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【4524186】生き残る中高一貫私立はどこか?

投稿者: 動機が大事だよね   (ID:mPpiLexc7zg) 投稿日時:2017年 04月 05日 08:10

桐朋が今年東大現役一人だそうだ。駒東も東大が減少して大騒ぎしている。
少子化と公立の復活で今後中堅私立中高一貫校はますます大変になるだろう。

環境を買うのが私立受験の大きな理由と言っていたがやはり第一は進学実績(男子の場合)だっということが明らかになった。伝統だけでは駄目だと言うことだ。進学実績が下がれば凋落校と認定されてしまう。

今後、桐朋に続いて凋落する私立学校はどんどん増える。逆に内申がどうだ、教師の質がどうだ、公務員に子供を任せられないなどと言っていた私立親も日比谷や小石川、横浜翠嵐の実績を見れば考えを改めるかもしれない。

悠然と構えていられるのは昔からの名門校、麻布、武蔵、学習院、暁星、成城、成蹊などで高校入試をやっている開成は今後劇的に(日比谷に流れるので)東大合格者を減らすかも知れない。学芸大附属に続いて開成凋落も視野に入ってきた。あと5年もすれば東大100人を切るのではないか?

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  1. 【4546418】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:dK4CJt7UCOk) 投稿日時:2017年 04月 22日 10:32

    灘中高出身、東大医学部卒、当時京大教授。月田先生の「何か変だ」というエッセイを今まで何度も引用した。初めて目にする人もいるだろう。これから中学受験させる親御さんはじっくり読んでみられたい。

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    ある母親は、「XX中学は、去年は何点までが合格で何点までがその後の補欠合格だったし、##中学はそれが何点と何点だっし、++中学は何点と何点だったし------」とすべてを諳んじていて、しゃべりまくっている。 ある母親は、壁に張り出された算数の入試問題を頭から解き始め、去年より難しいとか易しいとか議論している。 過去の問題を全部やって、覚えているのか? 

    試しに、横から問題を覗いてみて、またまた驚いた。 難しいし、量が多い。 これをどうして60分間で解けというのだ? でも、その母親は、この問題だと100点もいるだろうと騒いでいる。 

    嘘だろう! これが時間内に全部解けるということは、それは「数学(算数)」の実力とは別物だ。 小さい時から鍛え上げた曲芸のようなものだ。 まともに考えていたら絶対に時間が足らない。 

    まぁ、自分の子供を曲芸のできる達者な子供に育てることは、親の勝手で、とやかくいう事ではないとも思ったが(うちの子だって、曲芸を習わせるのが一般よりはかなり遅かったにせよ、習わせていた訳であるし)、

    一番僕が常識を疑ったのは、出題する側の良識である。 

    なぜ、このような曲芸のうまさで、子供を選抜しようとするのだろう? これが、本質的にものを考える子供を選ぶ方法として、明らかに不適切なことは、数学が好きで教育者になった人なら、当然分かるだろう。 

    何故だろう。 と、ボーと考えていたら、結局、大学の入試のあり方が、その根本にあるのかもしれないという、自省の念が生まれてきた。 6年制の私立中学・高等学校は、要するに「良い」学校として評価され、健全な経営を成り立たせるためには、世間でいう「良い」大学に卒業生を多く受からせなくてはならない。

    これ自体は当然で責められることではない。 きっと、これらの学校は、本質的にじっくりとものを考えられるような(曲芸のできない)子を中学入試で取るよりも、信じられないほど鍛え上げられた曲芸の達者な子を取った方が、大学入試の結果が良いという判断(または経験)をしているのであろう。 

    普通に考えれば、そんな小さい時から詰め込んだら、人生の途中で疲れてしまうだろうと、誰でも思うが、とにかく大学に入るまでに燃え尽きてしまわなければ、私立中高の戦略としては、良いと言えば良い(正当な教育論としては良い筈はないが)のであろう。 

  2. 【4546419】 投稿者: オカヤドカリ  (ID:xZWY0ZJUfqQ) 投稿日時:2017年 04月 22日 10:34

    こんなくだらない書き込みを十年以上続けている動機は、”自分が出来なかったから”ですか。
    (自称優秀な)自分が出来なかったのだから、大多数の子供にも苦痛に違いない、という思い込み。それを楽々クリア出来た人達を、優秀と認めたくないから、ワンパターンのネタで高偏差値の私学に絡み続ける。

    それでは人生上手く行くはずも有りませんね。

  3. 【4546434】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:dK4CJt7UCOk) 投稿日時:2017年 04月 22日 10:43

    これも何度も引用した。開成中学算数問題に対する小平邦彦先生の批判。
    選抜という名の下に無理をやらせる。これらをスラスラ解けるのは神童の人事氏やその他ここに登場する秀才諸氏だろう。 こういう特訓をやらなくても大人になれるし大学入試の数学は高校でしっかり勉強すれば解けるようになる。

    子供時代を潰して訓練する必要などいずれなくなる。(公立が完全復活すれば)

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    現在の教育の「急ぐ」傾向は試験の仕方にもよく現れている。昔の試験は学内の試験でも入試でも問題の数が少なく、時間が十分あってゆっくり考えることができた。・・・・中略・・・・・一例として次ぎに昨年(昭和60年)の開成中学の入試問題を掲げる。


