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投稿者: なんでも民間 (ID:WEc4Om7cxo.) 投稿日時:2008年 01月 08日 07:01
民間出身校長のいる杉並区和田中で行われようとしていた夜間授業に対して、
東京都が待ったをかけました。東京都の反対はよかった。
みなさまどう思われますか?
夜スペは入塾試験もあり、サピックスが支援しており、月謝も取る方式だそうです。
対象も中位層で、受験対策だというから、塾そのものではないかと。
私自身、子供を杉並区の他公立中に通わせましたが、
学力差が激しく、上は国立開成、下は授業に出るのがやっとという状況でした。
40人のクラスに対して同じ授業を行うため、上位はたいくつ、下位はわからない、です。
私が子供だったころに比べて、格段に授業内容が簡単だというのに。
今のやり方をさらに夜間塾を重ねても底上げにならない。
先生を増やして、昼間の授業に習熟度別を設けた方がいいと思うのです。
当方は共働きである程度余裕があったので、塾へ通わせましたが、
うちのような難関国私立を受けた生徒は、授業中内職しています。
自分でやっておいてなんですが、結局、経済力が学力を制することになってしまって
本当にいいのかなあ、と、不安です。
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【807054】 投稿者: 金の流れ (ID:.Bfd3IEDbVo) 投稿日時:2008年 01月 11日 09:42
区からサピックスへの発注なのだろうか。
入札してるのかな。
公共施設を無料で使用させているのか。
そのコストは税金か。 -
【807102】 投稿者: 区民2 (ID:uoWDLMCCOA.) 投稿日時:2008年 01月 11日 10:35
杉並は国立・私立中学に進学する率が年々高くなる一方で、区立中学の存在感が薄くなっています。
そのような危機感があるから、今回のような試みがなされているのだと思いますよ。
ライバルは国立・私立中学なんです。(都立中学というのもできましたね!)
また、すでに「学校希望制度」も導入されており、区立中学の数も今後減る予定です。
区立中学同士の生き残り競争もあるでしょう。
その中で和田中は、地域の力を活用し土曜寺子屋を開いたり、「よのなか科」を設けたり、英検対策講座を用意したりと、民間校長のもと様々な工夫しています。
今回は「ふきこぼれ対策」として塾を活用するとのこと。いろいろな選択肢があることは、とても良いことだと思います。
地域の家庭に支持され、選択されるような魅力的な区立中学であるならば、今まで私立等に流れていた一部の層も戻ってくるかもしれません。
(区民税も払っているんですから!)
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【807203】 投稿者: 金星 (ID:Yysn.nuwVfI) 投稿日時:2008年 01月 11日 12:15
木星 さんへ:
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> 何かを大勢で行うとき序列は必ずつくものです。しかしそれは評価する側の一方的な
> 評価基準によることが多いものです。学力や偏差値至上主義の親が多い故、現在の状態に
> なっていると思います。
ひとつの物差しで人間を測ることは出来ない。人間は多様です。多様な価値観を認め評価することが大切なのでは?
> 多くの方が感じている格差です。格差感は、社会を荒廃させます。それは過去の歴史からも分かると思います。それには先ず親が教育はお金のあるもの勝ち(お金をかけないと優秀にならない)学力がある方が人間的価値や可能性があるという感覚を持たないことです。それは決して努力を怠ると言う意味ではありません。将来社会の変化に対応しながら生きていく力をつけるには、何が必要なのか?
非常に含蓄があるのあるお言葉で私には理解できない部分があります。「学力がある方が人間的価値や可能性があるという感覚を持たないことです。」をもう少し判りやすく説明していただけませんか?学力の定義が違うのかしら?私は単純に学力がある⇒行ける学校の選択が広がる⇒就ける仕事の選択が広がる・・・つまり可能性が広がるという感覚です。
「将来社会の変化に対応しながら生きていく力をつけるには、何が必要なのか?」
非常に質問が抽象的で答えにくいのですが・・・現代社会においては、読み書き計算などの基礎学力(この言葉も使う人によって定義がまちまちのようですが)は絶対必要。最低限クリアすべき用件。ただし、「豊かな生活」というか金銭的な豊かさではなく、精神的な豊かさ、満足できる生活というもを手に入れるには、それ以上のもが必要。ただ、それ以上のものは人によって違う。
> またその力を得るには、学力だけでよいのか?また子ども自身がすべき事、親や大人が手助けするべき事、にもわけられます。親がすべき事の中に、色々な経験をさせ自立心を養う事は皆様周知のことと思います。しかし近年この部分が育っていない若者がいるように思います。よく東大を目指して塾生活を長く続けると燃え尽きると言われていますが、私は燃え尽きるのではなく目標を見失いなうのだと思います。自分の進みたい道を決めるための経験と学力のバランス関係は意外と重要だと思います。世間で言う勉強だけをする事が学力向上に結びつくわけではないと感じているのですが、皆様どう思われますか?
