息子の受験を意識しているのか、「女子校に行きたい」と今から言い出しています。

今日はみなさんが、お子さまそれぞれの性格の違いなどを考えながら、受験を考えておられるのをお聞きし、とても参考になりました。

エデュ:本日のお話は、きょうだいで受験を考えているご家庭にとってたいへん参考になったと思います。みなさん、ありがとうございました。

★Edu’s point★
参加されたお母さま方は、性別や性格の違いなどを考慮しながら受験に対して柔軟に対応しているようでした。また、きょうだいがいる場合の中学受験は、どうしても受験生にかかりきりになるので父親の協力は不可欠のようです。きょうだいがいることで大変なときはあるけれど、上のお子さまの受験経験が下のお子さまのときに役立ったり、やる気を刺激するきっかけになったりしていることがよくわかった座談会となりました。


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