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【90714】読解問題を解くスピードアップの方法

投稿者: ぽぽ   (ID:kG31GCQjg76) 投稿日時:2005年 05月 13日 09:27

?進に通っている6年男子、志望校目指して毎日頑張っています。
定例、首都圏模試ともに、国語の成績が他3教科より偏差値で10〜15低く、足を引っ張っている状態です。(ここ何回かは国語が50ちょっと、他は64〜68で安定しています。)

試験の答案をみると、最終問題がほとんど手付かずで空欄です。漢字、文法は落としたことが無く、読解問題も答えたところはよくできているほうです。宿題をやっていても、読解問題にずいぶん時間がかかっていて、一度で内容が理解できないのか、何度も繰り返し本文を読んでいるようです。去年の夏ごろから国語と他の教科の差がひどくなってきたので、新聞の記事を音読をさせてみたり、文章を書き写す練習をしたりしましたが、最近はなかなか時間もとれず(他の教科に時間がとられて)、あまりやっていません。

読書があまり好きでなく、長い文章に親しんでいないというのが原因の一つではないか思いますが、何とかして文章を読む速さをアップし、問題を解く時間を短縮できるような方法が無いものでしょうか。

志望校の国語の問題は、御三家のように長い文章は出ません。が、「読む力」はすべての教科において最重要ですし、最近は理科、社会も問題文が長文化しているのでとても心配です。
アドバイス、よろしくお願いします。

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  1. 【118820】 投稿者: あした元気で  (ID:ba50RcsboYg) 投稿日時:2005年 06月 24日 23:43

    レスがつかいないようですね。

    国語の勉強法で、日頃考えたことをまとめたものを載せます。

    少し長いのですが、ビックリしないで下さい。

    そろそろ過去問題と思いますが、
    合う合わないがあるので、ご判断下さい。
    (ご健闘をお祈りします)



    国語の勉強の仕方について


    本を多量に読むこと(文章を読むスピードがつきます)

    何にでも興味を持ち、仕組みと概念を理解させること
    (全体の構成をまず理解し、次にディテールが押さえ
    られることが必要です)

    名文の音読をすること

    作文は自由に書かせ、無理に矯正しないこと

    国語とは問われていることを正しく理解し、いかに
    ポイントを外さないで応えるかということを理解さ
    せること

    国語の問題を解く事と、自分の主義・主張や感性を
    表現することは別だと理解させること
    (本来は才能がありながら、国語ができないのはこ
    のことが理解できないからです)

    上記のことは親が教えて何とかなるものではなく、
    自然と子供が会得することだと思います。
    子供はなかなか言うことをききません。
    難しいですね、教育は。
    どんなに良い勉強法があるとしても素直に人の言うこと
    を聞き実践できるかにあります。


    国語の問題を解くという事

    まず問題が配られたら、問題及び解答欄の構成を
    チェックします。
    問題の構成は、漢字、用語、文法など基礎知識を問う
    問題と文章読解の問題が例年通りか、
    また説明文や物語文が出ているか、字数はどうかを
    調べます。

    次に解答欄の構成ですが、記述がどの程度出題されて
    いるかを見ます。記述は時間をかける必要があるので、
    その分量が例年通りかどうかを見きわめます。

    その上で、問題を解く順序を決めます。漢字→用語→文法
    など知識を問う問題を先に行い、文章は説明文→物語文の
    順で行います。

    知識を問う問題では、考えたり、思い出しりして時間を
    決してロスしないようにします。
    そのため、日頃、基礎知識は条件反射でできるよう繰り返し
    練習しておきます。また、不確かと思っても時間をかけず
    印をつけて、後で見直しできるようにしてどんどん先に進み
    ます。

    読解では文章を読む前に、記述量の多い設問(論旨であったり、
    主題であったりする)を先に読み、これから読む文章がどのよう
    なことを問題にしているのか当りを付けておきます。
    選択肢は読むと混乱するので、読みません。
    間違ったことを選ぶ選択肢では頭が混乱してしまうからです。

    その上で、今度は問題文を一読します。論旨やストリーが
    頭に入らなくても、とにかく一読します。全体のアウトラインと
    流れが理解できればベストです。全体を読むのは、上級の学校ほど
    全体を理解しているかどうかを試験するためです。
    また、この時の読むスピードが肝心です。早ければ早いほど、
    設問に対して正しく答えるための時間が確保されるからです。

