インターエデュPICKUP
3546 コメント 最終更新:

しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

【1928539】
スレッド作成者: 初手天元 (ID:iTQCbYqzDik)
2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

【2218258】 投稿者: ピコ   (ID:eQwBDh3cI8E)
投稿日時:2011年 07月 28日 08:13

しろくまさま、お忙しい中、ご丁寧に回答していただき、ありがとうございました。やはりミスを犯すメカニズムが出来上がっているのですね。案の定、昨日も夏期講習のテストはベストに入ったにも関わらず、平常の復習テストでは(○の場合はA,×の場合はBを記入しなさい…といった類の問題で、AとBを反対に記入して10点も落としていました。彼が信頼する先生方から説いて頂くのがベストですね。何とかこの状態から脱出したいと思います。またよろしくお願いいたします。まずは

【2218267】 投稿者: ピコ   (ID:eQwBDh3cI8E)
投稿日時:2011年 07月 28日 08:28

途中で切れてしまい、大変失礼いたしました。まずはできることから始めていきたいと思います。ありがとうございました。

【2218644】 投稿者: うさぎの母   (ID:raq/HkocBt2)
投稿日時:2011年 07月 28日 14:23

しろくまさま


レスを頂きましてありがとうございました。

すぐに電話帳を取り出し、説明文からスタートし、
指示を確認しながら読んでいきました。


しろくまさまのおっしゃるように、指示語をさらりと読んでいて、
精読出来ていなかったことを痛感致しました。


指示語を確認しながら読んだ後、娘に感想を聞くと、
すごく理解できた!と言っていましたので、
今までかなり読み飛ばししてきたのだと思います。




今日のところは、指示語で親子精一杯で

2 逆接語の後ろ
3 文末「~のだ」「のである」

はまだ意識できませんでしたが、
明日からは、逆接語、文末を意識しながら、頑張ってみたいと思います。



またまた、質問なのですが

1.逆接語の後ろ、文末を意識させるというのは、
具体的に私が強調して読むほうがいいのか、
それとも、逆接語だから、後ろが大切なんだよと、
~のだがあるから、筆者の主張なんだよと
1回1回話しをした方がいいか、どう教えていった方がいいのでしょうか。



2.「親音読・子黙読」とアドバイスありましたが、
子が音読をするよりも、親が音読をし、子は黙読の方が効果が
あるということでしょうか。


3.物語文、随筆文も読み方の読みの着目点もぜひアドバイス
頂ければ幸いです。


4.最初は説明文を徹底して、1文章1設問(指示語があれば2設問)
それが一人で問題なくこなせるようになってから、
物語文、随筆文という感じでしょうか。
どのタイミングで、物語文や随筆文に入っていいのか、
もし参考になる目安があれば、アドバイス宜しくお願い致します。



余談ですが、色々な国語の方法論をよみあさり、
色々試みたのですが、得点にはなかなか繋がりませんでした。


指示語を意識させるだけで、こんなにも文章が理解できるとは、
しろくまさまに本当に救われた気持ちです。
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうこざいます。

【2218666】 投稿者: うさぎの母   (ID:raq/HkocBt2)
投稿日時:2011年 07月 28日 14:41

またまた追伸で申し訳ありません。

しろくまさまのアドバイスを読み違えてしまいました。
徹夜明けで、頭がまわらず
トンチンカンな質問をしてしまい
申し訳ありませんでした。

物語文の読み方も、先のアドバイスで理解できました。

気持ちを表す言葉を1つ1つ丁寧に教えていきます。

随筆文のみ、どこを着目すればいいのか、
お手隙の時に、ぜひ宜しくお願い致します。

【2219115】 投稿者: しろくま   (ID:EFzLQq68RsQ)
投稿日時:2011年 07月 28日 21:57

「うさぎの母」さま

 説明的文章では、指示語というのは、たいへん重要です。指示語で受ける、ということは、たとえば、「それはAである」というように、「それ」=Aというように置換したことになります。指示語で受けて、展開されていくわけですから、「それ」はどんどん展開されるべきモノになります。
 ためしに、説明的文章の指示語の指示内容をすべて書き出してみてください。それだけ並べてみても、その文章の「要約」が浮かび上がります。

