東大合格 2｜掲示板スレッド

今年卒業したものです。

皆さん色々言われているようですが、今年の卒業生の目から見ると、受験指導の量はそれほど多くなかったように思われます（というか、それのせいで実績が悪かったんでしょうが）。

なので「海城は受験指導以外取柄がない」といった表現は不適切のように思われます。

開成や麻布、巣鴨などほかの都内進学校の教育がどのようなものかは詳しく知りませんが、中学３年間と高１で習う社会科レポートは「受験一筋」の学校では教えてくれない良いカリキュラムだと思います。

但し、学年の方針では学年主任の影響か「大学は自分の行きたい道で選べ」という方針だったのに、学校の宣伝を気にする学習指導部が東大合格者数を増やそうと生徒を洗脳し始めたので、その食い違いは生徒にとっては大きかったように思います。

また、１日入試廃止論者がいますが、それはもってのほかです。むしろ自分の周りでは１日で受かった人しか東大は受かっていません。

３日で入った人は、それなりの成績はとっているものの中学受験時代の失敗を心の中に引きずっている人が多かったように思います。

また、今は学校が「受験指導だけではなくこういう指導もしている！」とプロジェクト・アドベンチャーなるものも導入しているので（必要性は分かりませんが…）、ここで１日入試廃止という暗に受験指導をメインにすることをアピールしても意味が無いように思います。

最後に、中１から塾に浸る必要性はないかと思います。

もし海城が第一志望ではなく、学校の勉強をどうでもいい、と完全に割り切れるのなら塾に浸るというのもいいかもしれませんが、そういう器用な切り替えができる人が海城に来るわけがありません。

学校と塾をどっちとも一生懸命やれる子は少ないでしょうから、無難に学校の授業をまじめに予習・復習するのが中１の段階では必要なことだと思います。

それに第一、学校にせっかく入学したのに学校生活をないがしろにして塾に入り浸ったところで何の思い出もできないと思います。

開成落ちて仕方なしに海城に入ったがゆえに大学でキャリアをどうしても取り返したいという気持ちを持った親もいるかもしれませんが、そういう考えについてこられる強い子供は中々いない、ということを分かってほしいです。


自分の意見と真逆な生徒・親御さんも大勢いらっしゃるかと思いますが、こういう意見もある、と思って読んでいただけたら幸いです。

（もしかしたら親がこのサイトを見ているので書き込みをしてIPアドレスがかぶるかもしれません。）

長文失礼しました。　

元高３です 様 ご卒業おめでとうございます！生徒さんの立場から、生の学校生活のお話を伺い大変参考になりました。ありがとうございます。

「元高３です」様

ご卒業おめでとうございます。
書き込み、とてもよかったです。
ありがとうございました。

追伸：
「プリントしかない！」と私が騒いでいた化学等ですが
テキストが配布され、少し安心しました。

愚息は昨年の他校一日残念組の一人ですが、同じ親として2/1入試廃止論を唱えたり蔑視するような書き込みをされる親御さんの神経のなさと身勝手さに呆れます。明らかに2/3受験組の殆どは他校を第一志望にしていて、海城に救っていただいたお子さんたちです（少なくてもそいう気持ちでいたほうが健全）。海城にはご兄弟で通われている生徒さんもかなりいらっしゃることから、学校の教育方針に満足されているご父兄が多いと思われます。その場合、下のお子さんは殆どの2/1入試組だと推測します。

挫折は人生につきものです、第一志望の中学校を落ちたぐらいのことを親御さんが引きずるようではお子様の学園生活は充実しません。入学してしまえば、2/1組も2/3組も同じ海城生、一緒に息子たちの母校となる学校を暖かい気持ちで見守りましょう。

後期合格者はサンデー毎日の速報で３名だったようですね。おめでとうございます。これで前期合わせて３４名ですね。まだ判明率５０パーセントですし、更に追加があればいいですね！

新中２の父兄さま

おっしゃることに全く同感です。
うちも１日他校残念組ですが、海城に救っていただいて
とても感謝しています。
子供は落ちた気持ちを引きずることなく、海城生活を満喫しています。
また、１日入試組のお子さんが劣るというとうなことは決してありません。
子供たち自身も、入学当初こそ話題にもなったようですが、
今では１日か３日入試かということに全くこだわっていません。
2/1入試廃止論はときおり目にしますが
一部保護者のかたがそのような偏った考えをなさることには
驚きです。

匿名掲示板だからこそモラルが大事。
さすがに海城の卒業生は、しっかりしてますね。
息子を海城に入れて良かったと思います。

２月１日の倍率は去年よりかなり上がっていますし、偏差値も徐々に上がっていると思います。２月１日をなくすことは、学校にとっても得策ではないと思います。第一志望の志望者を失うことになりますので。どこの学校でも第一志望の子を集めようとしているのではないでしょうか？最近は第一志望が２月２日や３日である子も、最近は珍しくありません。
併願パターンはめまぐるしく変化しているので、それにとらわれない第一志望者を確保するのが、学校にとって大事であると思います。

学校の実績は、入学者偏差値で決まるのではなく、入学者偏差値に対して、出口である大学合格実績がどこまでのびるか？できまるはずです。中学入学者偏差値と合格実績には総じて相関があることは、某ブログで実証されていますが、それを上回る実績を出している高校こそ、合格実績をあげている学校だといえます。合格実績＝学校の実績、もっと言えば、東大合格率＝学校の実績と考えがちですが、相関に乗っている学校は、たとえ合格率がよくても、入学者が優秀だからであって、他校以上に努力をしているとはいえないということです。よって、入試日の操作によって入学者偏差値をあげることが重要なこととは思えません。

学校関係者以外の方が、海城の教育に注目されているのはその辺のところだと思います。少し修正は必要かもしれませんが、是非踏ん張ってその点で実績を出して、それを受験者にアピールして、優秀な第一志望者を増やすことが、確固たる実績と、現状の教育方針を更に改善させる近道だと思います。