長女の次は次女も!2回目の中学受験に挑む親子の決意【S-II vol.7】(2ページ目)

受験に対する夫婦間の考え方の違い

夫に言わせると「中学受験はママの趣味だよね」だそうです。確かにそのとおりです(笑)。そうなんですが、ここに来るまでには紆余曲折がありました。
私自身に中学受験経験があったことがすべての発端で、同じ経験をしていない夫とは、スタートラインから考え方が違いました。

思い起こせば、結婚当初は夫婦別の財布であり、幼少期から習い事への考え方も違っていて、出産してすぐから「保育料と習い事はママ負担」でした。その延長として、塾代も私学学費も習い事も、すべて私の給与から出しています。
長女が日能研に入塾した最初の頃、中学受験に協力してほしいと何度か要請をしたことがありましたが、平行線であったことと、『中学受験は贅沢であり公立中学で良い。自分もそうだったし、今でも大多数はそうである。』という夫の価値観とのすり合わせができませんでした。

ただ、そんな夫も、たまに日能研にお迎えに行き、積極的に次女の面倒も見ていました。長女が受験勉強にあっぷあっぷしていて辛そうなときは、逃げ場として気分転換に遊びに連れ出していました。
テストの結果が悪くて、私が長女に対して暴走しそうなときには、タイミングを見て私を止めていました。長女が志望校に合格できた時は、一緒によろこんで私への感謝の言葉をかけてくれました。
中学受験に対する意識は違っていても、子どもへの愛情は同じでした。

中学受験への価値観の違いなんてちっぽけなもので、長女が毎日楽しく学校に通っていることに安心し、子どもたちの笑顔を見ることが大好きであれば、夫婦として成り立つのだと実感しました。
私にできるのは塾代を稼ぐことです!引き続き仕事頑張りま~す!

S-IIさんのプロフィール

日能研に入塾した小学3年生女子のママ。私立中に通う長女で中学受験を経験しているため、小学3年生の次女も受験をさせたいと考えている。