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【676723】漢字力と読解力

投稿者: 入道雲   (ID:S2j.GYEK8a6) 投稿日時:2007年 07月 08日 16:05

小4の息子は今年の春から進学塾へ通いだしました。それまでも読解力が乏しかったので、読み聞かせや、長文読解問題をやってきたのですが・・・。学校の担任の先生がおっしゃるには、語彙力が同年代の子に比べて少ない。他の教科でも、問題を読もうとしないので、点数が悪い。1〜3年生までの漢字を、夏休みを利用して復習させてあげて下さい、との事でした。
因みに4年生以降で習う漢字は、塾での先取りを含め、ほぼ読み書きができています。 ですが、学校の教科書を音読させても、3年生までに習った漢字の部分で、つまったり、音訓が滅茶苦茶だったりするので、私もこれでは受験どころではないな、と思っております。要は、「読めない」から理解できないし、読もうとしない訳です。 
これまで疎かにしていた漢字の復習をしっかりすれば、それに伴って読解力がアップするものなのでしょうか? 
基礎を固める時期としては、今しかない、という認識でおります。それだけに、このまま進学塾へ通いながら復習を取り入れていくべきか、それとも補習塾へ移って、基礎学力を付け、高校受験に備えるか・・・迷っております。
息子は今の塾が大好きで、中堅の志望校へ行きたい、と言っており、塾の先生も今の調子で頑張れば狙える学校だから、と励ましてくださっています。
どうか皆様からのアドバイスや経験談をお待ちいたしております。

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  1. 【676779】 投稿者: 4年のうちに読書  (ID:mFeZSW8/kG6) 投稿日時:2007年 07月 08日 18:38

    国語を教えている者です。スレ主さんのお子さんのような子が多く、どうすればいいのかと日々考えています。
    私の考えでは、まず、4年生の間は、まだ時間的に余裕があると思いますので、とにかく本を読むことです。しかし、読解力がない、語彙が少ないということは、あまり読書も好きではないのかもしれませんね。本人が好きな本を選べればそれに越したことはありませんが、それが無理なら、お母様がいろいろなものを読んで、選んで、本の世界に引き込まれるほど面白い小説に出会わせてあげてください。歴史が好きなら、歴史物でもいいです。子供向けの伝記はいけません。あれは、文学ではありません。何を読めばいいのか迷ったら、受験を考えている中学校の入試で、取り上げられたことのある小説を調べてみてください。同じ小説ではなくても、同じ作家のものでもいいです。ここで注意しなくてはいけないのは、同じ作家でも、子供向きのものと、大人向きのもの、両方を書いている人がいるので、子供が読んで大丈夫かどうか大人がチェックすることです。いくら本人が選んだ本でも、娯楽色の強すぎる、文学作品のジャンルには入らないものは、読まないよりは読んだほうがましですが、読解力はアップしにくいと思いますのでご注意を。論説文、評論文等ももちろん必要なのですが、これらは読書で読むのは面白くないので、まず、面白い小説からはいられてはいかがかと思います。5,6年になると、好きな本を読んでいる時間はなくなってくるので、4年のうちが巻き返しのチャンスです。がんばって!

  2. 【676852】 投稿者: 入道雲(スレ主)  (ID:S2j.GYEK8a6) 投稿日時:2007年 07月 08日 20:47

    4年のうちに読書様、早速のアドバイスをありがとうございます。
    実際に国語を教えていらっしゃる方からアドバイスを頂けるなんて、本当にありがたいです。
    お察しの通り、愚息は読書が嫌いです。理科が好きなので、エジソンのような発明家の伝記を買い与えたところ、全く読もうとしませんでしたが、それは子供向けのものでした。質的にあまりよくない教材だったのですね。 今度図書館へ行って、私が吟味した本を勧めてみようと思います。
    お恥ずかしいのですが、母の私自身、小学校時代にあまり読書をしていませんでした。それでも幼い頃から母が読み聞かせをしてくれていたお陰なのか、国語は読解問題を含め、1番得意な科目だったのです。ですから必ずしも読書量と読解力は比例しないものなのかも、なんて思っていた節がありました。 今からですと、量より質になりそうですが、読書を大切にしていきたいと思っております。ありがとうございました。
    引き続き、皆様からアドバイスを頂戴できましたら、と存じます。