 逆接語の後には、いうまでもなく、「言いたいこと」があります。

 彼は頭もいいし、たいへん男前だ。しかし、足がくさい。

 という説明だと、頭がよい、男前、ということは、言いたいことではなく、けっきょくあいつは足がくさいのだっ という悪口であった、ということになるわけです。

 また、文末「のだ」は、断言しているから重要、というのではないんです。「のだ」は実は、理由の説明、解き明かし、なんです。

 へんな臭いがする。父がおならをしたのだ。

 へんな臭いがする理由、「父がおならをしたから」なのです。つまり、理由を説明しなさい、という問題を解く鍵は、文末「~のだ」にあるのではないか、と、考えられるんです。

 指示語の指示内容、逆接語の後、文末「~のだ」の三つを抜き出して足し算すると、あら、不思議、その文章の「要約」ができあがり、と、なりますよ。うそだと思うならどうぞお試しあれ。

 問題文を読むとき、とくにそこに力点を置きつつ読んでいくと、理由説明題や内容把握題を解くときに一定の役割を果たしてくれます。

 しろくまは、「子黙読」派なんです。理由は、「実際の入試のときに音読はできない」からです。
 苦手な子は、「読書速度」が不安定です。親が音読していくことによって、それを黙読速度にすることが可能になっていきます。
 できれば、「はい、今ので4分よ」などと、読み終わった後、時間を教えながら進めていくと、「自分はだいたいこの文章なら4分で読めるな」ということもわかるようになっていきます。

 4に関して。

 そういう流れでもよいですが、家庭での学習は、「1文章1設問」で徹底されてもかまいません。塾での演習や模試は当然、通しになりますから、それはそこで訓練して、家庭では、1文章1設問でパターン認識していく、ということでもよいと思います。
 お子さんのやりたいように、やりやすいようにしてやってください。

 さて、随筆文はわりと高学年の模試で初出の場合が多く、実際の入試でも長文三つ派の学校は、ひとつは随筆の場合が多いようです。

 説明文と随筆は何が違うのか… まぁ基本の構造はよく似ています。

 説明文 例→意見
 随筆文 例→感想

 う~ん… 何が違うのしろくまさん… と、なっちゃいそうです。

 おそらくですが、説明文とよばれるものの筆者は、まず、自身のご意見が明確にあるんですよね。

 日本は外国に劣らぬ文化があるっ それを伝えたいっ 何かいい例がないかな…

 と、いうところから、どうしたらそれがうまく伝わるかを「くふう」する。

 たとえば、対比する。日本はこうで、外国はこう… たとえば、落としてから持ち上げる… 日本人はなかなか自分の意志を示さない… そんなのだめじゃんっ と、思うでしょ? そうじゃなくて、相手の言葉を聴かなくても、顔色でわかる文化なんだよなぁ~ いちいち口に出さなくてもよいんだよっ みたいな感じ…

 (意見)→例→意見

 というように、まず、言いたいことがあり、それをうまく伝える例を、効果的に提示していく、というわけです。だから、「つじつま」があっていて渋滞はない…
 だから、「誰が読んでも」わかってくれそうな話の展開をくふうしていく…

 ところが随筆、というのは、めっちゃくちゃ個人的な「何かの感想」「何かの体験」から、こう思うんだよねっ という話なので、「誰もが共感できるものとは限らず」、それがわからなくても、それが正しいかどうか、それに共感するかどうかはべつにして、「ああ、おもしろいな」「へぇ、そんな見方もあるのか」というところに持ち込めばよい、という文章で、まぁ「深い意味」はあまりない、というオチのものも少なからずあります。

 スシって、やっぱりタコよね~

 とか言われても、いやいや、ハマチやろっ とか、おれは鉄火巻だよな、と、読者はまずはそう思いますよね。
 ところが筆者は、どんどん、なぜ、自分はタコが好きなのかっ を、個人的体験やまったくの好みから話を進めていって、とうとう、読者に、いっぺんタコ、食ってみよかな、と、思わせる… で、おしまい…

