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【1006085】無罪判決。

投稿者: 中山寺。   (ID:O2BkwVrmBIc) 投稿日時:2008年 08月 20日 11:30

帝王切開の際、子宮摘出のタイミングが遅れたために産婦が死亡、という理由で訴えられた医師に、無罪判決が出ました。私は妥当と思います。みなさんは、どうお考えでしょうか。

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  1. 【1008597】 投稿者: 医者の孫  (ID:28aSx14sBpY) 投稿日時:2008年 08月 24日 11:09

    補足+疑問 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > この事件の原告は被害者の父親ではなく検察です。
    > 不信感云々で立件したのではなく「勝てる」という気持ちが先走った立件だったようですよ。


    検察はどこの部分で、なぜ勝てると思ったんでしょうね。
    民事ではなく、刑事だったわけでしょう?
    素人目から見て、ほとんど勝ち目がない裁判だったと思うんですよ。
    その辺の事情を詳しく書いてあるものをまだ読んでいないので
    もしもご存知でしたら教えて下さい。


    > また向けられたメディアに嫌な顔くらいこの医師はしたくもなるでしょう。
    > コメントする前に諸事情を把握されています?
    > この医者はこの事件で逮捕されることにより、待望の自分の子どもの出産に立ち会うことも出来ず(奥様が妊娠後期だったそうですし、お子さんの出産もご自身の手で執り行う予定だったとか)患者さんも30名近く抱えている中での出来事だったそうです。


    これから被告人席に立つのです。
    嫌な顔をしたくても、するべきではないと思います。
    逮捕云々関係なく、医師という職業を選んだら
    ご自分の奥様の出産の立会いなんて、なかなかできないのでは。
    産婦人科医で30名の患者を抱えていたのなら、尚更のことでしょうね。



    > 保釈されても休業状態でいらしたそうです。
    > 無責任に騒ぎ立てたメディアに「笑顔でも向けろ」とでも言うのでしょうか?


    メディアはこの裁判の取材に行っただけだと思います。
    今回の件に関しては、無責任に騒いではいなかったと思います。
    私の見る限りでは、成り行きを見守る立場を崩さなかったように見えました。
    カメラに気が付いたのなら、軽く会釈くらいしても良いのではありませんか?
    もちろん笑顔はタブーです。
    あたりまえですが。


    > 2人目は危険だと言われているのに無視して妊娠出産を強行。
    > 大きな病院への転院を進められたら交通費が高くつくから嫌だと拒否。
    > 子宮摘出の可能性を示唆したら3人目もほしいからと拒否。
    > こんな患者さんの希望を聞こうと能力を超えた(?)手術をさせられ逮捕され、身内からは医学生の産婦人科離れや産科の廃業の原因になったと叩かれているのにこれ以上求めるほうが酷じゃありませんか?


    自分の能力を超える手術をさせられた?
    それ、本当ですか?
    病院側の圧力か何かで拒絶できなかった、という事なのですか?

  2. 【1008717】 投稿者: どうだろね  (ID:zJlBTLvCinA) 投稿日時:2008年 08月 24日 14:53

    > > この医者はこの事件で逮捕されることにより、待望の自分の子どもの出産に立ち会うこ>とも出来ず(奥様が妊娠後期だったそうですし、お子さんの出産もご自身の手で執り行う>予定だったとか)患者さんも30名近く抱えている中での出来事だったそうです。

    >これから被告人席に立つのです。
    >嫌な顔をしたくても、するべきではないと思います。
    >逮捕云々関係なく、医師という職業を選んだら
    >ご自分の奥様の出産の立会いなんて、なかなかできないのでは。
    >産婦人科医で30名の患者を抱えていたのなら、尚更のことでしょうね。
      
    本人の希望で執り行いたかった。というよりは奥さんが勤務先に通院してた。
    大野病院には本人しか分娩をする医師がいなかったのだから
    当然自分がやると思っていた。ということでしょ。
      
    メディア・マスコミに対する不信は有ったと思いますよ。
    在宅起訴ならともかく証拠の隠滅や逃亡の可能性も無く、一年間も普通に勤務していた
    人間が出勤のために自宅を出たらいきなり逮捕、おまけにマスコミが待ち構えていた
    なんて普通は考えられないでしょ。
      
    逮捕されるタイミングがなぜかマスコミにリークされていたらしいですね。
    (検察から情報を得た遺族がマスコミに流したという話を聞きました)

  3. 【1008779】 投稿者: 記事まとめサイト  (ID:0xskna5TM2Y) 投稿日時:2008年 08月 24日 17:03

    医者の孫 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    >
    > 検察はどこの部分で、なぜ勝てると思ったんでしょうね。


    ○医師に病死以外の異状死の届け出を義務付けた医師法21条違反
    過失なき診療行為でも避けられなかった結果といわざるを得ないから、本件が医師法21条にいう異状がある場合に該当するといえない。


    ○その他
    最大の争点だった胎盤剥離(はくり)継続の判断について、判決は「直ちに子宮摘出に移るべきだった」との検察側主張を「一部の医学書と検察側鑑定による立証のみで、臨床症例は何ら示していない」と否定した。

