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【1006085】無罪判決。

投稿者: 中山寺。   (ID:O2BkwVrmBIc) 投稿日時:2008年 08月 20日 11:30

帝王切開の際、子宮摘出のタイミングが遅れたために産婦が死亡、という理由で訴えられた医師に、無罪判決が出ました。私は妥当と思います。みなさんは、どうお考えでしょうか。

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  1. 【1006886】 投稿者: 不信感から起こる訴え  (ID:PLcM5mWI23c) 投稿日時:2008年 08月 21日 17:46

    違う さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 結局、出産時は意識清明だった人が急に出血死した事を
    > 家族が受け入れられない事例。
    > 事前にどんなに説明しても、そのリスクの説明は難しいと思う。
    > 誰かが書いていたけど、そういう不運もあるという認識がなかった。
    > だから、許せないと家族は思っている。
    > 家族が死ぬと何か自分に出来なかったかと思うものだから、仕方ないところもある。
    > 母親になる心構えとして、不幸にも異常妊娠になることがあり、
    > 妊娠自体がリスクを伴うと家族共々教育すべきだ思う。

    <違うさん>のおっしゃることが事の発端なら、やり場のない悲しみをどこかに向けたいという遺族心理の矛先になった・・・つまりとばっちりを受けたということですか。

    どのような手術にも(盲腸摘出や抜歯さえ)リスクは付き物・・・そんなことは社会人の常識だと思います。リスクが90パーセントか0.01パーセントかは医師の説明責任でしょう。でも医師が100パーセントリスクはありませんと言うなど考えられません。それでは手術前のインフォからビデオとテープを回しましょう。

  2. 【1007267】 投稿者: 中山寺。  (ID:O2BkwVrmBIc) 投稿日時:2008年 08月 22日 10:09

    でもね様。本人はある程度、説明を受けていたとしても、それを実家のお父さんにまで、話していたでしょうか。想像するに、大丈夫よ、心配ないから、くらいの話をしていたのではないでしょうか。





    死ぬかもしれない、かなり危険、ここの病院は産科医は一人である、また輸血用の血液も常備しておらず必要な時に運んでもらっている、あなたのリスクを考えれば、産科医が複数、大出血に備えて常備しており、即時に輸血できる病院に転院する、という方法もありますし、また、本人の血液をあらかじめ輸血用に採血しておく、手術の時だけ、他病院から応援に来てもらう、そういう手段もあったと思います。




    このお医者さんは、確かに気の毒です。でも遺族に対してはどうでしょうか。安心だと聞かされていたのに死亡、そして事前事後、なんの説明もなく、死んだのですから葬儀屋を呼んでください、遺体を搬出してください、ただそれだけ言い渡されたのでは、何があったのか、避けられないことだったのか避けられることだったのか、明らかにしたいという気持ちを持って、当然です。





    あれれ様。もちろん、万能ではない、よくわかっています。それでも、リスクの大きい出産に際して、産科医を複数、また本人の血液をあらかじめ採血しておく、できることです。

  3. 【1007274】 投稿者: 中山寺。  (ID:O2BkwVrmBIc) 投稿日時:2008年 08月 22日 10:23

    事実確認様。民事告訴は被害者、刑事告訴は検察当局が告訴する、おっしゃる通りです。




    無罪判決が出ると、その告訴をした検察官、その職歴に多少の不利をきたします。しかし、です。たとえ無罪判決が出たとしても、訴えたことで、何が必要であったのか、明らかにすることができます。死にました、引き取ってください、ただそれだけでいいのでしょうか。




    産科医が複数、自己輸血、それでも命が救えませんでした、ご本人は、たとえ自分が死んでも、この子を助けたい、生かしたい、そうおっしゃってお産に望まれました、ここに書いたものがあります、万一の時は遺族に見せてくださいと書いたものです、そこまでの説明があればですよ。このお父さん、我が子ながらなんと勇猛果敢な、そこまで覚悟していたならわしは何もいわん、と涙をぬぐわれたでしょう。




    へ様。お医者さんの無罪については、妥当です。しかし、産科医が複数、自己輸血、そして死ぬ可能性があるのかどうか、たとえ死んでも産む、と固く決意していたのかどうか。それらについては、制度を改めるべきです。




    奈良の、最初のたらい回しの妊婦さんは、受診していました。その後の、救急車で交通事故にあって、胎児のみ死亡した人は、未受診です。しかしこの人に関しても、産科費用が自己負担でかつ多額であること、改善する点はあります。

  4. 【1007320】 投稿者: 今回のケースは  (ID:H2ixl1H3UXU) 投稿日時:2008年 08月 22日 11:26

    亡くなった方を悪く言うのははばかられますが・・・。
    患者は第一子も帝王切開で、二子の出産も危ないと言われていたのに無視して妊娠をした。
    出産時のリスクを説明し、大病院への転院を薦められたのにも関わらず費用面から拒否。
    (移動の交通費が高くつくとかの理由とか・・・)
    事前に子宮摘出の可能性を説明されると、3人目の出産を希望し拒否している。