学力だけでは足りないでしょう。しかし学力は必要です。つまり必要条件であり十分条件ではない。経験も必要、特に失敗する経験をもっと積まないといけないのではと感じています。親が先回りして失敗のないよう、挫折しないように道を作ってあげる。一見親の愛情のようですが、これが挫折に弱い子を作り出していると感じています。昔の人はいいことを言っています。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」「かわいい子には旅をさせろ」。
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【807222】 投稿者: にしても (ID:n4/sQES..Nw) 投稿日時:2008年 01月 11日 12:44
<おちこぼれ>という言葉も嫌だけど
<ふきこぼれ>って言葉は、なんだかもっと嫌な感じです。
<おちこぼれ>と<ふきこぼれ>の基準て
一体なんなんでしょうね。 -
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【808666】 投稿者: 聞くところでは (ID:mjIrEKs8Leo) 投稿日時:2008年 01月 13日 11:39
サピックスからの提案に手を挙げたのが和田中だけだったとか。
各塾が同じように公立に出張して授業を行うようになったら、
まるでクラブ活動のように放課後授業が行われるようになるのでしょうね。
学校での授業の意味が失われていくように思うのですが。
悪いとは思いませんが、どうしても違和感が残ります。 -
【809009】 投稿者: 途中から (ID:W3zU/VnzvHY) 投稿日時:2008年 01月 13日 23:05
すみません、今さらなのですが・・
今回の件について、‘選抜試験を実施し・・‘とされていますが、実際には
子供の学力で選抜してはいないのでは?
数週間前に、その選抜試験の様子をニュースの一部で取り上げていましたが、
希望生徒達の「このテストで落とされちゃうこともあるんですか?」の問いに
校長自らが、「落とすことはしませんよ」と答えていたように思います。
それとも、選抜試験を受ける資格みたいなもの(たとえば内申○点以上の子が
対象とか)があるのでしょうか。
私の見た限りでは、その場にいた生徒の多くは、部活帰りと思われる大きな
スポーツバッグを担いで試験場に現れていました。
塾と部活の両立が時間的に難しい子にとっても、移動時間がなくなる分、あり
がたいシステムだなぁ、くらいに思っていたのですが。
こちらのレスを拝見すると、だいぶ実状は異なるようですね。 -
【809135】 投稿者: たぶん (ID:vApbNsOLw5Q) 投稿日時:2008年 01月 14日 01:55
2年生の希望者19人が全員受講できることになったそうですから、選抜によってふるい落とされた生徒はいないということですよね。
ただそれ以前の説明会の場で、「この夜スペはあくまで進学塾なので、間違っても親の見栄で無理をさせないように」と念押ししている校長の映像が同じ番組内で流れていたと思います。希望すれば誰でも受講できますよ、とは言っていないという意味で、事実上の選抜と言えるかもしれません。
今回の反発の大きさの背景には、この「選抜」、できる子のみを対象にしている点にあったのでしょうね。理解の遅い子にはすでに「どてら」という補習の講座を設けている、そういう取り組みはいくらやっても何も言われないのに、なぜできる子向けに何かやろうとするとクレームがつくのか、と藤原校長は言いますが、平等を何より大事に思う人にとっては、たとえそれが下にそろえる平等であっても、その方がマシということなのでしょう。 -
【809268】 投稿者: なんでも民間 (ID:WEc4Om7cxo.) 投稿日時:2008年 01月 14日 10:40
和田中の校長が黒板に書いた4象限の図を見ましたが、
夜スペという受験塾と英語講座は、明らかに学力上位の生徒が対象だと思います。
一番できる子たちの、その下のレベルにある子たちを引き上げるための受験塾では?
いわゆる第一象限(できる生徒を伸ばす)の試みであることは明確になっているから、
応募できるレベルが限定されている=最初から事実上選抜されていると、私も、思います。
>平等を何より大事に思う人にとっては、たとえそれが下にそろえる平等であっても、その方がマシということなのでしょう。
そういう考えで反対な方もいらっしゃるかも知れませんが、
私は、受験指導を学校が塾に丸投げするというところを危惧します。
民間会社が、受注した仕事を力のある下請けにそのまま投げている図のようです。
こういうことを続けると民間会社では、コストが下がり、仕事の質が上がるので、
アウトプットは良くなる場合もあります。
無駄だった社員を減らし、管理できる社員を残していくことができます。
税金を使わずに生徒の学力を上げ、指導力のない教師を淘汰するのに有効だと思います。
ただしこの方法を続けると、実際的なノウハウが蓄積されず、空洞化していきます。
学校に必要なのは管理者、実際に教えるのは塾講師となりかねません。
杉並区にとってコスト削減、民間企業にとって売り上げ拡大、受講できた生徒も
より良い学校へ進学、ある種の人々にとって「良い」ことだらけです。
都立進学校や中堅私立受験層が対象だと聞きましたが、そこらを目標にした
受験指導なんて、公立中の先生が一番力を発揮している所のはず。
偏差値70あたりのほんの一握りについては、公立中教師も塾まかせで
「勝手に高校受験してください」だったかと思いますが、
中堅〜上位へ向かう生徒たちに、高校受験(中学卒業)に必要な学力をつけさせることは、
いままで教師が担ってきた重要な役目だったのではないかと思います。
進学塾が出す2月のチラシをごらんになった方も多いでしょう。
国立(こくりつ)、早慶、海城あたり(日比谷や西も?)までは名前が出るけれど、
その層は少子化や中学受験人口増で減っていることと、都立復活とで
塾も二番目の層に力を入れて生き残りしていかないといけない時代です。
そういうSAPIXの戦略から見ると、公立中での放課後塾はおいしいところいっぱいです。
そういう、あからさまな、企業戦略に公立中が乗せられていくところが不安です。
自分の子供を難関対策のために塾に通わせ、中3の受験期に学校で内職するのを聞き、
その時にも公立中の教育空洞化を感じましたが、ますますそれが進むのではないか
と思っています。