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しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

【1928539】
スレッド作成者: 初手天元 (ID:iTQCbYqzDik)
2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

【2615002】 投稿者: まるこめまるこ   (ID:F5aKEnWAg4k)
投稿日時:2012年 07月 12日 14:59

しろくまさま、何度もご相談させて頂くか迷っていたのですが、思い切ってご相談させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。


現在小2の男児がおります。
転勤の関係で、受験時期には首都圏にうつることが予想され、首都圏最難関を目指すつもりでおります。

幼い頃から数字への興味が強く、小学校入学前に小学校の教科書範囲の算数はほぼ理解しており、現在は公文で高校数学を楽しんで学習しており今でも算数は得意ではあります。
(算数オリンピックの問題など時間があるときに挑戦しています。)

小1から近所の公文に国語と算数で通いはじめたのですが、それ以外は特に受験に向けての勉強などはしておりません。

3年生くらいまでは、あまり受験にとらわれずにのびのびとやりたいようにやらせようと思い、自宅での勉強の習慣もお恥ずかしながらついておりません。

今のところの学力は本人が自由に学んできた結果、先取りをしている形なので、先日行われた四谷大塚の全国テストでも上位におりました。

ただ親の目からみると、算数はともかく国語についての解き方が、読解力によってというよりも問題慣れテスト慣れのような形で解いているようにしか見えません。

受験するにしないにせよ、本質の部分を理解することを大事なのではないかと思い、どのように方向づけてやれば良いのかと考えております。
公文の国語が、短い文章の中から抜き出して解けてしまうような気がして、愚息にとっては好ましくないのかなとも悩んでおります。

読書もあまり好きではなく、特に物語は全くというほど読みません。
強要するものでもないのであまり読書を勧めておらず、公文の国語でプリントの文章を読むことがせめて読書好きのきっかけになるのかなと期待もしておりました。


ただ、文字漢字などの知識という面では、早熟で大人との会話が好きなタイプなので良く知っている方だと思います。
本人はテレビの字幕などで覚えることが多いと話しております。


理想をいえば、これまで息子が自分自身の興味の延長で学習してきたように、受験に向けてもある程度余裕をもって主体的に、取り組んでいけたらと考えております。


漠然とした質問で恐縮なのですが、上記のような状況の愚息に対し、数年後の受験に向けて取り組んでおくと良い事、また避けた方が良い事など、アドバイス頂けたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

【2615075】 投稿者: みみ   (ID:kgjc10uK/qg)
投稿日時:2012年 07月 12日 15:49

しろくまさま こんにちは
暑中お見舞い申し上げます

とうとう小6の夏休みが来てしまいます。
小6の夏の家庭での過ごし方についてお尋ねさせて下さい。

1、全教科の入試全範囲の基本を総ざらいをしまくる

2、少し難しめの問題集を解きまくる


3、志望校よりも問題の難易度が少し上とされるが傾向が似ていそうな学校の、実際の過去問を解いてみる

大雑把にこんなことくらいしか思いつかずお恥ずかしいのですが、
どれを主にしたらよいでしょうか?

アドバイスよろしくお願いいたします。

【2616309】 投稿者: しろくま   (ID:WA/jBwY1Y3A)
投稿日時:2012年 07月 13日 14:39

「おやじ」さま

 レスが遅れて申し訳ありません。ほんとに今年の五月からなぜかいろいろ忙しいことが出てきてあわただしくしておりました。みなさまにはご迷惑をおかけしたと思います。体調に関しては、ほんとに健康にすごしております。風邪気味だったことがあったくらいで、元気にしております。温かいお言葉に感謝いたしております。

 さてさて、ご心配されているお子さんの様子ですが、それは男の子、とくに灘などをめざしている子どもにはほんとによくあることですよ。

 正答率が低い難問は解けている、正答率が高い問題で落としてしまう…

 意識とふだんの訓練が、やはり難問に向くのがこの時期なんです。とくに冠のついた難問などは、きっとものすごく集中して解いてくれると思うんですよ。

 「これは灘の○○年の問題だ」

 な~んて講師が話をしてから演習に取り組むと、子どもたちの目の輝きが変わるんですよね。
 国語の、語句系のものなどでも同様です。灘のものだ、と、言わなくても、灘と同じ形式のものだ、という一言だけでも変わります。

