発酵食品の沼へ…。“ぬか漬けライフ”再び(2ページ目)

変わり食材でのぬか漬け個人的ベスト5

タイトルに「再び」とあるように、実は以前にも度、ぬか床づくりからはじめて、ぬか漬けをつくったことはありました。
しかし、一からぬか床を作るのは時間がかかるため、今回は発酵済みのものを用意しました。

さて、何を漬けるか…。
もちろん定番のキュウリ、ナス、カブは漬けましたが、2度目のぬか漬けライフは「定番もの以外の食材で漬けてみたい!」という目的があって始まったもの。そこでまだ2か月ほどですが、いろいろ漬けてみた中でのベスト5を紹介します。

アボカド

柔らかいので、スコッチエッグを作るみたいにぬかでアボカドを包みます
柔らかいので、スコッチエッグを作るみたいにぬかでアボカドを包みます

できあがり。鰹節がとても合う!(付け合せはニンジンのぬか漬け)
できあがり。鰹節がとても合う!(付け合せはニンジンのぬか漬け)

前述のバルでも出していたものです。ぬかの塩気が染み、またちょっとトロッとした感じになりコクが増します。生のまま食べたら、残り半分はぬか漬けにしています。

生卵の黄身

生卵の黄身

黄身がつかるくらいのぬか床を別の容器に移してつ漬けます。
以前も作ったことはあったのですが黄身が割れてしまい失敗。今回は慎重に、上にぬかをかぶせるときは、ガーゼにぬかを薄くのせてそ~っと置きました。。
黄身は黄金色に。そしてねっとり濃厚に。ぬかの匂いもあまり気になりません。ご飯にのせて醤油をちょっとだけかけると最高です。

ゆで卵

黄身付けの応用で、醤油漬けなどの味玉があるなら、ぬかに漬けてもいいんじゃないか?と思い、挑戦。ネットで検索するとけっこうやっている人も多いようです。
塩味がついたゆで卵がありますが、ほぼあの状態。塩ラーメンにとても合います。

たけのこ

水煮のたけのこが余ったので漬けてみました。シャキシャキ感が残り、シナチクっぽい感じの風味に。いや〜お酒がすすむすすむ…。

チーズ

こちらもバルのメニューにあり、真似してつけてみました。
発酵したものにさらに発酵を重ねたW発酵食品。少し塩気は強くなりますが、こころなしかチーズの酸味が丸くなるような感じがします。
チーズはハードタイプのものが適しているようです。

ちなみに失敗したなと思うものは、オクラでした。
これは漬けすぎたせいもあるかもしれませんが、シナシナになってしまい、口の中で繊維っぽさが引っかかり、思い通りには仕上がりませんでした。

なぜか気持ちも整う?ぬか床のお世話

ぬか漬けをやるようになっていろいろ発見もあります。
漬け始めた最初の頃は塩気が強いため、ちょっとでも漬けすぎるとかなりのしょっぱさに。どうしようかと思ったところ、「これを塩だと思ってしまえ」と、刻んでチャーハンにいれたところ意外と美味しくできました。(入れたのはニンジンとキュウリです)

また2日に1度はかき混ぜるようにしていますが、これが妙に気持ち良く、なんか落ち着いた気持ちになってくるのです。テレビを見ながらいつまでもぼーっとかき混ぜています。

ちなみにこの原稿を書いてる現在は、ズッキーニと2度目のアボカド、ゆで卵がぬかの中で熟成中。ぬか自体も、バルのスタッフさんに教えてもらった干ししいたけを入れて、味変してみています。

さて、次にやってみたい食材は…。
野菜などはわりとやっているので、今後は魚(鮭が手頃かな…)をやってみようかなと思っているところです。

すっかり“ぬか漬け沼”にハマった今、あれも漬けたい、これもやってみたいという欲望がムクムクと湧いてしまいました。