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投稿者: 物語 (ID:SYxkhwc3dJE) 投稿日時:2011年 03月 31日 17:30
登場人物の心情を記述する問題を子供と一緒に解いていると、
解答・解説に納得出来ないことがたまにあります。
例えば最近では、彼はなぜそうしたのか?という問題で、
「間接的にはそういう目的(模範解答)だが、
この時点ではもっと直接的にこっちの目的(私の見解)でそれをしているだろう」
ということがありました。
こういうことってみなさんもありますか?
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【2079394】 投稿者: ありますよ (ID:B5atfvqW/6M) 投稿日時:2011年 03月 31日 19:01
あります。
あって当然だと思うのは、入試問題にご自身の作品が使われた経験のある作家さんが、以前テレビで
「『この時の作者の心情を述べなさい』という問題があったのですが、(自分が書いた時の心情とは
全く異なることが模範解答になっていたので)へ~、作者(ご自分のことです)はこんなことを
考えていたことになってるのね~、と思った。」というようなことをおっしゃっていたからです。 -
【2079728】 投稿者: 当然 (ID:.VPT4wTvYZ.) 投稿日時:2011年 03月 31日 23:41
ただ、出版社の模範解答は2通りあるみたいですよ。
学校が発表しているパターンと、出版社が模範解答作成しているパターン。
大学入試でも新聞に出てるのって、予備校の講師とかですしね。あれ、ほんまに正しいの?
という場合ありますからね。よ〜するに作成者の求める答えを書けるようにするのが入試の技術。
割り切るしかありませんし、国語力と国語の問題を解く力は別、と、しろくまさんもおっしゃってましたしね。みんなそー思ってますでしょう。 -
【2079734】 投稿者: 同感です (ID:s1eZqWnMm8E) 投稿日時:2011年 03月 31日 23:47
ありますよ さん
私も同じような記事読んだことがあります。林真理子さんだっか。
作者としては複雑な気持ちだみたいな論調でした。
自分も中学生に頃に高校受験の問題解きながら、納得できなかった。
だって、半分こじつけみたいなもんですよね。 -
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【2079739】 投稿者: もし塾の問題なら (ID:NWA1bOidezg) 投稿日時:2011年 03月 31日 23:51
講師に直接お聞きになるといいですよ。疑問に思った問題すべて。
そうすると、「塾の問題」が何を目的にしているか(答えさせたいか)が、だんだんわかってきます。
過去問等では、作成者の本当の意図はわからないから、難しいかもしれないけれど。
でも、それでも塾はそれなりに分析した結果の解答例を出しているはずだから。
作家の意図はね、いいんです。
答えるのは「問題作成者の意図」です。
これは、割り切る必要がありますね。
もっと言えば、作者も「うまく伝えられていない」ことを思うべきかも、とも思っちゃいます。 -
【2079758】 投稿者: panda (ID:ftvoRdBu25Y) 投稿日時:2011年 04月 01日 00:11
出題者が作者や筆者に対して、いちいち確認して作問しているのではないですから
出題者の思い込みの部分が強くなりすぎる場合もあるでしょう。塾の教材や大手の
模擬試験でも、国語担当者が「この模範解答はおかしいよなぁ」というものが
あり、指摘をすると問題削除や全員正解扱いになることも珍しくありません。
私が記述の指導をするときには、「模範解答は参考程度とし、こんな見方も
あるんだくらいに捉え、あまり気にしないこと。間違いも多いから。」と言って
います。心情については、「なにごとも理由なくして起こらない。」ことを
忘れないように注意し、それまでの出来事と登場人物の発した言葉をもれなく
拾い集めてみるようにさせています。その上で、入試問題に好まれる言葉と