 べつに本人も、灘という冠がついていない問題をないがしろにしているのではないのですよ。でも、模試などでも、「お、これはおもしろい問題だな」と思ったやつに目がむいていく、というのも確かですし、おっしゃるように時間制限内で、すべて解こうという意識が強くなると、できる問題を手早く済ませ、難問や時間がかかりそうなものをしっかり取り組む、という意識に、自然となっていると思うんです。

 その「手早くやろう」「ぱぱっと解いて次行こう」と思うときにミスを出してしまったの、勘違いしたり、問題を読みそこねたり…

 おっしゃるように、「時間のレイアウト」をしっかりと組み立てて、解いていく手順、というのを身に着けていく時期になっているのは確かです。

 ただ、模試を解くために、模試の手順に習熟しても意味はありません。やはり、灘の入試問題に関してそうでないとだめなんですよね。

 灘の算数は、すべての問いがそうではありませんが、算数が得意な子がついつい引きずり込まれる問題がけっこう出てきます。
 これ、こうやったら解けるな、と、あたりをつけて始める… おや、うまくいかないな… あれ、じゃあこうかな… お、解けそうだが… あれれ、ちょっと違うな… と、なるような問題、あるんですよね。
 落とせそうな城なのに、なかなかうまく布陣されてて手こずってしまう… ここを、さっと回避して、おっしゃるように自分が解ける問題に集中する、という「判断」は、入試の本番で大切なことなんです。

 この「訓練」は、半分以上が習熟で、つまり志望校別の特訓が始まり、そうして秋以降のところで、たいていは身についていくことは確かなので、今、あわてて、こうしよう、ああしよう、と、作為していく必要はありません。

 ここは、細かく分析してみてください。

 「正答率が高い問題」で「お子さんが間違えた問題」

 というのは、十分に精査しておく必要があります。小六の夏休み前くらいには、小五のときにできていた分野や得意な分野が、そういう意識があるがゆえに深い学習ができておらず、「得意分野の難問解答力」が低下している場合があるんです。
 ここは、お子さんが得意な算数の分野の難問というのを、ちょっと多めに訓練していく、という時間をとってほしいところです。
 好きな分野や得意な分野は、数をやっても苦にはならないと思うんですよね。
 小五のときに、好きな分野や得意な分野をたくさん解ききれていないところがあったのかもしれません。

 お通いの塾では、過去の模試のバックナンバーは販売されてはおられませんか?

 もし、手に入れば、それを一度、制限時間無しで、つまり、主観的時間制限でやらせてみるんです。
 おまえが、いちばん快適に解ける速度でやってごらん、何分か計ってみるから、と、やってみるんです。
 で、横からのぞきこんでみて、どの大問にどれだけ時間がかかっているか、など、測定し、やり終わったあと、この問題のここは何分で、こっちは何分で… と、お子さんと話し合い、そうして、また別の問題を用意して今度は大問抽出だけして、これを何分でやってみて、と、分解してやらせてみます。
 めんどくさいようですが、この方式は、実際の灘の問題でも、10月以降あたりにもやらせてみるんです。
 「本人の正答率がもっとも高い速度」を知ったうえで、その速度を自然な形で早めつつ、得点しなくてはならない問題はその快適速度で必ず解かせる…
 これができるか否かは、けっこう合否を分けるポイントになります。

 50分の模試があったとして、快適速度だと65分かかったとします。
 快適速度を維持しなくてはならない問題、主として難問などにはその時間を維持させ、そうではない問題、もっと速度をあげても解ける問題を本人にチョイスさせ、あらためてその問題と同じような出題形式のものを時間制限下で解かせていく…

 ま、あとは、算数を楽しく解かせてやってください。「くすぐり」も重要です。
 正答率が低い問題を解けていることは、大きく評価してやって、難問チャレンジの時間もとってやって、「お~ こんな問題もできるんか、すごいな」と言うてやってほしいですね。
 あ、男親の「つぶやき」はけっこう男の子はけっこう励みになりますよ。めんとむかってすごいな、というのもよいのですが、たとえば、答え合わせを親がしてやっているときに、何気なく、「ほう~」とか「え、こんな問題もできているんだな」とつぶやくだけでも、大げさにほめることよりも効果があります。
 男の子って、父親にはほめられたい、というより、認められたい、という意識が強いんですよね。
 微妙な違いなんですが…

