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投稿者: 文法重視 (ID:zhLFBJL14Aw) 投稿日時:2007年 06月 23日 00:28
難関校受験を視野に入れています。ところが、標準的なレベルの4年生算数文章題(の一部)で「AはBの3倍より18m短い」という文章をなかなか読解できません。
文章の意味をつかみにくいときは「主語、述語を抜き出してみること」と指導しているのがまずかったか。上の例題でこれをやると「Aは、短い」となってしまうので、あたまからAの方が短いと思い込んでしまいます。ですから、もしこれが「AはBの3倍より18m長い」という問題ならつっかえずに線分図を書けるわけです。こうした問題ではすらすら解いていたので、まさか根本からの理解ができていないとは思わず、ちょっと愕然としてしまいました。
線分図さえ書ければ立式と計算は問題なく素早く正確にできるのですが。線分図が間違っているのではどうしようもありません。
私としては理屈から指導したいのですが、どういう指導法が妥当と思われますか? やはり問題集を多くこなしていくうちに体で覚えさせるのが一番なのでしょうか? ご意見いただければ幸いです。
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【667779】 投稿者: たとえば (ID:ZWdAVMc66EQ) 投稿日時:2007年 06月 23日 09:44
「AはBの3倍より18m短い」
そのまま式にしてみよう
Aは→A=
Bの3倍→B×3
より18m短い→−18
A=B×3−18
文章を一気に読むのではなく一つ一つで区切ってそれぞれを記号に変えてみる。
重要なのは「は」「○倍」「より」「短い」という言葉なのでそこで区切る。
というのはどうでしょうか? -
【667806】 投稿者: 定規 (ID:0rQ3LJgr2YI) 投稿日時:2007年 06月 23日 10:35
文法重視 さんへ:
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> 難関校受験を視野に入れています。ところが、標準的なレベルの4年生算数文章題(の一部)で「AはBの3倍より18m短い」という文章をなかなか読解できません。
倍数算はまず「3倍」に注目するのが鉄則だと思う。
文章題では最初に目をつけるのが「3倍」。
そして「AがBの3倍」になっている図を書く。
ちゃんと3倍らしく書く。
これが3倍だ、よしっ!
で、「それより長いの?短いの?」と考え、それに合うように書き足す。
同様に、 同じバス代を払ったら〜
Aが5枚使って、Bが3枚買ってきて〜
AかBに6個あげたら〜
Aが2100円持ってて、Bは1900円だったんだけど〜
これらの倍数算も、問題文の「○倍」をまずかなえる線分図を書き、
そのあとでゆっくり文章を読み直し「増えてそうなったの?減ってそうなったの?」
「二人の間のやりとりなの?」「最初はどのへんなの?」と書き足してゆくようにする。
で必要な事が書き込めたら、最後に「で、何を知りたい文章題なの?」ともう一度見直し、
図から求める。
4年だったら、息抜きのつもりでミスターツカムの線分図の問題集を一冊やってみるのも、この先役に立つかも。
よく、文章題は国語力がなくてはダメという人がいるけれど、それはどうかな。
算数文章題を読み解くには、やっぱり算数文章題にたくさん当たることだと思う。
与えられた文章から、必要な条件を見抜き、整理し、使う、これでしょう!
読書家で想像力逞しい我が子など、どうでもいいところでエネルギー使ってる(涙)
「へえ〜おじいさんの家まで一人で電車に乗っていくのかあ。山とかトンネルとか・・・。」
「おやつを兄弟で分けるのに、数がこんなに不公平でいいの?アメばっかり50個?」
「前から19番目?高くも低くもないんでしょ?後ろから何番目かなんてどうでものに。」
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【668269】 投稿者: ABC (ID:vW.ckBQouoM) 投稿日時:2007年 06月 24日 06:33
ありがちな悩みですね。うちの息子もそうでした。(大人には理解できませんが・・・)
でも、大事なところで、同じような悩みが、方程式を解く時にでてきますので、考え方を整理するのは大事だと思います。
例えば、 5×(4−■)=10などです。このような問題の場合、括弧の部分(4-■)をどう考えたらよいか子供はよく分からなくなります。でも、括弧の部分を違う記号Aとか違う□(四角)に置き替えてあげて考えますよね。(大人ならXですが)
すると、5×A=10、または5×□=10となりますね。この式ならA=2と解き、A=4-■なので、4-■=2となり、■=2と解くと思います。
それと同じで、「AはBの3倍より18m短い」の「Bの3倍」を違う記号Cに置き換えて問題文を理解できるか子供にまずしてみる。「AはCより18m短い」・・・この文章がりかいでき、AとCの線分図をかければ、Cの部分にBの3倍に置き換えてやるという考え方をとられてみては・・・。
私なら、上記のように教えます。というより、教えてきました。 -
【668835】 投稿者: 見方を変えて (ID:zR41QKQJijc) 投稿日時:2007年 06月 25日 09:28
文章題は、それを読んでイメージや図解できるかが大事だということは、
他のみなさんもおっしゃっている通りです。
ですけれども、「AはBの3倍より18m短い」の線分を書けないという
段階ならば、
わかり易いものを使って、やってみるとよいと思います。
実際に、色の違うりぼんやひもなどを使って、
「AはBの3倍より○cm短い・長い」というものを目の前に
置いてみます。
それで、こういう状態を言葉で表すと、
「AはBの3倍より○cm短い・長い」と「表現する」ということを
理解させます。
文章 → 図解 ではなく、 図解(実物) → 文章
という風に、「文章で表すと、どのような表現になるのか」を
理解させるというのは、どうでしょうか?
お子さんは、単にパターン化して覚えるよりも、
きちんと理解していくタイプなのでしょうね。
他には、こんなのは、どうでしょうか?
または、例えば、箱にたくさん入ったお饅頭でも買ってきて、
3個食べます。
全部で25個、つまり1列に5個×5列のお饅頭だとすると、
お饅頭の数は、2通りの表し方がありますね。
5個×5列−3個 あるいは 5個×4列+2個
これをそれぞれ文章で表現したら、どうなるでしょうか?
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【668997】 投稿者: 文法重視 (ID:2gz1syq30ts) 投稿日時:2007年 06月 25日 13:30
ご指導ありがとうございます。まとめレスで失礼いたします。
>そのまま式にしてみる
はい、これが最終段階で目指すレベルですね。5年生くらいから方程式利用でいこうと思っております。これができると教えるほうは楽ですよね。それまでのこの一年間は、こちらも苦労が多いのですが、イメージを重視してやらせていこうと思っております。
>倍数算はまず「3倍」に注目するのが鉄則、文章題では最初に目をつけるのが「3倍」。
そうですね、やはり算数文章題特有の文法というか文章構造になれるのがいいのですね。そろそろ主語、述語に注目という初心者向き文章構造把握から脱さねばならない時期と、今回痛感いたしました。そろそろ乗除計算は先に、加減計算は後にという原則も身についてきていることですし、この説明もすんなりと頭に入っていくように思いました。
>文章 → 図解 ではなく、 図解(実物) → 文章
という風に、「文章で表すと、どのような表現になるのか」
なるほど、これはいいですね。こうした手作業勉強法は、時間はかかりますが年齢が低いうちにぜひ体験させておきたいものと思っております。しかも作文トレーニングにもなりますね。さっそく実行してみたいです。
このレスを立てたあと所要が多く、まだあまりトレーニングできておりませんが、みなさまのご意見を参考にさせていただきたく思います。たいへんありがとうございました。