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投稿者: ダブルボギー (ID:RGtZe5INaac) 投稿日時:2009年 07月 18日 16:43
リンゴが22個、桃が38個あります。
リンゴ1個、桃を2個でフルーツゼリーが1個でき、
リンゴ2個、桃3個で
フルーツケーキが1個できます。
リンゴと桃を全部使ってこれらをつくると、フルーツゼリーとフルーツケーキはそれぞれ何個できますか?
という問題です。答えはわかるのですが、なぜそれしかないのかを示すどうすればいいのでしょう?どうかよろしくお願いします。
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【1370568】 投稿者: ダブルボギー (ID:RGtZe5INaac) 投稿日時:2009年 07月 18日 19:08
自己解決できました。
お騒がせしました。 -
【1376297】 投稿者: 通りすがり (ID:SS1uG6ppAno) 投稿日時:2009年 07月 23日 22:51
いい問題ですね。答えはゼリーが10個、ケーキが6個でしょうか?私は消去算で解いてみたのですが、どうなんでしょう?
実は私も教えてほしい問題があるので、わかる方、御教授お願いいたします。
(問題)4%の食塩水が200gと、10%の食塩水が320gあります。それぞれの食塩水に同じ重さの食塩を加えて、よくかき混ぜたところ、2つの食塩水の濃さは等しくなりました。このとき加えた食塩の重さは何gですか。
答えは40gで、自分もなんとか求めることはできるのですが、解説の説明がさっぱりわからないのです。解説には、食塩を加える前後で食塩水中の水の重さが変わらないので、できた食塩水の重さの比は、はじめの食塩水にふくまれる水の重さの比と同じとあるとあります。なぜですか?これって、読んですぐに気がつくことなんですかねぇ。私は天秤算でやや強引に解いてしまったのですが…。 -
【1376338】 投稿者: はげのセンセイ (ID:tvoOxB8O.2U) 投稿日時:2009年 07月 23日 23:33
ダブルボギーさんの問題は
リンゴ2個と桃4個でフルーツゼリー2個できる
リンゴ2個と桃3個でフルーツケーキ1個できる
と数をそろえて考えれば、つるかめ算になります。
食塩水の問題は4%食塩水200gと10%食塩水320gでは
食塩は8g:32gです。
水については192g:288gで、簡単にすると2:3です。
濃度が同じということは食塩の比と水の比が同じということですから
8gと32gに同じ重さを加えて2:3にすればよいのです。
つまり差の24gが比の1に相当するのですから
比の2は48gになり最初にある8gを引いた
40gが答えになります。
そろえて考えるは特殊算の基本です。 -
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【1377791】 投稿者: 通りすがり (ID:SS1uG6ppAno) 投稿日時:2009年 07月 25日 10:35
はげのセンセイさん、解説ありがとうございます。
りんごと桃の問題ですけど、つるかめ算でその後どう解くのかがわからないので、その後の考え方も教えていただけると助かります。
食塩水の問題、とてもわかりやすく書いてもらって感謝です。ただ、私が頭が悪いので、「濃度が同じということは食塩と水の比が等しいということ」の部分がどうもすんなり頭に入っていきません。もう少し、補足説明してもらえないでしょうか? -
【1380844】 投稿者: はげのセンセイ (ID:bi3C09/F.aE) 投稿日時:2009年 07月 28日 12:09
返事が遅れてしまいました。ごめんなさい。
1)リンゴとリンゴのつるかめ算?
何がツルで何がカメか? そして足に当たるものは何かを言いますね。
ツルとカメに対応するのは
ゼリー用のリンゴとケーキ用のリンゴです。
そして足に対応するのが桃です。
考えやすいようにリンゴは2個で一単位として扱います。
そうすれば桃は4個ないし3個と整数で考えられるからです。
実際に解いてみましょう。
さてリンゴをすべてゼリーの製作に使うと桃は44個必要です。
一方リンゴをすべてケーキの製作に使うと桃は33個必要です。
実際の桃の個数は38個ですからつるかめ算を使うと
(38-33)÷(4-3)=5
除法記号の後の4と3はゼリーに使う桃の個数とケーキに使う桃の個数です。(リンゴ2個に対してです)
出てきた答えの5はゼリーに使われるリンゴの単位の数です。
最初に一単位2個にしましたからゼリー用のリンゴの個数は10個で
ゼリー10個になります。
ケーキ用のリンゴは22-10=12で12個です。
したがってケーキは6個です。
単位を置きなおすのは、つるかめ算で小数や分数を扱うのに抵抗がある場合の定法です。
たいていの子達は慣れればつるかめ算で小数や分数をそのまま扱えるようになります。
ですからこの解法は6年の受験のときにはあまり使われません。
(長くなったのでとりあえずここで切ります。) -
【1380873】 投稿者: はげのセンセイ (ID:bi3C09/F.aE) 投稿日時:2009年 07月 28日 12:33
2)比と分数と割り算
割合と比は仲間であることは説明不要でしょう。
濃度は割合の一種ですから濃度の問題を比を使って置き換えて解くことができます。
次のような例を考えてみましょう。
塩20gを水180gに溶かすと10%食塩水200gができる。
塩30gを水270gに溶かすと10%食塩水300gができる。
二つの食塩水は同じ10%の濃度です。
塩、水、食塩水の重さをそれぞれに比をとると
塩の重さ 20:30
水の重さ 180:270
食塩水の重さ 200:300
簡単にすればすべて2:3になります。
同じ濃度の食塩水では塩の重さ、水の重さ、食塩水の重さの比は等しくなることがわかります。
この考え方を使ったのが以前説明した解法です。
比を習ったばかりの5年生が思いつきそうな解法です。
(てんびんを使った解法は次に説明します。) -
【1380904】 投稿者: はげのセンセイ (ID:bi3C09/F.aE) 投稿日時:2009年 07月 28日 13:08
前回の投稿で比と割合が仲間ということは書きましたが分数や割り算との関係を書きませんでした。
割合は比べる数を元になる数で割って求めます。
ですから割合と割り算そして分数は密接な関係があります。
高校に入ればこの仲間では難敵の微分がでてきます。
微分は変化の割合を求めることでもあるのですから。
脱線しました。
てんびんを用いて食塩水の問題を解いてみましょう。
受験期の6年生が使いそうな解法です。
てんびん図を二つ書きましょう。
横に並べるのではなく、たてに並べましょう。
また二つの図は右端をそろえてください。
一つ目は右端が目盛が100%で謎の重さが下がっています。左端は目盛が4%で200gが下がっています。
二つ目も右端が目盛が100%で謎の重さが下がっています。左端は目盛が10%で320gがさがっています。
どちらも同じ濃度になるのですから、二つのてんびんのつりあいの位置(支点)も右端と同様に一致します。
さてここでつりあったふたつのてんびんの左半分に着目しましょう。
上下とも右半分は同じですから、
上のてんびんの「左端から支点までの目盛の長さ×200g」と
下のてんびんの「左端から支点までの目盛の長さ×320g」は一致します。
上下の目盛の長さの差は6%でこれが重さの差120gに相当します。
てんびんなので上のてんびんの左端から支点までは320gに相当するので長さの差は16%分になります。
上のてんびんの左端の目盛は4%なのでつりあいの支点は20%になります。
つりあいの位置がわかれば左側と右側の長さの比が1:5なので右端には40gを下げるとつりあうことがわかります。
文章で説明すると分かりにくいのですが図を書いて数字を書き入れれば理解できるはずです。