- インターエデュPICKUP
- 最終更新:
投稿者: ため息です (ID:9r8xmno8R9U) 投稿日時:2008年 01月 09日 05:24
4年男子ですが、読書を全くと言っていいほどしなくて心配しております。
5年になるというのに文章に触れるのは塾での演習問題くらいというのがとても不安です。
楽しく幸せな時間として読書を好きになって欲しいのですが、上手な誘導ができません。
どうかアドバイスのほどお願いいたします。
今まで色々与えてみました。
書店にはよく立ち寄るので目についたものをそれとなく勧めたり、欲しいものは無いかと尋ねる機会も多く、興味を示したものは買うようにして来ました。
星新一は少し読んだでしょうか・・・・佐賀のがばいばあちゃん、こぎつねヘレン、さくらももこの本・・・・読んでみる気を示したものも、途中で読まなくなる事が殆どでした。
笑い上戸なので、筒井康隆のSF「間接話法」や原田宗典の「ビロウな話」などのエッセイ、小学生男子が喜びそうなものを読んでやり、喜ばせた事もあります。
でもその本の他の話や同じ作者の本を読もうという気にはならない様子です。
物語文には特に興味を持ってくれず、私自身が子供時代に読んでいた挿絵の美しい名作全集など(十五少年漂流記やガリバー旅行記などの)は、早くから家の中に置いてあったのですが見向きもしません。
情操教育に何か問題があったのでしょうか・・・・息子とはいえ、読みかけた本を放置できたり先を読みたくならないのがと異性物のように不思議です。
小さい頃の読み聞かせも喜ばない子で、図鑑や地図ばかり眺めている興味あるものがはっきりしているタイプでした。
宇宙や科学、乗り物などに関する分野には興味あるようです。
「新幹線の秘密」など、ごく限られた情報本は繰り返し読むようですが、読書とは言えない中身です。事実が簡潔に書いてあるだけですし。。。
数値を見る事も好きなようです。何が面白いのか、山の高さや海溝の深さ、降雨量など。
多分かなり偏屈な理系なのだろうと思います。
息子好みの本を与える事が、私にはとても難しいです。
理科系分野でお勧めの本や、同じようなタイプのお子さんが読書を好きになったきっかけ、読書をしない事によって起きる弊害や警告、色々教えていただけると助かります。
どうぞよろしくお願い致します。
現在のページ: 1 / 3
-
【805357】 投稿者: 数値も読書 (ID:fWDPpOV5KKc) 投稿日時:2008年 01月 09日 09:31
失礼ながら、お母様の中に「読書=フィクションや随筆」という
思い込みがあるように思います。
数値だって数式だって、そこに物語を読み取れば読書だと思います。
それが出来ない子にとって数学はつまらない。
それが出来る子は数学が楽しい。
お子様は数値からナニガシかの物語を読み取る読書をされているように思いますよ。
逆に、科学にロマンを感じる心を持つ子には、
フィクションはつまらないと思う子もいるでしょう。
普段から、友達の気持ちなどにも、あっさりしているのではありませんか。
友達の誰々ちゃんがどうしたからどうなって・・・などの現実に
「ふーん」と思ってるだけなら、物語を読んでも「ふーん」という感想は同じです。
もう少し大きくなれば、講談社のブルーバックスや
カメラのカタログ、時刻表(←こういうのも理系人間には楽しい読書ですよ)など、
色々読むと思いますよ。
また、「小4だからこういう本を読んで欲しい」という枠にとらわれず、
興味のある分野のニュートン・ムックなど、大人が読むものを与えた方がいいと思います。
こういう子は、内容が難しくても知的好奇心があるので読みますし、
また、きちんと全部最後まで読んでない、とがっかりされませんように。
読書は趣味ですから、つまみ食いでもいいのです。 -
【805377】 投稿者: とべとべ (ID:7Tftjdo5GEw) 投稿日時:2008年 01月 09日 09:55
理系大学進学、理系就職した母です。
残念ながらお母様のお勧めの分野が、お子様の好みと完全に違うのが敗因です。
科学雑誌やお好きな分野の学者の自伝など、興味を引く分野なら没頭なさるのでは?
