日本の古（いにしえ）｜掲示板スレッド

まあアメリカのメイフラワー号もEUの古代ギリシャ・ローマ文明も、見方によっては客観的事実ではないし、ヘレニズムとヘブライズムの非合理的な神話が底辺になっているから、古代では建国と神話の創生は、切っても切れない「事実」として認識されていたんだろう。
実証主義のような物理的現象を観察して、何かの原則なり法則を見出そうとする者と、論理構築によってそれを見出そうとする者を繋ぐのは、共に観察者の知的好奇心しかないよね。そう言った意味では、実証主義の限界を知りつつ、記紀から某の思想なりを理論構築するアプローチの仕方は、有効な方法だと言えるだろうね。

以前に冷静さんが、「少なくとも記紀からは男系継承の思想は読み取れない」って書いていたけど、その補強論理が天皇位や大嘗祭の考え方で、伊勢神宮の唯一神明造のくだりも併せて、確かに論理は一貫している。ただ、じゃあ、記紀には全く皇位継承の思想が触れられていないかと言えば、そんな事はなく、清寧天皇御代に播磨の小楯の記事で、市辺押磐皇子の遺児らが謀殺されたのは、逆に、雄略系より長子相続の正当性を優先すると言った解釈も出来そうだ。

もちろん冷静さんはこれも織り込み済だから上記の解釈になったんだろうけど、今の状況に照らせば、まさしく敬宮愛子内親王と秋篠宮悠仁親王との皇位継承是非にまで踏み込まなくてはならず、そこは敢えて濁している感じはあるかな？
確かに荒れてしまうのが目に見えているから、コミュに徹して、乃木坂とかの話題に振られるのも鷹揚と構えているのは、これはこれで彼の一貫姿勢だと、私も思っているけどね。

ちはやふるさん、なるほどさん、有難うございました。
天皇位と皇位継承が主題だったのですね？
よく分かりました。
そう言えば、以前に何かのお話の流れで、小室さんに言及しそうになった途端、冷静にかんがえるとさん、いや止めておきましょうって、お話を打ち切られましたものね。

こういう匿名掲示板だとむしろ自分の専門的な話に終始して、あまりコミュニケーションを念頭にしない方が多いと思っていましたが、あのMVのお話もそうですしご専門が他分野であると伺い、やはりコミュ力の抜群さに、今更ながら驚きます。私の周りにはなかなかいないかな、、

出雲神話のお話、よく分かりました。
神話の研究は、神話の没落と共に始まったといわれますが、林羅山や新井白石らが神話に「合理的」理解を施した時、それは伝統的、古代的と評されていたかも知れません。でも、それは「合理的理解こそ非科学的」という逆の命題も成立させる事になったと思います。
理論的実証の難しさと言えるのかしら、それに挑む思惟の過程は、やはり読み応えがあると、改めて感じました。

ちはやふるさん、なるほどさん、詳しく説明して頂いて有難うございました。
そうなんだよね。前にどこかのスレで、男系・女系の議論が今の現実的な皇位継承に影響するのは避けるべきといったような事、冷静にかんがえるさん言ってたからね。
結論がどちらに転ぼうと、そこに至る論理過程が整っていれば、私なんかは納得してしまう質だから、今更ながらブレがないのは見ていて爽快な感じです。

出雲神話のお答え有難うございました。
記紀もやれ創作だ、官僚の作文だなんて言われるが、倫理的解釈を進めると、天照は優しく温和で大和武尊は愛と勇気に満ち溢れた英雄で、だから彼等の子孫である日本人は〜ってなるんだろうけど、そのうち兄弟喧嘩やだまし討ち、裏切りや身内を殺めるなど頻繁に出て来て、とてもじゃないが倫理的解釈も覚束なくなってくる。雄略天皇や武烈天皇の事績なんかもそう。
仮名も文字も整っていない時代に勅命奉じて古事記編纂と言う大事業において、〇〇尊やら〇〇神を紛れ込ませるなんて出来っこないと思いますよ。天孫降臨で、国譲りの交渉が出雲、降臨が筑紫だから、某の史実反映だ、って構えるより、単に各部族の伝承がそうだったでいいのかも知れないね。
外国の神話は認めておいて、日本の神話は認めない（政治文書）って、不合理、不自然、非科学的が当たり前だってことを認識しないと、ただの循環論法だなっていつも思いますよ。