 意見のために例が用意される説明文
 例や体験によって感想が生まれる随筆文

 というようなざっくりした感じです。

 体験型の随筆は、もはや物語文の構造で

 A → B
   ↑
   C

 最初はわたしはAだと思っていたがCによってBと思うようになった。

 というような感じの展開になります。どういう例で、どういう体験で、筆者はそのような感想にいたったか、、の読み取りが大切になるわけです。

 その点、説明文と物語文、両方の要素があるので、随筆の場合は、例の説明の中から筆者の気持ちがこめられている部分に目をつける、という意識が必要になるんですよね。

 こんな感じでどうでしょうか。何か追加質問があればどうぞ。

 

【2219122】 投稿者: しろくま   (ID:EFzLQq68RsQ)
投稿日時:2011年 07月 28日 22:05

みなさまへ

 来週の月曜日に温泉に出かけて二日ほど返信できません。月曜日あたりのご質問は遅れると思いますがご了承くださいな。すいません。

【2219912】 投稿者: うさぎの母   (ID:LY9dsOY.P.c)
投稿日時:2011年 07月 29日 17:40

しろくまさま


しろくまさまからレスを頂き、昨夜も読解をやってみました。



逆しろくまさまの説明がとても解りやすく、子供にも例題など見せながら
説明しました。
例題がとても面白く、とても印象深かったようで、すぐに子供にも理解できました。
ありがとうこざいます。(さすがプロですね!)



そして、全部つなげてみたら、あら不思議!要約完成となり、
どれだけ、指示語、逆接語、「のだ」が重要なのか理解でき親子で納得!



子供も今まで苦手意識があって後回しにしていたのに、
「読解っておもしろいなぁ~、明日も読解をやりたい」と言ってくれ、
本当にしろくまさまのお陰です感謝しております。



「親音読 子黙読」の理由はよくわかりました。
確かに試験の時は、音読できないですね。
こちらも時間を教えながら、実行していきたいと思います。



随筆もレスを読ませて頂き、図解を見ると確かに物語文の構成ですね。
(こう書かれていると、すごく解りやすいです。)
随筆は二つの要素が必要になるのですね。



読解力がないので、間違っていたら申し訳ありません。
説明文の着目点 プラス 気持ちに着目する
読み方でいいということでしょうか。


また、記述の問題の解き方で、
私が理解出来てないところがあります。

基本的には、文章中の言葉を使って記述を書くことを塾でも言われているのですが、
それ以上の指導がなく、物語文、説明文、随筆文での記述のポイントはあるのでしょうか。


毎日のように申し訳ありません。


この夏はしろくま先生式で徹底してみたいと考えておりますので、
お手隙の時にぜひアドバイスお願い致します。

【2222080】 投稿者: しろくま   (ID:jtjCFRO9GtQ)
投稿日時:2011年 07月 31日 20:43

「うさぎの母」さま

 ちょっとPCのご機嫌がわるくなっちゃって、なかなかレスできずに申し訳ありませんでした。

 「さすがプロですね」とか「しろくま先生」などの呼称はどうかごかんべんを。
 もはや、お金をいただいて指導する者ではありません。ましてやもう「先生」などとよばれる立場でもありません。どうかお気軽に、しろくま、あるいはしろくまさん、とお声かけくださいな。

 前にもお話ししましたように、どこかのホテルの厨房でコックをしていた料理人が引退して、ご近所に引っ越してきたくらいにお考えください。若いお母さんたちが、うまくオムレツを焼けないの、と、話しているところに割り込んで、こうやったら簡単ですよ、と、おせっかいをやいてしまっているようなもんです。

 また、しろくまなんぞの方式は、ほんとにコツというか入り口のひっかかりをちょっと除いた程度の技です。苦手な子が、ちょっと前に進みにくい、そのせいで、悩まなくてもよい部分で困っている場合の手助けにしかすぎません。
 「指示語の指示内容の確認」「逆接語の後」「文末~のだの意識」というものができるようになってからがスタートです。また、お通いの塾の先生などの話もよく聞いて「多角的に」、子どもにとってもっともよい方法を模索してやってくださいね。
 しろくまは、あくまでもサイドメニューにすぎません。

