中学受験をする子のカンニングや答えを写す行為は、よくあることだと言います。いま「卑怯だ」「サボっている」と、真っ先に思った方は、少し注意が必要かもしれません。6年生だけでなく、5年生以下でも十分起こり得るこの事態。中学受験を目指す方には最後まで見ていただきたい、安浪先生からのアドバイス動画をお届けします。
成績低迷…宿題の答えを写していた【新6年生】
インターエデュの掲示板からのお悩み
新小6の男子です。
塾の宿題の答えを丸写しする行為が続いています。
宿題のノートを見ると、丸が多く、多少間違いもあるし、「ちゃんとやった」と言うので安心していました。ところが、確認テストでは散々な結果。もちろん、模試の成績も下がっており、志望校は大丈夫と言われた成績が今では下位層レベルで、志望校とはほど遠くなってしまいました。
解答を隠しても、探し出して、写しています。
共働きで張り付いて見ることもできません。こちらも忙しい中、お弁当や送迎をしているので怒りが収まりません。
塾には相談しており声かけもしてもらっています。塾をやめるよう言いますが、「続けたい、もうしません」の繰り返しです。
何か良い方法はないでしょうか。
なぜ写してしまうのか…考えたことはありますか?
今回のお話には、耳の痛い方も多いかもしれません。たくさんの受験生に寄り添ってきた中学受験カウンセラーの安浪京子先生が、子どもたちの切実な思いを語ってくれました。
安浪 京子(やすなみ きょうこ)先生
中学受験カウンセラー 算数教育家
関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。
プロ家庭教師歴20年以上。
中学受験算数を専門としたプロ家庭教師集団、株式会社アートオブエデュケーション代表。きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩出している。