    続いて、設問に答えていきますが、できれば記述は後回しにして、
    記号選択問題などから先に行います。記述に時間を多くかけるため
    です。傍線部に答える形式では、簡単なものほど前に答えがあり、
    少し難しいものはやや後、そして意地悪な問題はかなり後の方に
    答えの証を用意します。ジャストフィットする証を求めて何回も
    読むので、後にあるほど読む回数が増えることになります。
    長い物語の場合、1回しか読めないと言われていますが、
    多分できる子は、驚くべき速さで、証拠を求めて何回も読んでいる
    はずです。ただ、読むべき場所の勘所が非常に良いのです。
    一般に文章をじっくり読むことが重要であるとして、線を引いたり
    要約させたりしますが、設問文に関係の無いところを精読するのは
    全く無意味で時間の無駄です。設問に対していかにピッタリとした
    解答を選ぶか、または記述するかが重要で、そのために時間を確保
    しないと正解は得られません。選択肢は、キーワードを中心に読み
    比べて読み解きます。慣れてくると極端な言い回しや、道徳的でない
    ことなどは誤りというように勘所が分かるようになります。
    そのために多数の問題を解きます。

    また、記述は、文末表現に注意します。例えば、「どういう理由ですか」
    に対しては、「〜という理由から」にします。これができていないと減点
    されます。慣れなければ、解答のパターンを模範解答から覚えるように
    します。

    記述で問題なのは、どう採点するかが分からないということにあります。
    塾の先生に添削してもらうのがベストですが、時間がかかり全ては、
    うまくいかないと思います。国語の過去問は2社以上解答を見比べると
    良いと言われますが、一般的には「声の教育社」が比較的良いとされて
    います。その場合でも、解答は大人が作成しているので、子供の解答と
    突き合わせると悩んでしまうのではないでしょうか。大人の解答ではなく、
    その年齢にあった子供らしい解答で良いのです。おそらく実際の試験でも、
    ある想定の上で採点基準を作り、20人から30人程度採点のサンプリン
    グをして、採点基準を見直し、全体の採点を行うものと思われます。
    採点基準は公開されているものは少なく、また志望する学校のものも
    当然分かりません。ただ、?キーワード、ポイントが書かれている。
    ?文末表現が正しく設問に対しての解答として適切な表現となっている。
    ?印象がよい(例えば、ひらがなが多く、幼い感じがする場合はマイナス、
    逆はプラス)の3点で評価し、誤字、脱字はその上で1点づつ減点する
    などです。(15点なら?、?、?で各5点、そこから誤字、脱字があると
    1箇所につき1点減点する)

    というようなことに注意して、問題を解きます。
    過去問の練習では必ず制限時間を設けて、タイムマネジメントができる
    ようにします。
    要は解答力をつけるということです。小学生なので、2項対立や2元論、
    文章の構造解析で読み解くというテクニックは不要です。
    また、解き方のイメージトレーニングも効果があります。

    国語のよくできる子は、少し早熟で本が大好きな子供だと思います。
    できないからといってダメなのではなく、少し遅れて、国語ができ
    るようになるお子さんもいます。だから決っして国語が不得意だと
    先入観を持たせてはいけないと思います。

  2. 【119616】 投稿者: ぽぽ  (ID:kG31GCQjg76) 投稿日時:2005年 06月 26日 10:22

    とても詳しく、具体的なお返事をどうもありがとうございました。

    やはり、「効率的なやり方」はあるのですね。
    いただいたアドバイスを、私もよく読んで
    子どもに説明したいと思います。

    相変わらず、国語の成績はパッとしません。
    読書が大切なことはよく分かっているのですが、
    今はゆっくり本を読む時間もなかなか取れません。

    夏休みは私も時間の余裕があるので、
    子どもと一緒に読解方法のコツを学ぼうと思います。

  3. 【119625】 投稿者: 読書好きママ  (ID:DYtYX9YsfKk) 投稿日時:2005年 06月 26日 10:36

    あした元気で 様

    無駄のない、すっきりしたご説明をありがとうございました。
    失礼ながら、よく練られているなぁと感じました。
    もしかして、塾の先生ですか?

