受験生のインフルエンザ・コロナ対策【Sakurako vol.10】(2ページ目)

(1) 外部模試や入試の際の待機・食事場所はホテルの短時間スティを活用

まず、外部受験や入試の際の親の待機場所についてですが、平常時ならば学校側が親の待合室を用意してくださるのですが、コロナ禍では感染対策として待合室が無いことがほとんどでした。

ですが、3時間も4時間もカフェなどで時間をつぶし、公共のトイレを使用するのはあまりにも不安ですので、私自身の待機場所として、ホテルのデイユースを使用しました。今は、ホテル側もリモートワーク用などに格安のプランを出していますし、何より暖かく清潔で誰もいない空間で待つことができるのでとても快適でした(テレビもベッドもワークデスクもあります!)。

自宅に帰る前に昼食を摂りたい場合なども、娘を学校まで迎えに行ってからホテルに戻り、持ち込んだ昼食を食べて帰宅(または、別会場へ移動、合格証明を受け取るために移動)することができ、安心して過ごせたのを覚えています。

(2) 1月受験は日程の遅い千葉受験を回避

(2) 1月受験は日程の遅い千葉受験を回避

次に、1月受験についてですが、娘の場合、以前の記事にも書きましたが、通学距離が短い学校への進学を希望していましたので、千葉と埼玉への通学は考えていませんでした。ただ、入試の傾向から考えて、「第一志望校に合格するため」には千葉受験で準備を整える方が好ましいと思っていました。

ですが、千葉受験は1月の後半。ここで濃厚接触者にでもなってしまうと、2月1日の入試本番に立つことができなくなります。そこで、リスクとメリットを天秤にかけ、思いきって千葉受験を回避、埼玉受験のみとしました。

今年度以降の入試要項がどうなるかは分かりませんが、コロナの厄介なところは、子ども自身が無症状だった場合でも、家族や学校、塾などで感染者が出た場合に濃厚接触者となる可能性があり、その場合はPCR検査によって感染の有無が分かってしまうことです。「濃厚接触者になった場合」「コロナに感染しているが無症状の場合」などの扱いについて、受験予定の学校の募集要項を何度も確認したのを覚えています。

(3) 2月受験は「コロナによる再受験」可能な学校を用意

最後に、2月受験で「コロナでの再受験が可能な学校を用意しておく」ことについてですが、昨年度は、「コロナへの感染」または「濃厚接触者となった場合」は正規日程での受験はできないものの、2月後半の別日程での受験が可能な学校がありました。この場合、正規日程(第1回目入試のみの場合も)の入試に出願していることが条件になるため、実際の志望順位が低い場合でも万が一を考えて出願しておくと安心感があります。出願料も安くはないので、お財布には優しくないのですが、万が一を考えての対策でした。

この時期は、今振り返ると、本当にコロナへの感染に対してナーバスになっていたなと思います。「免疫力を上げる」とうたう商品が目に入れば、ヨーグルトやらタブレットやら栄養補助剤、ハチミツなど、次々に購入していましたし、家の中は「除菌」のための商品で溢れていました(笑)。

睡眠時間の確保と栄養のある食事、加湿器はもちろん常時稼働、当時小3の息子の習いごとも1月はお休みしてもらっていました。主人は単身赴任中ですし、私は仕事をしていませんでしたので、家族以外の人と接する機会は本当に少なかったと思います。

少しコロナの扱いに慣れてきた今年度の受験は、昨年度とはまた違うものになるかもしれませんので、息子の志望校や併願校を考える上でも、今年度の各校の受験要項はしっかりと見ておこうと思っています。そして、ワクチン接種が進み、治療薬が開発されて、それほど感染に対して神経質にならなくても良くなる時期が早く訪れくれることを心から願っています。2022年度の入試でも、すべての受験生が健康で当日を迎えられますように。

Sakurakoさん

Sakurakoさんのプロフィール

中学1年生の女の子と小学校4年生の男の子のママ。上の女の子は2021年の中学受験で第一志望の中高一貫校に合格。下の男の子も今年からサピックスに通塾をはじめました。
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