    制限時間は50分で問題は6問ある。中学校の入試問題であるからこれを解くのは小学校の6年生である。一番は計算問題であるが、二番から六番までは皆難しい。私はこれを一生懸命にといてみたが50分で完全に解くことは遂にできなかった。


    こういう入試を受けるには小学校で真面目に勉強しているだけでは勿論駄目で、塾に通って試験の練習をしなければならない。どういう練習をさせるか塾へ行って見た事はないが多分入試に良く出る問題のパターンを調査して、どういうパターンの問題はどう解けばよいかを教え、入試に際しては、まず問題のパターンを見て解けるか解けないかを判断し、解ければぱっととく、解けなければ考えていれば時間がなくなるから、考えないでサッと諦めて次の問題に移る、というような受験の技術を教えるのであろう。


    そうでなければ一人前の数学者にも制限時間内に解けない問題が小学生に解けるわけがない。


    子供は頭が柔軟であるからこういうパターンを見て問題を解く受験技術を教え込めば次に掲げたような入試問題を解けるようになるが、それは猿に芸を仕込むようなもので、それで自分でものを考える力を養ったことになるか疑問であると思う。


    小学生が小学校で学んだ算数の知識だけに基づいてはじめから自分で考えてこの入試問題を制限時間内に解けるならば大したものであるが、そうならばその小学生が大学生になったとき物凄い学力を発揮するはずである。


    大学生の学力が年々低下しているのを所を見ると、小学生は自分で考えて入試問題を解いているのではなく、パターンを見て猿真似で解いているのであろう。


    小平邦彦著  「怠け数学者の記」 岩波現代文庫

  4. 【4546449】 投稿者: Amitabha  (ID:PyvR/2pGkyY) 投稿日時:2017年 04月 22日 10:50

    実際のところ、動機氏が書いているとおり、中学受験の算数は中学になって見返れば体系的にかなりの部分が解けてしまうというところはある。

    で、受ける側の子どものほうも適応してしまうもので、例えば自分の子供についていえば、彼の頭に入っていたものは事実上中学の数学の内容の一部になっていた。
    例えば方程式を使うと×にされるなどと言われることもあり、もしかしたらそういう学校もあるのかもしれないが、私の子供はそういう扱いを受けなかったようで、まことにありがたいことである。

    これらのことから、算数についていえば、中学の数学を先取りしているのと同じことなのだと考えている。
    公立中の授業で退屈を味わう子供は、既に公立小の授業で退屈を味わっている。

    中学受験の算数は、そういう子供たちに、教育制度の硬直性によって無意味に隠されている、その先の世界の前味を味あわせているに過ぎない。

  5. 【4546466】 投稿者: いや一号  (ID:MCg7GBipwh.) 投稿日時:2017年 04月 22日 11:03

    本当に兵隊にとられた親父にそっくり。頑固で頑固で頑固で頑固で、”絶対に”自分の信念を曲げなかった。医者と塾を病的に嫌っていた。
    動機さん、お子さんに嫌われてない(笑)?

  6. 【4546478】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:dK4CJt7UCOk) 投稿日時:2017年 04月 22日 11:11

    それと京大医学部、今は抗がん剤でノーベル賞候補に挙げられている本庶先生の「灘高生には来て欲しくない」というコメント。

    それを灘出身の教授が聞いて著書に書いているのだからちょっと深刻だ。相変わらず灘は東大、京大医学部に大量に合格しているが彼らは医学の発展にどれだけ貢献してきたのか? 大学入試までは抜群に強いがその後が鳴かず飛ばずで大阪に戻って開業している人もいるようだ。

    神童のなれの果てがただの人ではちょっと寂しいでしょう。過酷な塾通いして憧れ校に入ってその後の人生が並よりちょっと上というのはどうしてなのか?
    野心がないのかハングリーでないのか、元々受験学力のみで知的好奇心が中高時代に醸成されていないのか?

    灘関係者は卒業生のその後をフォローして教育課程を改善すべきではないか?
    猫も杓子も医学部などという学校は異常としか言い様がない。

  7. 【4546479】 投稿者: Amitabha  (ID:PyvR/2pGkyY) 投稿日時:2017年 04月 22日 11:11

    >>頑固で頑固で頑固で頑固で、”絶対に”自分の信念を曲げなかった。

    魔送球で夢破れ、自分を追放したかつての所属元をに恨みつつも愛していた頑固一徹者と同じく、
    中学受験で夢やぶれ、自分を拒絶したかつての志望校を恨み愛する動機も、
    「あれが受験界の星だ。」
    とやったはいいが、大リーグボールの投げ過ぎで壊れた誰かと同じようにその先で壊れてしまい、今では立派な深海魚。

    という愛憎劇を妄想してしまった。
    そのぐらい頑固一徹だね(笑)

  8. 【4546519】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:dK4CJt7UCOk) 投稿日時:2017年 04月 22日 11:35

    どうして中学受験が必要になったか? その原因を考えてみるといい。

    灘は神戸高校の没落、開成は都立学校群での日比谷の没落。要するに公立伝統校が人為的に壊滅させられたため行き場を失った高学歴志望者が私立に殺到した。

    勿論、私立側も努力したのだろうが中学受験がこれだけ盛んになったのは公立側のオウンゴールだ。よって公立側の努力次第で巻き返しは効く。伝統公立が復活して東大でも医学部でも入れるようになればわざわざ高いお金と時間をかけて中学受験する必要もなくなる。

    公立高校復活こそが小学生の生活を変える起爆剤になる。

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