    というケースでの出産時での出血多量による死亡です。


    中山寺。さまが仰っているような
    >本人はある程度、説明を受けていたとしても、それを実家のお父さんにまで、話していたでしょうか。
    >想像するに、大丈夫よ、心配ないから、くらいの話をしていたのではないでしょうか。
    レベルの話ではないようですよ。

    医師の技量云々以前に、患者とそのご家族は「出産でのリスク」というものを安易に考えすぎていたのではないでしょうか?
    これで医師の責任を問う判決が出ていたら・・・これこそ怖いです。


    私自身 自然分娩ではありますが、持病持ちで管理出産(陣痛促進剤を使った無痛分娩)をした経産婦です。
    第一子出産時にも酸素不足によるチアノーゼ状態になったり、麻酔が効きにくい体質ということもあり第二子を出産希望するならとしっかり病院から期限を言い渡されました。
    (年齢的な問題もあり)
    それ以降では「確実に」生命の保証が出来ないので「うちの病院では受け入れられないよ」と言われました。
    ギリギリですが、期限内に出産することは出来ましたが・・・。


    このときは急にお産が進み、管理出産の予定が産婦人科医が到着する前に子どもは出てきてしまい 出産時の痛みを緩和する麻酔が産後に効いてしまったこともあり大量出血。
    1リットル以上の出血であわや・・・という経験をしています。
    胎盤の位置などは非常によくてあまりトラブルにはならないタイプの妊婦だったのですけど、「出産は命がけ」と思いました。


    亡くなった方のご冥福と残されたお子さんの今後の幸せを切に願います。

  5. 【1007424】 投稿者: 中山寺。  (ID:O2BkwVrmBIc) 投稿日時:2008年 08月 22日 13:48

    今回のケースは様。第一子の時の帝王切開の理由、前置胎盤でしょうか、または他の理由でしょうか。いずれにしても、その時は死ななくて済んだわけですし、第2子にしても、リスクが有りますよとは聞いていても、その可能性は0.2%程度、1000人に二人あたりではないでしょうか。いくら何でも、生き残る可能性がそちらなら、産もうとは思わないでしょう。




    また、ハイリスクのお産の場合、医療費や交通費、なんらかの形で補助があってもいいような気がします。3人目を希望するということは、家庭円満で幸せに暮らしていた、ということです。まだ若い人でもあります。




    妊婦の転院、または医師の派遣、なんらかの方法でもって、出産時に医師が複数つく、また自己輸血を行う、制度化されてもいいと思います。





    技量が劣っていたとは思いません。しかし、人間一人と、二人ではできることが数倍違います。また、自己輸血は副作用も少なく、安全です。1000人に二人死ぬ人がいる、と1000人に二人しか生き残れる人がいない、では全く違います。





    医師の責任を問うのは酷です。が、制度の不備は改めるべきです。

  6. 【1007894】 投稿者: 通りすがりの医師  (ID:leigkTwx6zA) 投稿日時:2008年 08月 23日 06:03

    中山寺。 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    産科ではありません。他科の医師です。


    自己血輸血にこだわっていらっしゃるようですので出て参りました。
    通常人体の血液は体重の7%といわれています。また、どの程度の出血で
    死に至るかというと、動脈で1/3、静脈で1/2といわれています。
    これはもちろん何も手を施さなかった場合です。病院では輸液、輸血、薬剤、
    あらゆる手を尽くしますからこれ以上の出血があってもほとんど助かります。
    (妊婦さんのデータはありませんが)
    仮に60キロの方として静脈からの出血の場合
    60×7%×1/2で2リットル以上の出血があったわけです。
    これに対し貯血は1ヶ月で800ml程度。また妊婦さんの場合大概貧血傾向ですし
    ガンの手術と違って準備期間も1ヶ月もありません。
    貯血でまかなうのは無理です。
    今回のケースでも当然輸血はしているはずです。


    > いずれにしても、その時は死ななくて済んだわけですし、第2子にしても、リスクが有りますよとは聞いていても、その可能性は0.2%程度、1000人に二人あたりではないでしょうか。いくら何でも、生き残る可能性がそちらなら、産もうとは思わないでしょう。


    1000人に2人とはいってもリスクはあったわけです。
    たまたまその2人になってしまったとどうして考えられないのでしょう?
    最初のお産は998人のほうにはいったということです。
    私自身救命率50%以下の手術もしたことがありますが、助かっても特に
    ほめられるわけでもなく救命できなかった時にはたたかれるのでは
    やりきれないな〜(別にほめられるために手術したわけではありませんが)
    と感じています。


    最近感じているのはマスコミの怖さです。
    数年前医療事故の報道が医療ミスとして数多く報道され、日常診療していても
    自分の思い通りの結果にならないと「訴えてやる」とすごむ方が
    かなりおられました。
    その結果何が起きたかというと、医師だって人間ですから訴訟にならないよう
    自分の能力の限界よりかなり下の絶対大丈夫と思われることしかしなくなりました。
    また、病院ではリスクの高いこともしなくてはいけませんから病院を離れ
    外来しかしない医師も数多くいます。
    すると今度はマスコミが「医者がいなくて患者は困っている」と書くわけです。
    もともとはマスコミが種をまいたのにそれに対する反省はまったく見られません。


