6年生なのに…中学受験で親が先に息切れしてしまったら(2ページ目)

【回答】小川先生からのアドバイス動画

動画ダイジェスト

小川先生:ご相談の文面から、よくご自分と向き合えていると感じます。きっと苦しかったことでしょう。
アドバイスとしてお伝えできることは、今、お子さんから手を放していく取り組みを始めないと後悔が残るということです。

まず、このまま親主導で受験を続けるのは難しいと気づかれていますよね。そして、このままでは、わが子にとっても有意義な受験にならないことにも気づいている。そう、お子さんが自ら動いていく受験をさせてあげるしかありません。

次に、「親の思いだけで引っ張ってきた」とありますが、それをやってこられたお子さんはすごいと思いませんか? きっとお子さんにも、できるという自信は育っているはずです。
だからこそ、本人がどうしたいのかを選べるようにしてあげてもいいと思います。

ただし、急に自分でやりなさいと押し付けることは絶対にしないでください。
期間を決めて、段階的に、本人なりの学習の仕方を見つけられるように支えてあげてください。塾の先生にも相談して、協力してもらいましょう。

「手を放す=何もしない」ではありませんよ。“主導権を子どもに渡してあげられる親”に成長するために、今までよりも難しいことにチャレンジするときがきたのです。
厳しいお話をしたと思いますが、応援しています。頑張ってください!

小川 大介(おがわ だいすけ)先生

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。

お悩み相談の投稿はこちら ▸

あなたの中学受験をサポートします!

インターエデュでは、中学受験の疑問や不安を解消するコンテンツをたくさんご用意しています。
専門家によるアドバイスや、限定セミナーだけでなく、お子さまの中学受験を終えた”先輩ママ”の経験談を聞ける会員限定の掲示板でも、最新情報をお届け中です。
一緒に、お子さまにとってのより良い中学受験を考えていきましょう。
「インターエデュ会員」とは? ▸