 何か追加質問があればどうぞ。
 

【2616344】 投稿者: しろくま   (ID:ghOwq4A7bNE)
投稿日時:2012年 07月 13日 15:08

「悩み」さま

 しろくまがよく申し上げることは

 何かを増やすことは、何かを減らすこと
 何かを減らすことは、何かを増やすこと
 早くに何かを得ることは、同時に何かを失うこと

 早期に勉強することによって得られることはむろんたくさんあります。でも、必ず失っているものがあります。

 たとえば、「できる」「できない」という意識は、それを感じるものに接したときから初めて生まれる意識です。

 へんな話ですが、勉強する、問題を解く、できる、ということと同時に、解けないもの、できないものを発見していくことになりますよね。
 やっていなければ、それができるもできないも意識することはありません。

 低学年からやる学習というのは、かんたんに言うと、小四で習うことを小二でやっているだけ、というものも多く、いずれできるようになることを、まだできていない、というだけのことにすぎず、いたずらに「できない」ことをどんどん累積して発見していくプロセスでもあるわけです。

 「できる」が増えるかわりに「できない」も増えていって、小四のことが小二で「できる」ことのすごさを忘れて、小二でできなくてもよいことを「できないとだめなこと」と勘違いしてしまう…

 これでは子どもがかわいそうです。

 今の時期は、「できること」に大きく評価を与えてやり、「できない」ところは、「今できなくてはならないのにできないこと」と「今できなくてもよいできないこと」にしっかりと分けて、「今できないといけないこと」の回復に時間をけてやってください。

 「子どもに似合った進路の選択」

 これはもう大前提です。それがたまたま最難関なのであるのかそうでないのか、ということの違いなだけです。
 子どもに適していない学校を受けさせる、という親などいませんよ。子どものことをいろいろ考えたうえで、いわば親の子どもへの愛情の表現の一つが、学校選択でなければなりません。

 「あきらめる」「あきらめない」という表現も今の時期には適しておりません。

 ちゃんと勉強させて、しっかりと理解させてやる… そして模試などの結果も、それで今の時期、合否を判定したり志望校をきめたりするのは子どもへの接し方を誤るポイントになります。

 しろくまの時代は、小五から中学受験の学習を本格的に始めていきました。それで手遅れ、なんて考えたことは一度もありません。当時は、それより前に早く始めて何を教えるんだ? という感覚でしたよ。

 早くに始めたことで、次に活かせることは大いに活用し、早くに始めても、当該学年になったら、ほかの子たちと同じレベルである、ということもふつーにあるわけですから、それが損とか無意味とか言うことなどけっしてありませんよ。

 早くに始めてよいこと、結果に出ることはかりではないんです。「早くに」始める、のが大切なのではなく、子どもに適した勉強方法で、しっかり深くやっていく、ということが大切なんです。
 小四ならば、学習習慣の定着と、発達段階に適した算数の内容と、国語の語彙数さえ確実におさえておけば、受験のための前提は整いましたよ。
 いまはまだその前提作りの段階でしかありません。

 あきらめるあきらめない、の、判断の時期でもありませんし、ましてや「奇跡が起こる」時期でもありません。
 来年、小五から始まるのだ、今はそのための準備だ、とお考えくださいな。

 小四の子どもの何を、模試や小テストの成績で、測定できるというのでしょう?
 もっとお子さんを見てやってください。ここまでで、できていること、成長してきていること、きっといっぱいいっぱいありますよ。
 それを基盤にして、さぁ、これからスタートしていくのだ、というのが来年ですからね。
 お母さんが悩まれるのは、小六の秋くらいまでどうかお預けくださいな。