 「読解っておもしろい」と、まずは思ってくれれば前進ですね。しろくまもほっとしました。

 随筆は、おっしゃるように、説明文の着目点、それに筆者の気持ちに着目する、ということでよいのです。ただ、筆者の感想は、あくまでも個性的なもので、読み手がそれに同調するとはかぎりません。そこにこだわって、おれはそうは思わないっ わたしはそんなふうには考えないっ と「主張」する子どもも出てきますが、随筆の場合は、それを押さえ込むのではなく、逆に受け入れて反問してやる、というのもよい「訓練」になりますし、これは実は、関東の開成中などでも実際出題されるような設問なんです。

 スシって、やっぱりタコよね~

 という筆者に対して、なんでやねんっ というツッコミをするような子には、

 じゃあ、あなたは何が好きなのよ

 やっぱ、スシは鉄火巻きよね~

 と、いえば、「この筆者と同じように、あなたが『スシって鉄火巻きよね~』と考える理由を説明しなさい」とか、「あなたならどう考えるか説明しなさい」というような「設問」を解かせてやればよいのです。

 そういう「発表型」の訓練をしていると、かえって「随筆」における「筆者の気持ち」をくみ取れるようになっていきます。

 しろくまは「あなたの考えを書きなさい」という問題でも、「まずは」文章中の言葉を使って書きなさい、という話をしてやります。
 「あなたの考えを書きなさい」、と、いわれて、それを真に受けて「ほんとに自分の考えを書いたら失敗が始まるよ」ということをしろくまはよく言いました。それに関する詳しい話は、また、別の機会にさせてもらうこととして…

 物語文の場合は、第1の原則は

 「事実・行動」⇔「心情」

 ということをふまえているかどうか、ということです。苦手な子は、ほんとうにこういうところがわかっていないんです。

 事実や行動の説明されているところに線が引かれていて、「なぜ、このような行動をしたのですか?」と問われたら「~という気持ちだったから」あるいは「~だから」の「~」の部分に心情を表す言葉を入れて説明する、ということなのです。

☆ 事実・行動をたずねられたら気持ちで答えよ。

 また、逆に、「なぜ、このような気持ちになったのですか」という問いに関しては「~コトだから」「~だから」の「~」の部分に、その気持ちにさせてしまった事実や誰かの行動を書いて説明しなければならないのです。

☆ 気持ちをたずねられたら事実・行動を答えよ。

 だから、国語が苦手な子には、「親音読・子黙読」の際、「ここは事実・行動が書かれてあるね」「ここは気持ちだね」という確認を、いちいちしてやってもかまわないんです。得意な子は、言われなくても、無意識にその分類と整理ができていて、設問を解くに際して、その分類した中から解答に用いられる部分を抽出しているんです。

 そうした上で、気持ちの変化の

 A → B
   ↑
   C

 A:最初の気持ち B:後の気持ち C:気持ちを変化させたコト・モノ

 なぜ、「B」(心情)ですか? 「最初はAだったのにC(事実・行動)だから」、と、まとめさせればよいわけです。

 説明的文章は、「記述力」とは、「抽象化・具体化力」とほぼ同値です。

 わたしは朝食にカレーうどんを食べる

 なーんて黒板に書くと、子どもたちは、え~ 先生、変わっているよね、とか、言い始め、口々に、わたしはパン、おれはベーコンエッグだった、と、まぁ、楽しそうに朝食のおかずを説明してくれます。で、

 人間は朝食にカレーうどんを食べる

 と、また黒板に書くと

 あははは、そんなことないやんっ と、確実に盛り上がります。

 じゃあ、人間は、に続くようにするにはどうするの? と、持っていってやります。

 人間は食事をする

 くらいは引っ張り出せそうですよね。

 でも、犬とか猫とかが食事、つまり、テーブルに座ってフォークとナイフで食べへんやろっ というようなヒントを出していくと、

 動物は食物をとる

 でも、みんなは、毎朝、家のアサガオにポテトチップスなんかやって来ないやろっ と、持っていって、生物は、に続く言葉は何かわかるかな? と、話を向けると、小6くらいでも理科などで習っているせいか

