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【826322】読解力をつけたい

投稿者: ルドルフ   (ID:mkTVcgexNxU) 投稿日時:2008年 01月 31日 13:35

4月より小5になる娘がいます。

問題集を解かずに読む 様

他のスレッドでいろいろと教えていただき有難うございました。


早速、志望校の過去問を親子で読み始めました。
1回目は私が読み聞かせ、2回目は子供と一緒に少しづつ読み進み、
漢字が読めないところは私が教えます。
3回目は子供一人でつっかえ、つっかえですが、
(まだ漢字が読めない、覚えてないのもありですが)読みます。
4回目、5回目はなんとかですが一人で読めるようになります。

このように進めていますがこれでよろしいでしょうか?
問いのところも同様に答えを解かずに読む・・でよいですか。
過去問の解説があまり詳しくないのですが、やはり解説も同じように読んだほうが
いいですか。


始めは「なんでこんなのを読むの?まだ6年じゃないのに」と
子供はあまり乗り気ではありませんでしたが、
不思議と4回目ぐらいになると読むのが楽しく(?)なってくるようです。


お勧めの「塾で教える国語」の本が届きました。
こちらも読んでみようと思うのですが、
娘の志望校の問題よりかなり難しめです。

問題集を解かずに読む 様に怒られるかもしれませんが、
やはりまだ娘には早いような気がします。
志望校の過去問集を読み終えてからでもいいでしょうか。


併用して、今まで読んだことがなかった
椋 鳩十や富山和子の「〇〇は生きている」シリーズも読ませようと思います。
もちろん、私も読もうと思います。

よろしくお願いします。









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  1. 【826651】 投稿者: 問題集を解かずに読む  (ID:tzH.J6nW5pg) 投稿日時:2008年 01月 31日 19:07

    >4月より小5になる娘がいます。
    >早速、志望校の過去問を親子で読み始めました。


    早速の実践、素晴らしい(拍手!)


    >1回目は私が読み聞かせ、2回目は子供と一緒に少しづつ読み進み、
    >漢字が読めないところは私が教えます。
    >3回目は子供一人でつっかえ、つっかえですが、
    >(まだ漢字が読めない、覚えてないのもありですが)読みます。
    >4回目、5回目はなんとかですが一人で読めるようになります。
    >このように進めていますがこれでよろしいでしょうか?


    そうです。まさに「それ」です。その経験をしている子は、
    同級生には、まずいません。素晴らしい!


    >問いのところも同様に答えを解かずに読む・・でよいですか。


    最初はそれでOKです。そのうち完全に解答を覚えてしまいます。
    選択肢の「記号を覚えるではダメ」ですよ。
    選択肢の「文章」や「記述の解答の文章」を読み覚えてください。
    ここで意図したいのは、選択肢が文章の場合は、その問題を記述問題と
    仮定とした場合「記述の模範解答として読み替えられる」ということです。
    覚えることで、記述の型(カタ)になります。実は魅力的なお話です。
    選択肢の文章は、設問に対して正確に解答している「記述のお手本となる文章」
    なのです。「こういう設問」には「こう解答する」と、型(カタ)を覚えてください。
    記述の模範解答についても当然同様です。



    >過去問の解説があまり詳しくないのですが、やはり解説も同じように
    >読んだほうがいいですか。


    詳しくなくても一応ポイントのハズですので、読んでください。
    繰り返していると、解説の意味が「わかっていなかった事」に後で
    気づくことも良くあります。また反復していると当然読むスピードが
    速くなります。物凄いスピードで「正しい読解法を反復すること」になりますね。
    これを回転すると大学受験生等は言います。一冊を何回転もさせてください。


    >始めは「なんでこんなのを読むの?まだ6年じゃないのに」と
    >子供はあまり乗り気ではありませんでしたが、
    >不思議と4回目ぐらいになると読むのが楽しく(?)なってくるようです。


    ねらい通りです。そうやって徐々にレベルを上げるのです。楽しくなって
    きているのは「意味がわかってきている」ということです。これで志望校も
    だんだん近くなりますね。難関私立中学の入試問題は、語彙のレベルこそ低く
    設定されていますが、問うている内容は完全に公立高校の入試問題のレベルを
    超えています。要するに「いわゆる先取り」なのが現実です。それも「学年平均
    の3年学年以上の先取り」です。ただ「学年平均の3年学年以上の先取り」を小学
    過程の語彙の範囲内で名目上行っているだけで、難関中学になるほど大学受験
    現代文に近い要素を濃厚に含んでいます。中学に入学する以前から、大学受験
    現代文が出題者(中高一貫校国語教師)によって「意図されている」ワケです。


    塾で教える国語〈論理的文章の読解〉―難関中学入試の正統派解説書
    (シグマベスト) (単行本) 小酒 統 (編集)
    http://www.amazon.co.jp/dp/4578131823/


