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【832337】物語文の情景の読み取りが全くできません

投稿者: 伊藤   (ID:/39QukW7bWo) 投稿日時:2008年 02月 06日 08:44


物語文の比喩的表現や情景の読み取りが全くできず困っています。
例えば 「夜がふけていった様子がわかる文を抜き出しなさい」とあった場合、
夜という文字にこだわって その字が出てくる文章から抜き出してしまいます。
説明文は、割とよくできて、読書も好きなのですが、
物語文になるとほとんど全滅で
私もどうやって指導してよいかわからなくなってしまっています。
お母さんが教える国語も実践してるつもりなのですが・・・
論理エンジンは2年生のときからやっています。

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  1. 【833567】 投稿者: 家長風月  (ID:6XPlrn66gfE) 投稿日時:2008年 02月 06日 23:43

     説明文が得意という子供さんは、図鑑や時刻表やノンフィクションがお好きな、理系タイプとお見受けします。私も子供の頃そうだったのですが、長ったらしい修辞や美辞麗句、擬人法や、比喩がはなについてなりませんでした。なぜ、事実を事実として簡潔に表現できないのかと。大人になって少しは読めるようになってはきましたが、今でもあまり好きではありません。理路整然とした科学書や法律書の方が好きです。


     しかし、受験対応のためには好きだの嫌いだの言ってはおれませんね。ここは別スレにありますとおり、物語文にしぼって過去問を解かずに読んでみるというのはどうでしょうか。考えてみますと、物語文の表現というものもきわめてテクニカルなものであり、パターン化されたものであると思うからです。なにしろ、たとえばシェークスピアの表現がその後の文学においてもずっと引き合いに出され、パターン的に繰り返し用いられているのですから。

     
     いろいろなパターンを知りそこから類推し共通の法則性を見出していく、いわば実験により試行錯誤して真理を追究する思考法、帰納法的思考法は理系タイプの得意とするところだと思います。そして、理系タイプは自分で体験、経験しておかないと納得しないという性癖があるような気がします。しかるに、物語文の描写は尋常でない世界のことがあり、または個人の心情の世界のことがあるため、自分で実際に体験することは不可能なことが多いのです。


     すると、疑似体験ではあっても、いろいろな文章を読むというのが遠回りのようではあっても一番確実な手法に思えます。まずはいろいろなパターンを知るために問題集を解かずに読むことをお奨めしたいです。

      

     

     


      

  2. 【837046】 投稿者: 桑野  (ID:YBzk7bggLnI) 投稿日時:2008年 02月 09日 12:02

    伊藤様

    何年生ですか?それと性別は?
    また、どれぐらいのレベルを目指していらっしゃいますか?

    一概にこうしろとは回答しにくいので、お子様の様子なども
    お知らせいただくと、アドバイス差し上げやすいので
    よろしくお願いいたします。

    例えば、日頃どんなテレビ番組を好むかなども、性格をつかむ上で
    参考になります。

  3. 【843875】 投稿者: うーむ  (ID:kouO4WhDpw6) 投稿日時:2008年 02月 14日 19:13

    文を読んでそれを漫画に描くなんてどうですかね。
    一語一語抜けがないように全部絵にする。
    ちょっとチャレンジでしょうか。

  4. 【847185】 投稿者: 家庭教師をしています  (ID:VHSuFiXo90.) 投稿日時:2008年 02月 17日 18:10

    伊藤 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    他の方の書き込みにもありましたが、求められているのは「類型的」で「陳腐」な表現からの類推なんですよね。
    子供の中には日常語に普通にある「裏読み」が苦手なタイプがよくいます。
    逆に、妙に読みすぎる小さなオバサンみたいな子もどうかと思いますが。
    最近の、ではなく、せいぜい1980年ごろまでの比較的くだけた小説などを多く読んでいれば何ということもないでしょうが、過去問の本文だけというのはなかなか合理性がある方法だと思います。
    キーワード検索とは、少し前の検索エンジンみたいですね。現代語でも和歌の「縁語」に相当する表現は割とよくあるので、テレビなどを見ながら気がついたら確認してみるのもよいでしょう。
    楽しくなくなるかもしれませんが…

  5. 【850132】 投稿者: 試行錯誤の末  (ID:zfADqmNc5xs) 投稿日時:2008年 02月 20日 00:40

    ●作文の書き方を教えました
       初歩の初歩からです。
       小学校一年生のレベルからスタートしました。
       2週間近く、作文の練習です。
       擬態語、擬音語の使い方まで降りました。
       そして、その中で「比喩表現」を教えました。
       そして、ある程度、まともな作文が書けるようになってから
       

    ●次に、明らかに本人には難しいと思われる過去問中心の問題集から物語文を私が音読して読み聞かせました
       これは、結果的に良質な文章の部分読みをした事になったと思います。
       もちろん、4年生の国語の苦手な子に、入試問題を解かせるのですから最初は本人はちんぷんかんぷん。
       しかし、私がほぼ物語文の状況説明をしてから解かせますので、答えが出せて当たり前のような状態から設問にうつるのです。
       そういう状態ですと、「解ける」のです。(当たり前です)
       親が徹底的に登場人物や背景の説明をします「この時、この人はこう感じたんだね、この文章がそれを表してるよね」と。。
       比喩的表現も徹底的に噛み砕いて説明するのです。
       
       そして、問題を解き終わった後「お母さんはこの物語文は、00な感じの物語の途中の文章なんだと思うな。」
       「で、最後はこんな風になりそうよね」などど物語の大筋を説明してやりました。
       時に「00はこの物語の最後はどうなったと思う?」など聞いてみたり。
       