息子も興味が完璧に理系で、実験の話、科学系の読み物、伝記程度しか読まないです。
中学校にくらいなれば、
新田次郎の八甲田山死の彷徨 や 司馬遼太郎 燃えよ剣など
喜んで読むタイプだと感じています。
正直 さくらももこ は女の子向きだし、好みもあると思います。(私も娘も好みではないです)群ようこなら結構面白いですけどね
お嘆きの、ガリバー旅行記、15少年漂流記ですが、
確かに私も小学校時代に読みましたが、
いかんせん今の時代には”古すぎる古典”で、感情移入して読み惚れる、、のは困難かと思われます。 -
【805388】 投稿者: 男の子 (ID:milmHZq6tMQ) 投稿日時:2008年 01月 09日 10:08
って、割と似たような感じではないでしょうか?
うちの小3の息子は、公文をやっているため、幅広い文章を楽しんでいると思いますが、それがなかったら、
やはり図鑑や地図を眺めていると思います。
読み聞かせも喜び、今でも絵本を読んでくれと持ってくるような子ですが、自分で読むとなると
あまり物語は選ばないと思います。普段はポケット地図を持ち歩いて愛読しており、路線図を眺め
ているのも好きな子です。
学研のひみつシリーズも大好きで繰り返し読んでいます。
数字も好きで、面積とか山の高さや川の長さなどあれこれぶつぶついいながら地図帳を見ています。
そんな子ですが、公文の教材に出てきて、続きが読みたいということになって、読む本は少なくありません。「坊ちゃん」「飛ぶ教室」など名作も読みます。
数値も読書さんのおっしゃること、御尤もだと思います。
受験に影響するからというのではなく、純粋に楽しんでほしいと思われるのでしたら、小説などに
こだわらなくてもよいのではないかと思います。
周りに本があり、読んでいる人が身近にいて、活字を追うことやページを繰ることが苦でなければ、
自分の必要に応じて読書を楽しめるのではないでしょうか。
「数の悪魔」という本はご存知ですか?内容は数学的ですが、長い文章仕立てで物語風に書かれています。
昨夏「こんなのは興味あるのかな、読めるのかな」とお試し気分で買い与えてみましたが、
非常に食い付きが良く、夢中になって読んでいました。
公文の教材にも自然科学や物理、数学にちなんだものが多く扱われています。
お子さんの興味に応じた、文章仕立てのものを選んで差し上げたらいかがでしょう?
上の中学生の娘は、逆に物語が大好きでしたが、「そろそろもう少し違うタイプのものも読んでいかなきゃと
思っているんだ」と先日申しており、「ああ成長したのね〜」と読書に関してだけはうるさく言わなかった
私は感慨深かったです。
あと、最近は小学生新聞をとってくれと息子が言うので、とり始めましたが、よく読んでいます。
でも興味のあることは大人の新聞でも読むんですよね。
読みたいものを読む…それで充分なんじゃないでしょうか。
読みたいものがないのはさびしいですけどね。
-
-
【805558】 投稿者: 探偵ものは? (ID:ZsOSr2hZnyw) 投稿日時:2008年 01月 09日 13:27
私も理系です。
小学生の時、友達が全員集合を見ている時間に、刑事コロンボを見て楽しんでいた変わり者です。
主人も理系。ハヤカワSF文庫に育ててもらったと豪語しています。
お子さん、ガリレオはご覧になりましたか?謎解き系はいかがでしょう?没頭できますよ。
図鑑大好き、さらに、いわゆる名作文学になびかなかった我が家の小学生ですが、
ハリーポッターをきっかけに、江戸川乱歩やルパン、シャーロックホームズなどのシリーズが今はブームです。
ハリーポッターは、本人曰く、”大が10個以上つく”ほど好きだそうで。
ポーとかアガサクリスティも読ませてみようかな。。。 -
【805728】 投稿者: ため息です (ID:Yt7lm8IbzQ2) 投稿日時:2008年 01月 09日 17:08
なるほど・・・と皆様のアドバイスを感心しながら受け止めました。
どうしても自分が読書を好きになった経緯を元に考えてしまう為、息子にもそれをあてはめようとしていたようです。
「数値も読書」というお言葉、私には理解しづらいながら、何だか救われる思いでした。
理系のお母さんなら、息子は共感を共にできてさぞ幸せな事だろうと思います。
