「本好きな子」にしたいなら親が読書しよう!(2ページ目)

本を読む「きっかけ」を作ってあげましょう【アドバイス動画】

小川先生:子どもを本好きにしたいという親御さんの気持ちはよく分かります。実は、僕自身、国語を教えてきたのですが、息子はあまり本に興味がないみたいです。子どもを本好きにすることに失敗した父親だということを、先にカミングアウトしておきます。

本を読むと人生が豊かになるのは確かです。親としてよい本に出会わせたいという気持ちもよく分かりますが、本好きに「させる」ためにどうするか、と考えるのは少し違うかもしれません。

今の子どもたちはYouTubeやオンラインゲームなど、世界を知るための術がたくさんあります。多くの選択肢の中で、子ども自身が本を読みたいと思うきっかけをつくってあげるという視点で考えてみてはいかがでしょうか。
※きっかけづくりのヒントは動画をご覧ください。

そして、本を読むのが面白そうだと思う一番のきっかけは、親が面白そうに本を読む姿を見せることだと思います。
※家庭の中で本の楽しさを共有する方法は動画でご紹介しています。

小学生になっても、読み聞かせを続けているのは、とてもいいことですね。小学校に入るとやめてしまう方も多いのですが、読み聞かせられて分かることはたくさんあります。続けていること自体がすばらしいことです。

子どもを本好きにすることについて、うまくいっていない父親の意見ですが、何か参考になることがあれば試してみてください。

小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。

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