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【376038】詩の読解力のつく方法はないです?

投稿者: ゆうママ   (ID:AIan4FFbzeg) 投稿日時:2006年 05月 31日 08:32

はじめて投稿します。公立中高一貫中学受験を考えている小5男子の母です。小4より地元の有名予備校に通っているのですが、4年生のうちはずっと1番だったのが、5年になって、順位ががくんと落ちてしまいました。今まで本人自身も得意だと思っていた国語、特に物語や詩の読解で点が取れなくなってしまいました。本人は人一倍勉強しているので納得がいかず、少々自暴自棄になっているようです。今までは、とにかくいろいろな問題集をやっていたのですが、なかなか効果が出ません。せっかく本人がやる気で取り組んでいるので、なんとかいい方法は無いだろうかと悩んでいます。何か良い方法、教えていただけませんか?

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  1. 【376176】 投稿者: 特効薬なし  (ID:RSnWh7Hw6/Q) 投稿日時:2006年 05月 31日 12:09

    詩ですか・・・
    難しいですね。ちょっとやそっとでものになるものではないし。
    普通の物語文でも、文章の機微を読み取るのは、小学生には結構大変なのに、言葉をはしょってたり、比喩が多く使われたり、それが詩ですから。(短歌や俳句はもっと大変)
    一番いい方法は、「いい詩」をたくさん読んで、味わうことである程度身につきます。
    でも、詩人になろうというのならともかく、限られた時間の中での受験勉強となると、漢字の書き取りのように、短時間で確実に点数を稼げるほうに目がいくのも事実です。


    結論ですが、詩がどうしても苦手なら、過去問を見て受験校を再検討することも必要でしょう。詩が得意になっても、配点はせいぜい2割。美しい日本語を理解できるという成果はありますが、受験という「狭い目」でみると、せいぜいたくさん味わって、国語が得意科目になる、というくらいしかないですね。

  2. 【376239】 投稿者: 男子ですよね?  (ID:9R3mKLjvb8A) 投稿日時:2006年 05月 31日 14:04

    中学受験を去年の終えたものです。週末だけのテストコースでしたので、基本的に私が家で勉強を教えていました。

    まず、詩について。男子ですよね?詩が出題される学校というと「あそこ」しか思い浮かびませんが、そこを受験される予定ですか?女子校で詩が出題された例は多いですが、男子校では少ないと思いますので、一般的には詩は苦手のまま放置されてよいと思います。

    なお、詩が出題されることで有名なあそこを受験されるのでしたら、塾で対策コースを取れば、そこそこ対応できます。最後の最後で十分対応できますから、今は気にしないことです。

    さて物語文のほうが、問題は深刻ですね。論説文と物語文が1題ずつ出題される学校も多いですから、放置するわけにはいきません。でも男の子にはありがちなことではないでしょうか。主人もそうだったと言っていますし、うちの息子も二人ともそうです。「なんでおれが、この女の子の気持ちをわかんなきゃいけないんだよ!!」だそうです。5年生になると、算数も国語も「抽象概念」を扱うようになり、そういう意味では今までより一段むずかしくなっていると思います。ここでしっかりと対応したいところですね。

    基本は心理読み取りの練習です。塾のテキストで十分だと思います。物語文を「場面」「登場人物」「それぞれの登場人物の気持ち」を整理しながら段落ごとに分析する練習をすると良いと思います。この練習を繰り返すことは相当効果があります。というのは、男の子は「へ?この場面ってこの登場人物はそういうことを考えていることになってるの???」みたいな反応をすることがあるんです。「どうして僕がそんなことわかるわけ??」って。文脈から読めよ〜〜ということで、キーワードの探し方を教えます。

    男女共通の問題を解いている場合、男の子は5年生のころは丁度、女の子に比べて登場人物の微妙な心理なんぞにまだ興味がわかない時期だと思います。地道に、段落ごとの練習をすることで、登場人物の心理として一般的に読み取って欲しいと期待されている内容が理解できるようになります。短めの文章で、整理のしやすいものを、いくつも分析されるのがいいと思います。その際にあくまでも「僕がどうかんじるか、を聞かれているんじゃないからね。国語の問題は『この登場人物がどう感じているか』を考えるのだが、それは『出題している先生が、どのように読み取ってほしいと思っているか』を考えるんだからね。僕の考え方や感じ方がそれと違ってもかまわないし、模範解答に出ている答えが、物語を書いた人の考えと同じっていうこともないんだってさ。」と言ってあげて、気楽に、クイズを解くつもりで練習されてみてはいかがでしょうか。