    >お勧めの「塾で教える国語」の本↑が届きました。
    >こちらも読んでみようと思うのですが、
    >娘の志望校の問題よりかなり難しめです。
    >問題集を解かずに読む 様に怒られるかもしれませんが、
    >やはりまだ娘には早いような気がします。
    >志望校の過去問集を読み終えてからでもいいでしょうか。


    志望校の過去問集が優先です。過去問を先に読むことで、どういったことが
    今自分に足りないのかに、真っ向から向き合っていることになっています。
    ただ、どうやって読解するかの詳しい方法は、『塾で教える国語』に書いて
    ありますので、過去問を読み終えたあと是非読み聞かせからはじめ、読んで
    みてください。レベル的には公立高校の入試問題を超えた内容です。
    解説されている読み方は、大学入試現代文の読解法とほぼ同じです。
    ただ、この文章と読解方法・解答を繰り返し読むことは、レベルの高い文章の
    「正しい読み方」を反復させることになります。中学入試国語では最も高いレベル
    の高校国語教師が作る良問ばかりです。難しいですけれども、そこは繰り返しで
    耐え、読み込んで考えてみてください。意味は反復によって意味は必ずわかります。
    難関中学の入試国語には、大人も唸る「ものすごいこと」が書いてあります。
    読み込まなければ、まず気づか(け)ないことばかりです。一題一題を大切に
    すると、そんなに沢山の問題は出来ないかも知れませんが、それでも意味があります。
    是非挑戦してください。


    簡単な文章をいくら読んでも、そのレベルの読解しか経験できません。
    実は受験終盤で時間がなくなってから、腰を落ち着けての読解練習は、なかなか
    「精神的につらく」続きません。そうやって「簡単な文章を短時間で一回読みする
    だけで解答し、復習しない勉強法に陥る」のですが、それでは全く読解練習には
    なりません。「文章と向き合わず、読解から逃げる」とはそのことです。
    読解の勉強をしている「フリ」なのです。これは読解が精神的なストレスになるこ
    とと、深く関わっていると思います。この読解のストレスとの闘いが出来ているか?
    なのです。大学受験現代文では「格闘」などと表現する予備校講師もいます。


    一冊読み終えたとき、再度過去問に戻って実際に制限時間内に解いてみてください。
    一度解答を覚えた問題ですから、当然スラスラ解けます。それが心理的に「圧倒的な自信」
    に変わります。入試本番も確実に似た形式の問題ですから、自信を持って本番に望めます。
    「正しい読解法」も繰り返しで覚えていますから『塾で教える国語』の後は、他の問題で
    学んだ読解法を実践してください。そしてまた『塾で教える国語』に立ち返り「読み」を
    繰り返して、読解法を復習してください。この勉強方法は、中学入試に限るものではあり
    ません。『塾で教える国語』での読み方は、大学受験でも使えるものですから、中学以降
    での国語の成績にも「確実に良い影響」を与えるハズです。国語は語彙力を鍛えてしまば、
    あまり学齢に関係なく結果として、驚くほど差がつく科目なのです。


    >併用して、今まで読んだことがなかった
    >椋 鳩十や富山和子の「〇〇は生きている」シリーズも読ませようと思います。
    >もちろん、私も読もうと思います。
    >よろしくお願いします。


    良い本を読むことは、それ自体が価値あることだと思います。
    その為の「国語の勉強」でもあるわけです。楽しんでください。

  2. 【827431】 投稿者: ルドルフ  (ID:gbhL3Jkzd5M) 投稿日時:2008年 02月 01日 12:08

    問題集を解かずに読む 様

    お返事有難うございます。

    問題集を解かずに読む様の丁寧に書いてくださった文を何度も繰り返し読んでいます。
    私には少し難しい言葉もありますが・・。


    過去問はコピーをして問いの解答は私が大きめの字で(子供は近視なもので
    小さい字が読みずらいので)別の用紙に書き、問題文と解答を書いた用紙を子供に渡し、
    漢字が読めているか文章の読みが正しいか私も確認しながら進めています。

    少し手間がかかりますが、子供のため、そして私自身の勉強のためと思い、
    頑張っています。

    「選択肢」のところはきちんと文章にして読んでいます。
    「記述の型(カタ)」として覚えるのですね。
    解説も読むのですね。これが解説?これだけ?というのもありますが・・。


    過去問集はいろいろな出版社から出ているようですが、
    中学受験版としてはどこの出版社のものがお勧めでしょうか。
    家では英俊社のものを利用しています。


    5回目頃になってくると
    読むのが楽しくなり、本当に意味が解ってきているといいのですが、
    今は「読めて嬉しい!満足!」といった感じでしょうか。


    過去問集は一題につき読みを5回していますが、
    一冊を何回、回転させるとよいでしょうか。
    解答の部分を完璧に覚えるぐらいまででしょうか。


    「塾で教える国語」はもう少し先ですね。
    私も時間があるときに読んでみようと思います。











  3. 【827911】 投稿者: あれー  (ID:/GlFGbccSTg) 投稿日時:2008年 02月 01日 20:08

    過去問、今やっちゃってどうするんですか。
    どんだけしょぼい塾でもカテキョでも或いはママパパでも
    過去問を先にやらせるなんてことは絶対しません。
    基礎が全部仕上がってからです。
    先取りで全部済ませてたって、80%越えてたって10月過ぎてからです。
    きっちり時間を計って本番同様に挑むものです。
    過去問の代わりは地上に存在しません。
    いちばん大事な過去問対策を封じられて、この先どうなることか、思いやられます。
     