     立件への反対を明確に表明した医学界の後押しもあり、弁護側は周産期や病理の権威と目される研究者を次々と証人に立てて反証した。

     一方で検察側は周産期の専門家を証人に立てられず、十分な立証ができなかった。象徴的なのが、剥離でのクーパー(医療用はさみ)使用の是非だ。冒頭陳述では過失の柱だったが、捜査段階で使用に否定的だった検察側証人が公判で証言を翻し、検察側は結局、論告で過失から外した。

    判決で鈴木裁判長は、胎盤剥離中の出血量は5000ミリリットルに達していたとした検察側主張について、「麻酔記録などから2555ミリリットルを超えていなかった」と退けた。



    詳しくは
    新聞ニュースなどのまとめサイトです

    http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20080820
    http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20080821
    http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20080822

  4. 【1008979】 投稿者: 医者の孫  (ID:28aSx14sBpY) 投稿日時:2008年 08月 24日 22:59

    記事まとめサイトさんへ

     
    何度もありがとうございました。
    たった今ざっと読み終えたところです。
    日本医学会など、100を超える医療関連団体が相次いで抗議声明を発表していたのですね。
    これでは検察側に勝ち目なんてまるで無かったかも。
    負け承知で挑んだ裁判だったのでしょうね。
    刑事裁判では、はっきりとした証拠でもないと通常勝てないですから。
    今回の場合、それがないわけで。


    <朝日8月20日>
    大野病院のある助産婦は、他の病院へ移った方が良いと助言していた。
    訴えられた医師の先輩医師は、手術の危険性を医師に忠告していた。
    院長は、大出血の連絡を受け、他の医師の応援を提案していた。


    う〜ん、危険を回避できなかったのは何故なんだろう。
    裁判で、もう少し明らかになってほしかった。
    今ひとつすっきりしません。

  5. 【1008998】 投稿者: 医者の孫  (ID:28aSx14sBpY) 投稿日時:2008年 08月 24日 23:22

    連投失礼します。

    どうだろね さんへ:
    -------------------------------------------------------

    > 在宅起訴ならともかく証拠の隠滅や逃亡の可能性も無く、一年間も普通に勤務していた
    > 人間が出勤のために自宅を出たらいきなり逮捕、おまけにマスコミが待ち構えていた
    > なんて普通は考えられないでしょ。


    在宅起訴では妊娠中の奥様の目の前で、という事になりますよね。
    病院ですと患者さんの目の前で、ですし。
    タイミングとしては自宅を出てすぐ、しかなかったんじゃないですか?

      
    > (検察から情報を得た遺族がマスコミに流したという話を聞きました)


    出所のはっきりしない、ただの噂話でしょう。

  6. 【1009032】 投稿者: ぐうたら  (ID:v58Ib08/LSU) 投稿日時:2008年 08月 25日 00:20

    この事件について、マスコミの報道は分かりやすい遺族感情によりそっているので、
    テレビ、新聞からだけでは殆ど正確な情報が得られないと思います。
    裁判の経過が、下記のホームページに載っていますのでご紹介します。
    全14回の公判の詳細がわかります。


    周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページ
    http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage


    医師の人格を否定する書き込みもありましたが、誠実で能力のある医師だと私は思います。
    この事件がなければ、現在でも、崩壊寸前の地域の周産期医療を支えつづける医師として
    活躍していたのでしょう。


    逆に、墓前で土下座をさせたりする、ご遺族の処罰感情のほうに怖さを感じます。
    ただ、身内の突然の死に対して誰かに責任をとらせたいというのは、普通の感情かもしれ
    ません。そうであれば、報道はもう少し遺族感情に距離を置くべきではないかと思いまし
    た。

  7. 【1009043】 投稿者: ぐうたら  (ID:v58Ib08/LSU) 投稿日時:2008年 08月 25日 00:42

    産科の女医さんのブログに今回の事件と同じような癒着胎盤に遭遇した経験が
    載っています。大野病院の医師と同じ方法で、こちらは幸い救命できた話ですが、
    運がわるければ大野病院と同じようになっていたのかもしれません。
    その緊張感が伝わってくる内容です。
    ここにクーパーというはさみがでてきますが、検察は起訴当初クーパーを使って
    切ったために出血多量になったと誤解していたようです。


    ななのつぶやき
    http://blog.m3.com/nana/20071231


    因みにこのブログ、産科医の境遇や苦悩がよく分かり、またあたたかみのある
    よいお話が載っています。中学生の長男にも時々読ませています。

  8. 【1009058】 投稿者: どうだろね  (ID:zJlBTLvCinA) 投稿日時:2008年 08月 25日 01:40

    >在宅起訴では妊娠中の奥様の目の前で、という事になりますよね。
    >病院ですと患者さんの目の前で、ですし。
    >タイミングとしては自宅を出てすぐ、しかなかったんじゃないですか?
      
    在宅起訴でも自宅を出たタイミングでも奥さんの前という点では一緒です。
      
    唯一違うのは
    自宅の外に出た瞬間=マスコミのカメラでお縄を頂戴する瞬間を
    映すことが出来るということですね。
      
    どうしてそんなマスコミに都合のよい条件が揃ったのでしょう?不思議です。

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