    おこさんは自分なりの正解にたどりついていると理解しているのに、間違っているといわれるのは不愉快ですが、国語ではそれが起こりえます。そのときに、どこで判断を間違ったのかをよく分析してあげてください。問題を解いたときの読み取り方を細かく聞いていくと、お子さんのつまずいている箇所が見えてくると思います。

  3. 【376422】 投稿者: ゆうママ  (ID:AIan4FFbzeg) 投稿日時:2006年 05月 31日 20:11

    貴重なご意見、ほんとうにありがとうございます。初めての子で、親自身、ちょっとのことに一喜一憂していまして...。少しほっとしました。やはり、5年生くらいの男の子は、主人公の心情理解とか、作者の気持ちなど想像するのが、女の子に比べて苦手なんでしょうね。「段落ごとの練習」というのは、今まで思いつきませんでした。最初から、長くて難解なものを与えるのではなく、地道に短めの文章から取り組んでみるようにしようかと思いました。とにかく「あせらず」に前向きにいってみようと思います。本当にありがとうございました。

  4. 【376581】 投稿者: 国語講師A  (ID:lkF9DLt83Sc) 投稿日時:2006年 05月 31日 23:55

    詩の読解の入り口は、まず問題をシンプルにすることです。
    詩は文学作品であるのと同時に、芸術作品であることを忘れてはいけません。
    一種の「表現物」である以上、そこには作者の心情が反映されます。
    まず、その詩を作るきっかけになったことがらをつかみ取ること。
    それは、作者が五感のどこで、何をとらえたのかということをつかむことです。
    単純に言えば、「何を見てこの詩を作ったか」
    「何を見て」の部分が「何を聞いて」「何に触れて」でもかまいません。
    とにかく、「詩を書くきっかけになったものがなにか」を正しくつかむこと。
    そして、そのことに対して、+のイメージを持ったのか、
    −のイメージを持ったのか。
    好きか嫌いか、明るいか暗いか。
    それを意識するだけで、詩の読解力はかなり変わってきます。
    おおざっぱなくらいでちょうどいいと思います。
    「詩はややこしい」というイメージを払拭することが詩の攻略の第一段階です。
    また、心情のきっかけを五感に求めることは物語の読解の延長でもあります。
    見たもの、触ったもの、耳にしたこと。気持ちの変化の起点は常にそこにあります。
    足元を固めることを忘れないことが大切です。

  5. 【376953】 投稿者: ゆうママ  (ID:AIan4FFbzeg) 投稿日時:2006年 06月 01日 15:10

    国語講師A様、お返事ありがとうございました。子どもに「楽しいのか、悲しいのか、きれいなのかそうでないのかとか、おおまかでいいから、とにかく考えるようにしてごらん。」と話してみました。すると、なんとなくですが、子供なりに感じるところがあったようです。そこから少しずつ、いろんな気持ちを掴み取っていけるようになるんでしょうね。貴重なご意見、どうもありがとうございました。

  6. 【379066】 投稿者: 芸術肌  (ID:QEHa1HN4KIQ) 投稿日時:2006年 06月 05日 09:20

    プロではないですが親子共々絵画は鑑賞するのも書くのも大好きです。


    さて、我が家の息子も詩も物語文もさっぱりでした。
    ところが国語教師様の仰るようにイメージすること、感じることを意識して問題を解くようにしたところ解るようになったようです。 頭の中に絵を描いていきます。始めは白黒でも段々密度を上げていきます。色を付けてみる、質感を表現してみる、特に空気の温度、色、風について考えて表現するとよいですよ。 これらの静止画像が創れるようになったら次は動画です。 映画監督になった気分で映像を動かしてみる、更にその中に身をおいてみて触ってみる、匂ってみる、登場人物の役者を決めて服や髪型を選ぶ・・ その役者にどんな表現をさせたいか考えてみる・・  と少しずつ認識できる範囲を広げていきます。 


    慣れるまでは納得いくまで映像作りを繰り返してから その気になってから問題を解きました。詩はまさに芸術作品なので 絵を描く作業と段取りが同じでこの方法は有効でした。
    コツが解ってくると楽しいですよ。

  7. 【380391】 投稿者: ゆうママ  (ID:AIan4FFbzeg) 投稿日時:2006年 06月 07日 07:36

    芸術肌様、お返事ありがとうございます。先日、国語講師様の言われたように、簡単にでもいいからおおまかにイメージするように話してみたところ、少しずつですが解けるようになってきました。それにともなって、最近はやる気をなくしていた息子がまた元のようにがんばってみよう!という姿がみられるようになりました。ほっとしています。もう少し慣れてきたら、芸術肌様のおっっしゃったように、映像としてイメージするというようにもっていきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。またなにか気付いたことがありましたら、ぜひお教えくださいませ。

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