使わない方がよい言葉(表現)などについて解説しています。
また、長めの記述では3~5つの要素が求められますので、全体を見て満点を
取ることを考えるよりも、最も重要な部分(体を成している部分)をおさえる
こと、特に述語に相当する部分をしっかり考えさせています。
実際の入試では、その中学校の出題の癖を掴むことが重要になります。
思いやり・慈愛・感謝・自己犠牲・不屈の精神・チャレンジスピリット・
自戒・協調性・リーダーシップ・等等、どのような考えと言葉を好む学校
なのかが解れば、正解に近づけます。入試説明会で、「ここ数年と同様」
と発表されれば、なおさら重要度がアップします。 -
【2079796】 投稿者: 近道 (ID:v/xYzIge1DU) 投稿日時:2011年 04月 01日 00:44
姑息なやり方ですが、小説は主人公の気持ちになって考えるのではなく、作家の意図をくみ取るのでもなく、出題者が何を答えさせたいかを考えるのが近道です。
多くの場合、主人公は子供、作家の年齢はバラバラ、出題者は中年です。
作家の意図はくみ取れません。彼らは芸術家であり、その心は単純ではありません。
林真理子さんの例もそれを表しています。
そして、その単純ではない心で作り出された主人公の言動は、決して一様ではありません。
しかし、一定のものがあります。
それが、出題者の考え方です。
出題者は、基本的に子供に成長の物語を提示します。
起承転結で、転の部分で起こった事に対して、子供が精神的に成長するというパターンを好みます。
作家の意図などお構いなしに、自分の価値観を押し付けるのです。
それは、決して反社会的になることはなく、プラス方向の、一般的に大人が子供に望むことなのです。
このことについて、子供とはかなり喧嘩しました。
子供は主人公は子供の考え方をしていないと主張し、作家は子供のことが分かっていないと言い、出題者の気持ちになってみたらとアドバイスしても、そんなのはおかしいとの一点張りでした。
あまりに頑固でしたので、中学受験は諦めました。
高校受験の時に、国語の点数が非常に上がり、どうしたのかと聞いたら、「中学受験の時に言われたことがよくわかった。今は、問題を作っている人がどう答えを書いて欲しいかだけを考えている」と答えていました。
本人もその解き方がいかにバカげたものであるかは認識しているようですが、とにかくその解き方をしていれば点数は簡単に取れることも実感しているようです。
さらに言えば、国語以外も出題者の意図が読めれば解きやすいそうです。
どう解いて欲しい、どういう力をつけて欲しいなど、一定のパターンがあるのだそうで。
あまりに模試などの点がいいので、子供の頭が驚くほどいいのかと思って聞いたのですが、そうではなく、単に出題者の心理が読めるだけだと言っていました。
学校によっても、読みやすい読みにくいがあるらしく(おそらく出題者との相性でしょう)、超難関と言われる学校も問題は難しくても簡単に解けたり、逆にそこまでの難関ではなくても、問題は解けないことはないにしても出題者の意図が読みにくいことがあるそうです。
その場合、出題者は何も考えずに出題しているのだろうと割り切って解いているようです。 -
【2080486】 投稿者: 物語(スレ主) (ID:SYxkhwc3dJE) 投稿日時:2011年 04月 01日 17:35
たくさんのお返事を下さってありがとうございました。
私だけではないことにホッとしました。
作家の意図と違っていたなんてエピソードもあるんですね。
問題作成者の意図を理解する、ですか。
そうなると、志望校の過去問研究を先にしておくべきかなと思いましたが、
市販の過去問についている解答も、学校の求めている解答と同じとは限りませんね。
問題作成者の意図をくみ取ることが出来るようになるのか不安ですが、
子供と一緒にやってみます。
物語が好きな子なのでちょっとかわいそうな気もしますが。
満点を目指すのではなくいくつかのポイントと述語重視というアドバイスもありがとうございました。
ひとつひとつにお返事できなくて申し訳ありませんが、どのレスも参考になりました。
いろいろなお話をうかがったおかげで、塾の先生に質問・相談する勇気も出て来ました。
ありがとうございました。