  3. 【676963】 投稿者: 桑野  (ID:Xqm7Qw8DE/6) 投稿日時:2007年 07月 08日 23:46

    まずは、星新一。「気まぐれロボット」。これから始めてみてはいかがでしょう。
    短編ですし、男子が好きなSFがテーマですから、辛抱することなく、読み進められます。
    教科書で扱うよな、道徳的なテーマに沿っていませんが、ブラックユーモアが楽しく、また、
    大人の世界での当たり前のことをSFの視点を通すことで、子供にもわかりやすくなっています。
    お母様は、SFに疎いことにして、SFの世界の未知なる話をお子さんに教えてもらうといいです。
    そのとき、お母様の考えを述べたり、お子さんと主張を交換することで、コミュニケーションが
    深まるとおもいます。そうすることで、本を読むことのおもしろさを、是非すり込んであげてください。
    それと、はじめは図書館はやめた方がいいです。彼のために、本を買ってあげてください。
    借りてきた本でなく、自分の本であることは重要です。時間を気にしないでいいですし、
    本を所有することの喜びを味わうことになるからです。


    それと、読書量=読解力でな無いことは確かですが、見聞を広げ、仮想的な経験値を上げ、
    社会性を育てるのに、読書に勝るツールがないことは事実。女子のように、交友や会話で
    言葉の意味する深みを自ら育てていくのでなく、行動を共にすることで連帯感を築き
    友情を育む男子にあっては、言葉の成長が遅いのは、やむを得ないので、そこは、豊富な読書で
    同世代の女子が何を考えているのか、大人がどのように人と接しているのか、
    友人が本当はどんな思いでいるのか、といった心の動きは、本で得るのが近道でしょう。

    そうやって、男子は読書をとおして仮想的な経験値を得ることができれば、筆者のいいたいことがなんなのかを
    読み取る力が付いていきます。

    それか、「がばいばあちゃん」じゃないです、一家言ある年寄りに預けるかですね(笑)。

  4. 【677064】 投稿者: 4年のうちの読書2  (ID:mFeZSW8/kG6) 投稿日時:2007年 07月 09日 08:40

    <もし、学校の夏休みの宿題に読書所感想文が出たら>
    課題になっている本が何冊かあったり、自由に本を選んでもいい場合は、何冊か読んでから読書感想文を書くといいと思います。何冊か読んで、その中から、「これなら書けそうだ」と思える本を選んで書くようにすると、自分はどういう話を面白いと思えるのか、どこが最も心惹かれる部分なのかを考えながら読むことが出来ます。その子その子で、好みの本は違います。読書感想文というものは、楽しい記述ではないので、「素晴らしいものを書かせよう」とあまり気負わず、書くことは二の次にして(学校の先生方、ゴメンナサイ!!)、本を読むことを第一に考えてみてください。面白くも何ともない読書感想文の宿題(学校の先生方、またまたゴメンナサイ!)を夏休みの最後までやらずにおいておくと、苦痛が大きくなり、ますます読書が嫌になるので、是非是非、7月中からはじめてみてくださいね。余裕があれば、楽しんで読むことも出来ます。桑野様もおっしゃっていらっしゃいましたが、私も本は買ったほうがいいだろうと思います。特に、読書感想文を書く時には、後で何度も本を開くことになりますから。

  5. 【677599】 投稿者: 入道雲(スレ主)  (ID:AfCIEk5EnbY) 投稿日時:2007年 07月 09日 23:13

    桑野様、4年のうちの読書様、ご丁寧にアドバイスを頂きまして、本当にありがとうございます。

    >>桑野様
    「気まぐれロボット」、思わず読んでみようと思うようなタイトルですね!書店で探してみます。因みに去年の夏は読書感想文に課題図書の中から「ロボママ」を選びました。愚息は面白い!と言いながら3回くらい読んでいたでしょうか。そんな事もあって、ロボットとい響きだけで、即買いです。(笑) そうですね、図書館は本の中身を確かめるだけにして、息子にはその中から選んで買い与えたいと思います。 本を読んで、心を豊にし、相手の気持ちを推し量る事・・・・。これが最も愚息に欠けている点だと思っておりましたので、桑野様のアドバイスに、思わずドキッと致しました。ありがとうございました。