寛仁親王：
皇室の伝統を破壊するような女系天皇という結論をひねり出さなくても、皇統を絶やさない方法はあると思うのです。たとえば、継体天皇、後花園天皇、それから光格天皇のお三方は、それぞれ十親等、八親等、七親等という、もはや親戚とは言えないような遠い傍系から天皇となられています。光格天皇の場合は、前の天皇の内親王様のところに婿入りされて、内親王様は皇后となられている。そんなに古い時代のことではありません。光格天皇という方は孝明天皇のお祖父様ですから、明治天皇から見ると曽祖父様で、我々からもすごく近いところにいらっしゃる方です。
　また、宇多天皇という方は一度、臣籍降下なさって、臣下でいらっしゃった間にお子様も儲けられているのに、その後、皇室に適格者がいなくなったのか、皇族に復帰されて、皇太子になられ、天皇に即位されています。お子様も一緒に皇族になられて、その後、醍醐天皇になられています。
　こういった事実はいくつもあり、選択肢もたくさんあることをメディアはもっと発表すべきです。そうすることで国民が事実をよく理解し、選択肢の中のどれかをやってみて、それでもどうしようもなくなった時、初めて女性、女系の議論に入るという方法もあるのではないですか。「有識者会議」では、そういった議論をしていなかったように思います。

皆さんのお話、とても勉強になります。
各豪族の「神話」、「伝承」を編纂したのが記紀だとしても、例えば欠史八代などの実在が疑われる天皇を何故皇統に加えたか？
ふつうに考えれば、天皇家の歴史を長くすることによって権威付けを図ったのかなと思うのですが、それにしては、綏靖天皇のように兄弟間の争いを詳細に書き記している例もあり、やはり、実際の伝承を伝えざるを得なかった何かがあったのかも知れませんね。あるいは創作にしても、何かのモチーフとか、、

ところで帝劇始まりましたね。昨夜のプレビュー公演は生田さんエポニーヌの初お披露目。
ツイッターとかを見ると大絶賛で、最後はスタンディング・オベーションだったそうです。
このあと8月から大阪、博多、松本と続きますが、もうプラチナ・チケットで先行抽選にかけます(笑)。

欠史八代は殆ど系図だけで細かな事績は記されてないけど、もし何かのメッセージを深読みするなら、綏靖天皇の兄弟間の争いから始まって、懿徳天皇、孝安天皇のように、長子が祭祀で第二子が統治という役割を明示した事じやないかな。
要するに記紀が編まれた頃は儒教の影響が色濃かったから、長子相続が当たり前のような感覚だったけど、まず重要なのは祭祀。それが天皇家の最重要課題で、実在の初代と言われる崇神天皇が「神を崇める」意味の諡号なら、天皇家の性格付けとしては符号するよね。

ところで推しの高評価は嬉しい限りです。
同僚が一足先に列に加わって来たけど、そこにいたのは我々が知っている乃木坂いくちゃんじゃなく、ミュージカル女優、生田絵梨花だって言ってました。

生田絵梨花さん、神々しいまでのパフォーマンスでした。
乃木坂46の代表曲とも言える、「君の名は希望」をひとりであれだけ表現できるメンバーは、他には見当たりません。
しかもレ・ミゼ舞台の合間をぬってのハイレベルな弾語りは、その都度、進化しています。
音楽界の武部聡志さん、亀田誠治さんという大物プロデューサーお二人に認められているのも素晴らしい。
近い将来、乃木坂46を卒業するにしても、ミュージカルを理由にするのではなく、「ソロ転向」を理由にしていい、唯一のアーティストだと思いました。

レ・ミゼ観劇してきました。
生田さんがコゼットを演じていらした時と比べると、ミュージカル女優としての成長がひしひしと伝わります。エポニーヌも素晴らしかった。前回は気にも留めなかったけど、男子トイレに列ができるって本当でした(笑)。

未だに一部には生田さんは客寄せ的なキャスティングで、エポニーヌには実力不足的な意見も散見されますが、集客力も実力のうち。彼女のネームバリューだけで、おそらく全公演観客動員数の三分の一は呼べると思います。もっとも私は実力も十分備わって来ていると思いましたけど。
ただ才能を考えると、アイドル活動に費やす時間はたしかに勿体ないかも？と思ってしまいました。
いずれ両立が出来なくなるのは、ご本人がいちばん分かっていらっしゃるかしら。
卒業、ソロ転向は意外と早いかも知れませんね。