 何か追加質問があればどうぞ。  

【2616519】 投稿者: おやじ   (ID:wrUp.eu5drk)
投稿日時:2012年 07月 13日 18:20

しろくまさま


お元気そうでなによりです。
アドバイスありがとうございます。


なるほど、そうそう、まさにそれ。などと思いながら読ませていただきました。


特に「よくあること」とお聞きし、安堵いたしました。


息子の心をくすぐりつつ、アドバイスにありましたような方法を実践してみようと思います。


お忙しい中、本当にありがとうございました。

【2616971】 投稿者: 悩み   (ID:29FwTlQnOIA)
投稿日時:2012年 07月 14日 01:24

お忙しいのにご丁寧に返信ありがとうございました。
なんか感傷的になってしまいました。

私立小のため、今通っている塾には同じ学校の人がいっぱいいます。
大部分が一番上のクラス。。。でもわが子は最下位クラス、もしくはその上程度。

その事実が嫌で塾をやめようと思ったこともありますが、
(親も子もあの子はvクラス、飛び級など私にとって面白くない話題が多くて。)
でも気にしないことにして塾行っていました。(主人が世間体を全く気にしない人だから。相談するたびそんなんどーでもいいやん、って笑われました)

実はしろくまさんの返信をよむまで、もう向いていない(かもしれない)勉強を続ける限界かと思い、塾をやめようかと思っていました。
でも、もう一回考え直そうと思いました。

やはり最難関は無理っぽいですが、まだ諦めずに、子供が伸びる塾、中学を選んであげたいなって思います。

しろくまさんありがとうございました。

【2617765】 投稿者: 逆転   (ID:U9I./gnfwCY)
投稿日時:2012年 07月 14日 22:11

しろくまさま

お忙しい中、アドバイスを頂きありがとうございます。

私達の悩みの原因が、目から鱗が落ちる様に理解出来ました。
ああ~、そうだった…息子もそんな感じだ、と。

塾の先生からは、もっと色んな問題を解きなさいと言われたそうです。
きっと先生もそこに気づかせたかったのかと思います。

しろくまさまの仰るように、この夏は「出来る問題の再確認」、「わからなかった問題の振り返りの繰り返し」を課題に取り組んで行きたいと思います。

ありがとうございました。

【2619204】 投稿者: しろくま   (ID:r5LPFH4DFv6)
投稿日時:2012年 07月 16日 11:26

「イプシロン」さま

 レスが遅れて申し訳ありませんでした。

 たしかに、ふりかえってみると、ずいぶんとみなさまと長くおつきあいさせていただいております。さまよえるしろくまだったのが、エデュさまのご厚意とスレ主さまたちのおかげで、すっかり長居をさせてもらっています。
 また、「外の人」さまのおかげで、まとめブログまでつくっていただいて感謝ばかりの日々です。

 どうぞお気軽にお声かけくださいね。似たような話はもちろん参考にはなりますが、あくまでも「似ている」というところ… 微妙な違いというのはいくらでもあって、そういう部分こそ「悩み」であることはいくらでもありますからね。

 そうですね。受験生にとっては「遊び」というのは大切なポイントです。もちろんストレスを発散させる、というような視点もあるのですが、子どもは社会性や経験をまずは遊びを通じて養っていきます。
 昔の子どもと今の子どもの遊びを比較すると、なんといえばよいのか… 今の子どもの遊びというのは、子ども自身に「想像させる」部分が少ないですよね。画像はリアルですし、最初から決められたストーリーを追跡していく…
 お人形遊びとか、怪獣の人形を使って遊ぶとか、そういうものって、「何か」を「何か」に見立てる、という遊びですよね。
 怪獣が、口から火を吐いている、と、想像する、積木や空き缶をビルに「見立てて」こわしていくのを「想像」して遊ぶ…
 お人形遊びやママ事なんか、自分で物語を創造していく作業でもあります。

 すっごく迂遠なようですが、国語力っていうのがあったとして、そういうものは、こういう遊びによって培われていた、というような気がします。
 昔の遊びにもどる、というのはなかなかできないのですが、遊びの質的転換、というのは、長い目でみると、受験の国語、ということの得点力にかかわっていくところのような気がします。

 すいません、ずいぶんとむだな話をしてしまいました。

 女の子は、あっちが立つとこっちが立たない、というジレンマの悩みに陥るんですよね。これは昔っから変わりません。

 提出しなあかんねん! 全部できなあかんねん! でも、遊びや習い事もちゃんとするねん!
 そんなこと言うてたらどっちもできないじゃないの!