    ●その後、もう少し簡単な問題集を一人で解かせるようにしました
       我が家の場合、受験研究社の「ハイクラステスト 国語 読解力」をやらせました。
       私自身、この問題集は非常に良いと思います。(どこの本屋さんにでも売ってると思います)
       問題文が非常に良質で、設問も「書かせる」設問が多いのです。
       入試問題に直結した設問ばかりの問題集の場合「00字で書き抜け」が多いのです が、この問題集は「説明しなさい」が多いのです。
       なので、設問に対して自分で文章をしっかりと書く事を要求されます。
       記述する事を常に要求してくるのです。
       

    この3つの過程が家の子が劇的に国語の成績を上げた家庭学習の方法でした。
    国語が難アリの時、必死で試行錯誤していましたので、その外色んな方法を試してみて、その時「これだ!」と思えなかった事も結果的に力になっている事もあると思います。
    しかし、私自身が確実に家の子に手ごたえを感じたのはこの3つの方法を取った時でした。
    国語が難アリの場合、即得点に結び付きにくいので大変だと思いますが、出来るようになれば後は楽できる科目のように思います。
    頑張って下さいね。
       
       

  6. 【850290】 投稿者: 家長風月  (ID:amb0OgPSZ7I) 投稿日時:2008年 02月 20日 08:29

     試行錯誤の末さま


     まず作文指導から入るとはこれまで気がつかなかった指導法で、たいへん参考になりました。確かに国語力の完成としては指定の条件に従ったうえで自らの言葉を駆使した論理的で美しい文章が書けることが最終段階の目標とも言え、それをまず経験させるのですね。これはいい経験となることは間違いありませんね。


     うちでも低学年のころからとにかく文章を書くことに慣れさせるため、長期休みは日記を書くことを毎日の習慣とさせておりますが、できあがった文章の言葉遣いや、文体の統一、はじめて読んだ人でも理解できるような主語述語関係を重視した論理的な構成を指導する程度で、比喩や擬音語、擬態語のような文学的な指導はしていませんでした。いや、できませんでした、と言った方がよいかもしれません。


     試行錯誤の末さまの指導法はなるほどと思えるものでした。しかしながら、私のようにもともと物語文があまり好きではなく、たいした文章力を持たぬものにとっては、かなりハイレベルな指導法のようで、良質な教本の助けをかりなければなかなか困難に思えます。私も以前から作文指導の教本をいろいろさがしたり通信講座の資料を見たりしているのですが、これといったものがなかなか見当たりません。さしつかえなければ、なにかいい指導書があったらご紹介いただきたいのですが。

  7. 【850947】 投稿者:  試行錯誤の末  (ID:zfADqmNc5xs) 投稿日時:2008年 02月 20日 18:05

    家長風月様


    家の子に良かったのは
    ●「小学校の『作文』を26のスキルで完全克服」(PHP)
       向山洋一(編)師尾喜代子(著)ー1200円
     です。

    これを、最初からやりました。
    小学校4年生に中学生が初めて英語の文法に触れる時にように一からやり直しました。
    小学校の中〜高学年ならば2週間もあればやりこなせる量です。
    家の子は、「まともな文章」すら書く事ができなかったのです。
    驚きました。(それまでほっておいた私も私です、、、)


    その後は上に書かせて頂いたように、親が物語文の背景や登場人物の感情の説明をやりつつ教えていくだけです。
    親は自分の人生の経験で物語文は必ず読めると思います。
    「物語がわからない!」と、子供がなるのは、文章の読解能力が低い+人生経験が浅い
    事が最大の原因だからです。(もちろん、漢字と語彙力も)


    しかし、母親は子供の今までの人生経験を知ってます。
    子供のエピソードを知っています。
    病気になった時、友達と喧嘩した時の出来事を
    「ほら、あの時、〇〇は悔しかったよね」「旅行に行った時、波が大きくて怖かったよね〜」といった感じで。
    ここが、母親が教える時の最大の強みです。
    そして、作文を書かせていき、子供に問題文を読み聞かせ、解かせてる間に「何がわかってないのか」が、親側がわかるようになってきます。
    そうなってくれば、しめたものです。
    後は、問題の量をこなす事で子供も問題に慣れていきます。


    国語の偏差値は徐々には上がらない気がします。
    答案用紙を見て、褒めてあげるのが良い様な気がします。
    真っ白だった答案用紙に字が書けるようになってくるのです
    しかし、きちんとした答えが書けていないと得点はもらえません。
    なので、急に偏差値は変わりにくいです。
    でも、親が見てるとその答案用紙に確実に変化が現れてきます。


    コップに水を貯めていくような感じでしょうか。。
    満タンになりあふれるまで外側からはなかなか水位は見えません。
    得点は満ち溢れるまで得る事が出来ません。
    でも、母親はコップの内側を覗く事が出来る存在です。
    「ほら、ここまで上がって来てるよ」
    「あとちょっとだよ」と、コップに水が満ち溢れるまで、水位が上がってきてる事を子供に伝えてやる事が出来る存在です。(答案用紙の変化を褒めてやる)
    教え、褒めてやり、決して子供を否定しない。


    初めて国語が偏差値60を越えた時の子供のガッツポーズは忘れられません。
    「すごい!00!!」子供以上に私の方が嬉しかったかも。。


    受験までお互い頑張りましょうね!

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