私がもう少し息子の好みが理解できれば自力で本も探せそうなんですが。
お話の中に、電化製品の説明書や時刻表、地図に路線図、まさに息子の好みが並んでいて驚きました。そういったお子さん周りでは見ないのですが、案外いらっしゃるんですね。
電化製品の使用方法に詳しくなるのは助かりますが、その他はホント判らない世界です。。
いずれ電車の写真をとりに行く鉄オタになるの?・・・と眺めております。
時刻表は厚紙に貼り付けて大事にしてますし、ゲームも欲しがるソフトは電車でGO!などの運転シミュレーションばかりです。ただ時刻表通りに運転するというゲームなんですけど。。
また、おっしゃる通り、お友達とのやりとりも本当にあっさりしております。
これがまた少々心配な面でした。
本当に感情面や心の機微に疎く、悪気はない子ですが、気付かぬ内に繊細なお子さんを傷つけている可能性もありそうで。
情操教育の為にも心理描写のある本を読んでくれれば、なんて思っていましたが、元々興味がないのだから読まないのだというご指摘に、もっともだ・・・と反省いたしました。
個性の一つとして見守って行きたいと思います。
新田次郎や司馬遼太郎、今は読むようになる姿が全く!想像できませんが、そんな風になってくれたら本当に嬉しいものです。
次に次にと読みたくなる探偵ものも、以前勧めてみた時には何だか乗り気な様子が無く。。時期が早かったのかもしれません。時間をおいてまた勧めてみようと思います。はまってくれたら一番活字にのめりこみやすいジャンルですよね。
私は4年くらいではまったんですが、逆に科学ものは全く読んでませんでした。
もっと上手に興味ある分野から紹介できるようになりたいです。
色々な本を紹介下さってありがとうございます。知らないものがほとんどでした。
多分私の知りうる分野では息子の好みの本が無いようで、ご紹介頂けると本当に助かります。
書店やWEB上でぜひ見せてみようと思います。
-
【805845】 投稿者: DVDで見たあとに読書 (ID:tzH.J6nW5pg) 投稿日時:2008年 01月 09日 19:36
さすが読書をされている皆様のアドバイス、素晴らしいと思います。他人の読書傾向を
とやかく言うというのは無粋だと思うのですが、悪役が登場しないのも面白くないので
別の切り口から書かせていただきます。お母様は特に働きかけされることもなく、読書の
習慣を身につけられたようですね。読める人には、読めない人の悩みは判らないものです。
「普通の子」が読解力がないうちに、物語や小説を与えられるだけでは、読書習慣を身に
つけるのは難しいと思います。
>5年になるというのに文章に触れるのは塾での演習問題くらいというのがとても不安です。
この不安は、「純粋な読書傾向のお話」と「中学受験国語に関するお話」の両方のこと
だとお察しします。息子さんのこのままの読書傾向がつづくと、物語・小説などを多く
読む国語が得意な子に比して、国語の長文問題にが壁になりやすいことが考えられます。
大学受験生になっても大学入試センター試験で評論文は読めるけど小説は読めないとか、
大人になってですら、文学や小説を読ま(め)ない(=楽しめない)ということになり
やすいです。これは実は文系理系に関係なく、国語が出来ないので他の教科を得点源
にせざるを得ない状況をうんだり、読書不足から速読力に欠け、学習効率がなかなか
向上せず勉強時間の割には、学習成果が劣ってしまうという可哀相な状況になりやすい。
また国語力の不足は大学受験レベルになると、英語力や難関大学になるほど必要とされ
る論述力にも大きく影響します。
実は物語文や小説というのは、物語の登場人物の相関関係を文章から読み取ることが
出来なければ読解できません。また物語の歴史的文化的背景を知らなければ、登場人物
の心理を理解することが出来なかったり、情景描写が登場人物の心情を反映してしてい
たりと平易に見える文章でも高度な読解力を要求します。したがって難関国立大学の入試
問題にも採用され、その影響が難関といわれる中学の入学試験にも大きく影響していると
いう具合です。一方、登場人物の相関関係を読み込む必要がない図鑑や、背景知識が豊富
な「新幹線」に関する書籍は、上記の読解力とは関係がないので読み易いし、より深い知