 という母娘のやりとりは、延々と、それこそ中学に入ってからも続く場合があります。

 ただ、女の子は「雑」派と「整」派の落差が激しく、きっとお子さんは「整」派で、なんでも生真面目に取り組んでしまうタイプなのかもしれません。きっと遊びまで生真面目にしているかもしれませんね~

 「雑」派のほうが、子どものほうが楽で、

 ああ、こんなんこれでええねんっ そんなんな、先生だって無理やってわかってるからっ 怒られたら怒られといたらええねんて、あははは。

 みたいな女の子もいます。

 さぁ、そこでお話しにあるように、いろいろな難しいところが出てくるんです。

 「今はきちんと習慣づけることが必要」

 これは、小4生に対する塾の先生の「基本トーク」で、何も間違えたことではないんです。
 ただ、ほんとうは、枕詞がついていて、

 「今は、成績そのものにこだわるのではなく、何時になったら何の教科していくのか、何時から何時は机の前に向かわせる、という学習習慣をつけることに重点を置いてください。」

 という趣旨なんです。

 塾の先生としては、こういうことを続けていくうちに作業速度も上がり、最初はぎりぎりだったのがしだいにできていくようになる、それが小4なのだっ という哲学があるんですよ。
 しろくまもそのへんは一部同意で、がんばっているね、だんだんできるようになってきているよね、と、声をかけてやりたいところです。

 ただ、やはり、消化不良はいけません。小4のテーマは「できる」より「わかる」にポイントを置いてやるべきですから、点数が出るための学習はもっと先にのばして、「わかる」ための学習に時間を割いてやらないといけません。

 あと、このままだと、「負の副産物」として、実際の模試や入試で、第一問目から順番に解いていって、わからない問題をあとまわしにして次に進む、ということをしにくい体質になってしまい、時間が足りなくなる、という現象も見せ始めてしまいます。

 ふだんの学習の取捨選択、ということが、「悪いことではない」という意識もつけさせておきたいところです。

 塾の先生は、相談の第一アクションに対する第一リアクションは、必ず一般論で返答なさいます。
 「全部しなくてもよいと言ってもらえませんか?」に対しては「今は習慣付けが大切ですから全部できるようにしてください」という回答になります。
 で、はい、そうですか、ではなく、「それはわかっているのですが…」と家庭での様子を事細かく説明したうえで、「全部はさせますが、とりあえず、先にとりくむ、またはこれはできないと困るという問題だけご指摘願いませんか?」と、押し返して、優先順位を教えてもらう、というところに持ち込んでほしいところです。
 算数などはとくにそれが可能で、優先順位がつかないわけがありません。

 で、そのうえで、「先生からも、声をかけてやってください」と一言添えて、帰宅後、「全部やっていくのはよいことだし、大切。でも、優先順位をつけてすべてやる、という流れも大切なのよ」と説いてやってください。
 優先順位を知ったうえで、解かせていくと、これは丸覚えではだめ、ここはわかってから次にいかせよう、という、取り組ませ方の粗密がつけられます。優先順位んが低いところはさっと流してしまう、でも、かまいません。

 とくに、優先順位が低い、あるいは難問は、解説と解答を並行して進めていってもよいんですよ。解説読みながら解いていく… で、よいんですよね。
 大切な問題、現段階で解けないといけないもののみ、思考+解答作業、で進めればよいのです。
 また、国語に関しても、「模範解答からの逆流法」でやっていけば時間の短縮にもなります。
 重要問題(理由説明、内容把握、心情説明)をしぼって親音読・子黙読で進めて、空欄補充などはそのつど答えを入れてどんどん進めて、重要問題だけを解いていく。模範解答はこうなんだけれど、どうしてそうなるのか説明してね、という方法で進めていくわけです。
 けっして手抜きではなく、「わかる」ということに力点を置いた学習です。

 算数も、実際のテストでの得点力をあげるのは小5にまわし、「わかる」ことを重視して、「わからない問題」は、解説を読んでわかればそれでOK、としていく、ということですね。

 まずは、お子さん自身の「姿勢」はまちがえてはいない、と、もちあげてやってください、「すべてやろうとするのは間違いではないのよ、前よりずいぶんとできるようになっているものね、いずれすべて楽にできるようになるわよ」、「でも」、「優先順位をつけるのがこれから大切になるからね」と丁寧に説明してやってください。
 
 あとは、微妙なニュアンスをうまく講師の先生に説明してもらえればよいのですが…

 何か追加質問があればどうぞ。 
 

 

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