 生物は栄養を摂取する

 とか言うんですよね。ここまでの一連の作業が「抽象化」なんです。

「わたしは」「朝食にカレーうどんを食べる」
  ↓
「人間は」「食事をする」
  ↓
「動物は」「食物をとる」
  ↓
「生物は」「栄養を摂取する」

 すべて「つまり」で進んでいく方向が抽象化。逆に、反対から「たとえば」で進んでいく方向が具体化になります。

☆ なぜ「具体(例)」なのですか? 「抽象(意見)」だから

 と、説明すればよいんです。

 「なぜ、あなたはカレーうどんを朝食に食べたのですか?(具体)」
 「栄養を摂取するため(抽象)」

 立派な理由説明題の記述解答になるでしょう?

 もう、国語が苦手な子に「なぜ、朝食にカレーうどんを食べたのですか」という問題を解かせるときまって

 「え… おなかが減ったから」
 「う~ん カレーが好きだからカレーうどんも好き」
 「昨日の夕食がカレーだったから」

 こんなトンチンカンな、でも、「べつにこれでもええやんっ」と力説できることを「うまく」書いたりしませんか? これで親がムカっときて

 「なんでこんなかんたんなことがわからないのよっ」「そーゆーこと聞いてんじゃないのっ」

 と、バトルが開始されてしまう… でも、じゃあどういうことを聞いているのか、ということをちゃんと説明してやれる親はあまりいないんですよね… 「これはこうやからこうやねんっ」と、なってしまうんです…

 これが具体化、これが抽象化なのよ、と、この例をあげて説明してやってください。(これは、しろくまのオリジナルではありません。もともと、某国立附属高校のN先生が説明されていたことを小学生向けにしろくまがおもしろいように改造したものです。)

 説明文は「例(具体)→意見(抽象)」なのです。具体と抽象の読み分けを「読解」といいます。さきほどのことを逆手にとるなら

 「つまり」という言葉の後ろが「意見(抽象)」
 「たとえば」という言葉の前が「意見(抽象)」

 ということになりますよね。子どもは、筆者が「たとえば」と言い出すと、その例にばかり目がいってしまうのですが、「たとえば」という言葉が出てきた瞬間、あ、この人はもう意見を述べたんだっ と、気が付かないといけないんです。

 また、随筆の場合は、説明文と物語文の両方の要素をもっているわけですが、とりわけ説明文との違いがややこしいように思えます… でも、

☆ 「抽象」から「具体」を取り出して「理由」を想起させる

 という総体を随筆、と、いうんです。

 スシってやっぱりタコよね~

 というのは、スシ(抽象)の中からタコ(具体)を取り出してしまった発言です。読み手は瞬間に「え? なんでよ」となるでしょう?
 日本の随筆の代表、『枕草子』だって、清少納言は

 春(抽象)はあけぼの(具体)

 と、言い出したわけです。春ってやっぱり夜明け前よね~ て、書き出されると、なんでこいつはこんなこと言うんだ? と、なるわけです。

 みなさんは、作曲家(抽象)のモーツァルト(具体)をご存知だろうか?

 と、やられると、ふむふむ、で? と、もう引き込まれるでしょう? これさえわかればもうみなさんも随筆家ですよ。

 わたしの好きな犬(抽象)は、ポメラニアン(具体)です。

 と、始めれば随筆っぽい話になりますが、これを逆転させて

 ポメラニアンは、犬である。

 と、始めれば説明文っぽい話になりますよね?

 子どもの「作文」に、幼さを感じるのは、「私の好きな犬はポメラニアンです」型の開始だからなんですよ。

☆ 抽象から具体を取り出すのが随筆
☆ 具体を抽象化するのが説明文

 というような、ざっくりとした理解があってもよいと思うんです。

 こんな感じでどうでしょうか? 何か追加質問があればどうぞ。

スペシャル連載

すべて見る

サイトメニュー