  4. 【828486】 投稿者: 問題集を解かずに読む  (ID:V5XKwaxMZYU) 投稿日時:2008年 02月 02日 12:22

    >過去問の代わりは地上に存在しません。


    だから、いちばん大事な過去問対策を最初にするのです。圧倒的に準備するのです。
    志望校の問題もイメージできない1-2年間の受験勉強の効果に疑問を持ちます。


    過去問は直前に自分の実力を測る模擬試験ではない。多くの受験生が
    直前の過去問によって「焦り」を感じているだけだとは思われませんか?


    また「基礎が全部仕上がる」の明確な基準は何処なのか判りますか?
    多様な国語入試問題があるにも関わらず、その言葉自体が既に矛盾を帯びてませんか?
    志望校の過去問を知る以前に「何故それが判るのか」と。

  5. 【828547】 投稿者: 家長風月  (ID:dL0nohJgSVU) 投稿日時:2008年 02月 02日 13:53

     問題集を解かずに読むさまのレスを拝見していて、まさにわが意をえたり、の思いです。とくにHNが素晴らしいと思います。ちなみに私のHNは、子供は机上の体験だけでなく、自然体験などの多様な体験を楽しめる心を持ってほしい、という意味をこめています。


     国語学習において、良質な問題集を解かずに読むことこそが、多様な体験であり、最高に効率的で最高の効果をあげる方法と私も思っております。いたずらに量をこなす漢字練習とか、無目的な読書というのはその正反対の手法と思います。「基礎の仕上げ」というのは国語の場合、漢字、熟語、慣用語、文法などの完全習得でしょうけれど、いずれも良質な問題を解かずに読むことで、習得はできないまでも体験はできます。この先行体験が、のちの習得のためには重要と思います。漢字は書けなくても読む体験をすることが重要だし、熟語は意味が分からなくてもどういう文脈で登場しているか体験することが重要なのです。擬人法、倒置法、主語や述語という用語が重要なのではなく、それが現実の文章でどのように扱われているか体験するのが重要なのです。それらが濃縮されているのが良質の問題集です。


     基礎が全部仕上がるのを待っていたら、多様な過去問体験の時間がどんどん少なくなっていきます。いくら難しい文章であっても、生まれながらに日本語環境で生活していれば、類推して読んでいくことは可能です。中学年にもなれば、過去問レベルの文章にふれる体験をどんどんしておくべきと思います。算数ではこういう先取り体験をさせるためには大人側の指導力がかなり必要ですが、国語の先取り体験ならさほどの指導はいらず、指導を受けなくても子どもが自らこなすことが可能なのです。とにかく「解かずに読む」体験をすることが重要と思います。


     「過去問」というとびきりのご馳走を後に残し、それまでに「基礎問」のようなあまり美味しくないものばかり食べていると、いざご馳走を食べる段階になるとすでに満腹になっていることでしょう。ご馳走を味わう時間も味わう気持ちもなくなっていることでしょう。私はご馳走をこそ子供に味わって食べさせたい。それも気分を改めては何度だって食べさせたいと思います。その体験が子供の血となり肉となると信じています。

  6. 【828569】 投稿者: 問題集を解かずに読む  (ID:V5XKwaxMZYU) 投稿日時:2008年 02月 02日 14:18

    家長風月様


    大変な方にご理解のお言葉を頂戴し恐縮(感激)です。
    鋭いご指摘いつも拝読、勉強させていただいております!(汗)


    問題集を解かずに読むは、この中学受験国語掲示板の限定で、
    国語が苦手なお子様のお母様の「何とかしてあげたいという気持ち」に
    お力添えできればと思う気持ちのHNです。


    また、鋭いご指摘ありがとうございます。ひとまずお礼まで、
    これから外出につき後ほどまた、書き込みをさせていただきます。

  7. 【828750】 投稿者: ルドルフ  (ID:vZcht1vh/O.) 投稿日時:2008年 02月 02日 17:53

    家長風月 様


    >国語学習において、良質な問題集を解かずに読むことこそが、多様な体験であり、最高に効 率的で最高の効果をあげる方法と私も思っております。


    >中学年にもなれば、過去問レベルの文章にふれる体験をどんどんしておくべきと思います。
    >

    やはり、家長風月 様も良質な問題集を解かずに読むことに賛成の方のようで
    安心致しました。

    昨日は私の具合が悪く子供と一緒に問題集を読むことができなかったのですが、
    今日は頑張ってみます。


    家長風月 様にお尋ねします。
    5年で過去問を読むことをこのまま続けていって良いと思われますか。

    またいろいろとご指導いただけますと有り難いです。

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