    >>4年のうちに読書様
    またも、具体的なアドバイスをありがとうございます。 毎年、夏休みも終盤に差し掛かった頃、「読書感想文、書きなさーい!」と叫んでいるような気がします。昨年は起承転結について、ドラえもんもマンガ本を読ませて理解させてから、書くように言ったのですが、息子は???・・・だったようです。本を読んだ後、何でも思った事を書きなさい・・・ではいけないような学年でしょうし、今年もアタマが痛いです。 それ以前にアドバイスを頂いたように、読書の夏!になるよう、親子で奮起して頑張りたいと思います。また何かごがございましたら、よろしくお願い申し上げます。

  6. 【677699】 投稿者: 4年生のうちに読書・補足  (ID:mFeZSW8/kG6) 投稿日時:2007年 07月 10日 07:21

    よく読みなおしてみたら、私はスレ主さんのご質問に答えていませんね。漢字を鍛えれば読解力がつくか、というご質問は、「NO」でしょう。もちろん漢字は不可欠ですが、漢字力をアップさせても、即、読解力にはつながらないと思います。塾がどこか、志望校がどこかにもよりますが、読解の問題は、塾のテキストのほうが、実際の入試よりも難しいということもあります。難しいものに慣れておいて、過去問をといてみると、な〜んだ、この程度でいいのか、と思うことがよくあります。かといって、今からやさしい問題しかやらなくていいのではないのですが、塾の先生が「今の状態で希望校に入れる」とおっしゃっているのなら、きっと大丈夫でしょう。考え方はいろいろだと思いますが、4年生の段階では、読書で基礎力をつければ、じわじわと力がつくのではないかと私は思います。しかし、漢字は大切です。6年生の忙しい時に漢字を基礎からやっていたら絶対に間に合いません。4年生の現段階では、あわてないで、塾のテストに出てきた漢字で間違えてしまったものを、確実にしっかり覚えさせてください。英単語と同じで、ある程度、覚え始めると、後は頭の中でいろいろな面から関連付けていくので、覚えやすくなっていくと思います。そうなってから、覚える量を増やすといいと思います。覚えてもしばらく経つと忘れますが、一度覚えたことがあるものは次には簡単に覚えられます。いきなり、ドリルの漢字を、ただ丸覚えしようとしても苦しいです。ご質問の答えになっているかわかりませんが、こんなところでいかがでしょうか?

  7. 【677862】 投稿者: 桑野  (ID:wau7a.zhGLQ) 投稿日時:2007年 07月 10日 11:20

    <4年生のうちに読書>様の発言を受けて。

    近年、特に上位の学校では漢字への配点が極めて低く、出題しない学校さえあるようです。(理由としては、ほとんど全て書けてしまうからで、学力の選別に役立たないわけです。)
    このような受験国語の現状からして、受験に必要な知識系の能力としては、漢字の書き取り能力よりも、読めて理解できて使うことができるという言葉の数を増やす、つまりはボキャブラリーを増やすことが重要です。
    そういった観点からも、読書は効果的なのですが、注意すべきは、言葉の理解をあやふやにしてしまう傾向が子供の場合多いということです。
    私は、講談社「少年少女日本文学館」「少年少女古典文学館」「少年少女世界文学館」のように、注釈で解説のある、本をお勧めします。
    辞書を引くのは大人でも面倒ですが、分からない、難しい、知らない、昔のことでなじみが無い、そういった言葉をイラスト入りで、本文の欄外で説明してくれている本です。
    大型書店に行けば、小学生のコーナーに必ずあります。
    気まぐれロボットのような初心者向けを卒業したら、ぜひ、こちらの中からお子さんと相談して、えらんでみるといいでしょう。

    また、ボキャブラリーを増やしてから漢字を勉強したほうが、無駄に筆を重ねることなく、言葉の意味を理解した上で、学習が進むので、私としては、6年の夏休みごろから取り組めば十分だと思っています。

    漢字はある程度小学校でも指導してくれますし(笑)。

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