受検生の自覚を揺るがすものは…?【ぺぺこ vol.8】

新学期が始まり、勉強のペースが掴めてきた矢先のゴールデンウィーク。
我が家は、塾の特訓授業などがなかったので、2泊3日で祖父母の家で従兄弟たちと目一杯遊んできました。

予定を立てる際、初めは、史跡や城、世界遺産巡りなども考えていましたが、従妹弟の年齢が小さいこともあり、結局、近場の山で半日のハイキングへ行き、祖父母の家の中ではピタゴラスイッチづくりなどに励んでいました。

年に2、3回程度しか会えない従兄弟。
しかも、ここ最近は、コロナの影響で会えない時期も長くありました。
せっかくなので、子どもたちが過ごしたいように、自由な時間を過ごすこととしました。

そこで、今回、 息子は自分から、「毎日の学習(計算と漢字)のテキストを持っていく!」と言い「20分くらいしかかからないから、ちゃんとできると思う」と宣言していました。

初日は出かける前に、自主的に計算と漢字を終わらせました。なかなか意識が高く、いいことだね、と声かけをしていました。
しかし、泊まりに行って、2日目。
年下の従弟たちのペースに巻き込まれて、日々の学習をするという、段取りをすっかり忘れているようでした…。

「自分で判断して行動してほしい」
「従弟たちとの楽しい時間を切り裂くのは、かわいそうか?」
私も迷いました。

しかし、心を鬼にして、一喝!
「自分で決めた約束はしっかり守ろう!」と声をかけました。

息子は「やってしまった」という反省の表情をしつつ、渋々取り掛かり、翌日もなんとか自分から勉強に向かいました。

計算と漢字の勉強はたった30分弱ですが、ルールを決めてやり切ることの難しさを実感しました。