    現状ではお産を扱う医師はどんどん減っているわけですから
    どの病院でも医師は自分の抱えている患者さんでいっぱいいっぱいです。
    ですのでおっしゃっている「医師の派遣」は無理です。出張している間に
    自分の患者さんに何かあったらどう責任を取るのでしょう?
    (妊婦さんは何が起こるかわかりませんから)
    今後はどんどん集約化されて特に地方では県庁所在地でしか産めない、と
    いう時代になるのもそう遠くないのかな、と思います。


    >また、ハイリスクのお産の場合、医療費や交通費、なんらかの形で補助があってもいいような気がします。3人目を希望するということは、家庭円満で幸せに暮らしていた、ということです。まだ若い人でもあります。


    医療費はすでに出産一時金が支給されています。
    またハイリスクの場合当然保険がききますし、高額療養制度もあります。
    金銭のみを考えればプラスかもしれません。
    そのほかにどのような補助があればよいとお考えですか?


    長々と書かせていただきました。

  7. 【1007909】 投稿者: あれれ  (ID:nMlal3N0KKc) 投稿日時:2008年 08月 23日 08:01

    中山寺。様

    >本人はある程度、説明を受けていたとしても、それを実家のお父さんにまで、話していたでしょうか。想像するに、大丈夫よ、心配ないから、くらいの話をしていたのではないでしょうか。

    >安心だと聞かされていたのに死亡、そして事前事後、なんの説明もなく、死んだのですから葬儀屋を呼んでください、遺体を搬出してください、ただそれだけ言い渡された

    >死にました、引き取ってください、ただそれだけ

    本当にそうなんですか?
    病院・医師側はなんの説明もなくそう言ったのですか?
    ソースはどこですか?


    >産科医が複数、自己輸血、それでも命が救えませんでした、ご本人は、たとえ自分が死んでも、この子を助けたい、生かしたい、そうおっしゃってお産に望まれました、ここに書いたものがあります、万一の時は遺族に見せてくださいと書いたものです、そこまでの説明があればですよ。このお父さん、我が子ながらなんと勇猛果敢な、そこまで覚悟していたならわしは何もいわん、と涙をぬぐわれたでしょう。



    この手の話は、思い込み、想像、「たら、れば」を言いだしたらきりがないと思いますが・・。


    >あれれ様。もちろん、万能ではない、よくわかっています。それでも、リスクの大きい出産に際して、産科医を複数、また本人の血液をあらかじめ採血しておく、できることです。

    これに関しては、「通りすがりの医師」様の専門家からご意見のとおりだと思います。

  8. 【1008100】 投稿者: 出産のリスク  (ID:risMF6ngXZA) 投稿日時:2008年 08月 23日 14:55

    医療技術の発達により、出産にはリスクがつきものという印象が近頃は余り
    ありませんよね・・・私自身、周囲は順調に出産した人ばかりで、自分自身も
    初めてのお産の時には出産後の準備ばかりで、お産で死ぬなどということは
    頭にありませんでした。


    しかしながら、第一子妊娠後期は切迫早産、挙句に前置胎盤のために自宅で大出血。
    (前置胎盤であることは、毎月の検診でも指摘されたことはありませんでした。)
    母子共に危ないという状況の中、緊急手術でなんとか第一子を出産。手術で大量
    出血で血圧がかなり下がり子供の産声を聞いた後、一昼夜意識朦朧としながら、
    「自分はこのまま死ぬのかも・・・」と思いました。
    幸い、私は死ぬことはありませんでした。
    5年あけて、第二子出産時は主人の知り合いのとてもベテランの信頼出来る先生
    にお願いしました。こちらも切迫流産など、妊娠生活自体は順調ではなく、
    なんとか出産までいきました。出産は滞りなかったのですが、問題はその後。
    胎盤が癒着していました。医師が手でなんとか剥がしたものの、剥がしきれず、
    産後ずっと出血が止まりませんでした。
    医師から、「40年近くこの仕事をやっているが、こんなケースは初めて。
    もう一度手術して、それでも癒着したままなら、子宮を摘出するしかない。」
    と言われました。
    私自身、どうしてこんなにトラブルが多いのかな、と思いますが、私がこうして
    生きていられるのも、二人の子供に恵まれたのも、全てが現代の医療のお陰
    なのだと思います。
    逆に言えば、現代でなければ、私はこうして生きていられなかったのだな、
    と医学の発達には感謝の気持ちでいっぱいになります。


    今回亡くなられた方や、遺族の方々の無念さは痛い程わかります。
    しかしながら、やはり出産にはリスクはつきものであることは、認識していなくては
    ならないと思います。
    胎盤の癒着とは私の主治医の医師も言っていたように、極めて稀なケースのようです。
    ベテランの医師であっても、そうしょっちゅう遭遇する訳ではないのだから、
    今回の医師は出来る限りやったのだと思います。
    このことによって、産科医離れがおき、これから出産される多くの方々に不利益が
    生じる事態を避けなくてはならないと思います。

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