最終更新:

4
Comment

【2044646】国語(読解)の復習方法

投稿者: 一歩   (ID:envloWE7Sqg) 投稿日時:2011年 03月 03日 23:35

新小5女子の母です。

復習が大事とはよく言われており、それに留意してはいますが、国語の読解問題の復習方法というのがよくわかりません。

というのも、復習においては、「問題文のこことここに着目して、ここにこのように書いてあるから、解答はこうなる」というような、解答の導き方を再現していく必要があると思うのですが、一度解答を知ってしまうと、たしか解答ではこういう言葉が使われていたな、などという記憶がじゃましてしまい、解答の導き方法の定着には繋がっていないように思われるからです。

読解問題の効果的な復習方法について、アドバイスがありましたら、お願いします。

なお、今のところ家庭学習のみです。塾に行けばいい・塾に相談すればいい、というご助言は、ここでは控えてくださるようお願いします。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【2044663】 投稿者: よぼよぼ兄さん  (ID:DjgJVSTcqso) 投稿日時:2011年 03月 03日 23:54

     たしかにおっしゃる通りで、読解の復習は効果が薄いと思いますが、私なりに仔細に検討すると2側面があるのではないかと思います。

    1.よくある設問のパターンに対する答え方の法則に慣れる。

    たとえば、「つまり」という接続語のあとに、傍線部があって、そこについて「内容を表している個所を25字以内で抜き出しなさい」という問だと、「つまり」から少し遡ったところに正解が見つけられる、というテクニックを覚える場合。

    こういった、テクニックの確認は、復習して、それなりの意味はあるのではないでしょうか。

    2.新しく目にした文章について、要約したり、適当な題を考えさせるなどの設問。

    この場合、一度読んでしまったものですから、復習の時には本人ものらないでしょうね。
    そんなことより、普通にいい本を読書させるのが最強ではないかと思います。急がば回れですから。

  2. 【2044777】 投稿者: 出題者は何を求めるのか  (ID:ClNyCWdau4U) 投稿日時:2011年 03月 04日 02:57

    国語の問題に出る文章には共通点があります。
    それは「反社会的なものは出ない」ということです。
    さらに言えば「希望がある」ということも言えるでしょう。

    例えば、主人公が苦しい思いをして、もがき苦しんだとしても、その苦しみから逃れるために人を殺したりはしないのです。
    犯罪も犯しません。
    ハッピーエンドではなくても、最後には明るい希望が見える形になります。

    もう一歩踏み込むと、「成長」が必ず絡みます。
    短い文章であっても、その中で何か(普通は主人公)が成長するのです。
    その成長の兆しを問題と質問することが非常に多いです。

    こうした共通点を知ると、出題者が何を答えて欲しいのか、何を求めているのかが見えてきます。
    文章には必ず暗い感じのする部分と明るい部分があります。
    言い換えれば、暗い感じのところが、明るい所を引き立てることになります。
    主人公が何かうまく行かずに悩むのが暗いところですね。
    そして、最後にはそれを乗り越える、あるいは乗り越えられなくてもそのヒントをつかむ形で、明るくなります。

    読解問題は復習してもあまり意味はありませんが、このようなパターンをつかんでおけば、どんな文章に差し替えても基本は同じことになります。

    出題者は、教育者ですよね。
    ですから、子供に問題を解かせる前に、子供に何かを訴えかけます。
    それは、教育によって、子供が成長することです。
    文章の中に、何か成長する要素があることを見つければ、それに関係した問題が必ず出ています。
    線を引いたところの意味を選びなさい、というような問題であれば、そこが前述の明るいところであれば、希望に向かう形での成長する要素が入っている文章を選べば大概当たります。
    面白いもので、このパターンに慣れてくると、元の文章をよまずとも、選択肢にいくつかある文章を読むだけで答えが分かってしまいます。

  3. 【2045084】 投稿者: ぷーさん  (ID:BJDttL/SjOQ) 投稿日時:2011年 03月 04日 11:25

    国語の読解の設問を大まかに分解すると以下にわかれる
    1.選択肢
    2.抜き出し
    3.記述

    復習の目的はそれぞれ異なる
    1.選択
    (1)選択肢が4つであれば明らかに該当しない設問を除外し候補2つに絞る
    (2)その2つの候補が何故解答になるのかを理解させる
    →御心配のとおり記憶が邪魔する可能性あるが
    復習のポイントは候補の絞り方を理解すること

    2.抜き出し
    (1)設問の前後どちらかから抜き出せばよいのかを確認
    (2)その上で指定字数を書き写す訓練をさせる
    →正答できなくとも、前後の位置関係が理解できれば可

    3.記述
    (1)まずは主述が整った文章を書くことができる訓練が必要
    (2)よって解答を記憶するくらい繰り返せればBSET
    →解答を記憶してしまってもよい(良文を書くためには記憶すべし)

    子供は大人が理解できる概念は理解できないので
    出来るだけシンプルに伝えることが肝要かと。

    また誉められることができるような指導も必要。
    例え解答を記憶していたとしても
    1.「良く選択肢を2つまで絞ることができたね!」
    2.「前後の位置を理解することができているね!」
    3.「解答と同じ文章が書けるなんてすごいね!」

  4. 【2045879】 投稿者: 一歩  (ID:envloWE7Sqg) 投稿日時:2011年 03月 04日 22:18

    さっそくアドバイスいただきありがとうございます。
    やはり私の感じたような「記憶が邪魔する復習効果の低減」の恐れは、他の方でも感じられるのですね。
    しかしまた、ぷーさんの「記憶してよい」は目からうろこといいますか、納得しました。
    また、私の質問への回答だけではなく、他の国語指導のアドバイスもあり、大変参考になりました。

    ありがとうございました。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す