識を楽しく受け入れられるということだと思います。つまり物語や小説を楽しむことが出
来るというのは、既に高度な読解力を有している証と見て良いと思います。
では、小説読解の専門家(日本の近代文学研究者)は、どのように子供に読書を促したか。
『秘伝 中学入試国語読解法 (新潮選書) 石原千秋 (著) 』にあります。
http://www.amazon.co.jp/dp/4106005603/
http://www.amazon.co.jp/dp/customer-reviews/4106005603/
石原千秋氏は、現在漱石研究の第一人者で現在早稲田大学教育・総合科学学術院教授
(上記の執筆当時は成城大学文芸学部助教授)です。息子さんが桐朋中学に合格するお話
なのですが、中学受験の前日までその息子さんに「読み聞かせ」をしているのが印象的
です。翌日の受験で息子さんは難関桐朋中に合格するのですから、相当の読解力が既にあ
ることを石原教授も知っていながら「読み聞かせ」しているのです。息子さんは桐朋中学
高校在学中の6年間で、大好きな歴史小説を600冊読破したとか…。
ということで「ため息ですさんの息子さん」が興味がある読み物から徐々に読み聞かせを
するということがまだ可能ならば是非チャレンジしてほしいです。それこそが「楽しく幸
せな時間」だと思います。また最近はPC音声と黙読によって読書の楽しみを教えること
により、読書習慣に結びつける手法もあるようです(検索例:わくわく文庫)。音声によ
って、読解が素早くなるように強制的に引っ張っていくという感じでしょうか…。最近
PCの速読訓練のソフトは、良くこの手法を使うようです。で、私自身の経験としては映
像化された文学作品を映像で見た後に、本で読むことは比較的容易な気がします。物語の
登場人物の相関関係や、ストーリーまで背景知識としてあるわけですから読解は簡単です
ね。ですから小学生に非常に人気がある、コンテンツ:ハリーポッターなどのDVDを先
に見て、本でも読んでみる等を試してみると意外と読書習慣につながるかもです。また
「中学受験国語に関して」は、国語問題集(過去問等)を問題文・解答解説を含め音読する
ことを習慣化すれば、かなり改善が見られると思います。国語問題集音読による読解力の
化は、試験においては強力です。かく言う私も理系育ちでございまして、息子さんの読書
傾向はとても理解できますし、実は私自身の悩みでもあります。すっかり大人になった今
日でも文学が読める(楽しめる)ように矯正中の(語彙や歴史を学ぶ)毎日です。(苦笑) -
【805884】 投稿者: ため息です (ID:U4h7DKZBJ2M) 投稿日時:2008年 01月 09日 20:25
DVDで見たあとに読書 さん、詳しいお話をありがとうございます。
> >5年になるというのに文章に触れるのは塾での演習問題くらいというのがとても不安です。
>
>
> この不安は、「純粋な読書傾向のお話」と「中学受験国語に関するお話」の両方のこと
> だとお察しします。
その通りです。不得意な面として苦労するのに加え、読書のよい面を持てないのが本当に勿体ない事だと思っております。
私はそんなに読書家ではないですが、読む事に苦労を感じない程度には読んでいたので、国語の勉強というのは殆どしないですみました。(しても即成績に繋がると思えぬ教科だったのもありますが。)
読書の習慣があるだけで、漢字もいつしか読めるようになり、語彙や慣用句も意図せず身に付いているものですし・・・・その上、それは楽しみからの副産物なのですから、とても幸せな事だと思います。
ご指摘の通り、息子は論説文や随筆文よりも心理描写を含む物語文での記述題には弱そうに見えます。
希望する中学があるせいか、苦手な読解も今のところ気合いでこなしてるようですが。。
見ていて辛そうだな・・・・と、気の毒になります。
実は、速読聴に興味をひかれ、わくわく文庫も調べておりましたが、近所にスクールが見つからず断念いたしました。(あれは読書苦手な子にとてもよさそうですね。)
読み聞かせを高学年でもされていた話を聞き、寝る前に少しでもしてみようと思います。
その他、音読や映像が先の読書など、様々なアドバイスをありがとうございます。
思いつかない事が多くて、とても勉強になりました。