  4. 【125443】 投稿者: あした元気で  (ID:tO7Zylh./7M) 投稿日時:2005年 07月 04日 23:30

    塾講師ではありません。

    このスレは閉められたのでしょうね。

    つづかないですから。

  5. 【125558】 投稿者: ラベンダー  (ID:mzNRfOwOLaM) 投稿日時:2005年 07月 05日 01:43

    スレ主さま、便乗質問をお許し下さい。
    我が家にも6年生になる娘がおります。
    テストごとの復習や単元の予習なども丁寧にしているつもりですが
    国語の物語文が苦手です。

    特に記号選択肢問題では、極力なぜそれを選ぶのか理由付けしながら
    選ぶように気をつけさせていますが、なかなか正解に至りません。
    登場人物の気持ちや心情の読み取りなども苦手です。

    何か秘策がございましたら、お教えいただけますと大変有難いです。
    どうぞ宜しくお願い致します。

  6. 【127706】 投稿者: あした元気で  (ID:j4FZHDRXOYU) 投稿日時:2005年 07月 07日 22:09

    選択肢解答の暗黙の了解

    物語文の選択肢問題の正答率を上げるというご質問は大変難しい
    質問ですね。

    例えば、選択肢の類型は下記のようなものだとすれば、

    ?比較的容易に正解を得られるもの
    ?5択程度から2択まで絞れるものの、比較検討して吟味するもの
    ?消去法でしか、正解を得られないもの

    ということで、
    ?と?をどうするかということですが、2択まで絞るという
    ことはできているのでしょうか。

    選択肢をどうするかといういわゆる裏技本は世の中には割と多く
    出ていて、大学受験での「例の方法」(現代文、古文、英語)や
    「公務員試験の裏技」的な本が出版されています。

    これらの本は極端なことをいうと、本文を読まなくても。選択肢だけ
    の吟味だけで(出題者の心理から)正解を得ようとするものです。

    大人が読む分にはいいかもしれませんが、小学生には毒だと思います。

    ここで何をいいたいかというと、数多く問題を解いていくと、裏技本
    ではないですが、選択肢を選ぶには1つのコツがあるということが
    分かってくるのです。

    物語分を読んで選択肢を選ぶ。そこで間違えたときは、解説を
    よく読み、自分の解答と正解のギャップを修正していく。
    その繰り返しが一番点数を上げることだと思います。

    物語文の場合は心情などを問われているので、直接的な証拠は
    ないかもしれませんが、いろいろな状況証拠から、どの選択肢が
    題意に近いかを解答することになります。

    よく、国語は勉強の仕方が分からないといいますが、数多くの問題に
    あたれば、そのコツが分かってきます。


    中学受験国語の前提

    心情、気持ちの変化を読解するといっても、主人公は同年齢の
    子供であることが多いようです。
    つまり、受験の国語というのは、いわば子供の成長とか自立がテーマ
    となっているケースが多いはずです。

    中学でもあまり無理な設定ではなく、できるだけ受験生にもわかる
    シチュエーションを提供しているのではないでしょうか。
    反抗期も少し入っているので、本当は仲良くしたいのに反発する、
    あるいは、親に口答えする、女の子の場合は、父親にだらしなさ
    (お父さんはいつも疲れています)
    を感じながら、それでも愛情を感じて、別なところで見直ししていたり
    します。

    だから、中年女性の憂鬱などは絶対に出題されません。



    受験国語といっても、それでも肝心なこと

    受験のためにしかたなく、物語文を読む。そのため、文章は平板のように
    感じられます。入試問題は、それなりによく練られているわけですから、
    受身の読み方ではなく、何か主体的な取り組みで読んでいかなければ、
    正答できません。

    息子が、過去問を解いているときに、ビートたけしの「少年」という
    文章が問題文に出ていました。ビートたけしは、お笑い芸人だから、
    子供も良くしっています。面白いけれど内心随分いいかげんな大人だと
    思っているのですが、小説をよく読むとどうでしょう。こどもの頃の
    運動会とか、非常に生き生きと書かれてます。悲しくて切ない場面も
    あり、勉強はできるけれど運動音痴のお兄ちゃん(北野大)との心
    温まるシーンも出てきます。子供は夢中で読み、引き続き原作も読んで
    しまいました。

    何か心の琴線に触れるようなことがあったのでしょう。

    以降、「少年H」や「しろばんば」他、物語文が好きになり、理数頭
    だったのですが、受験の時は国語ができるようになっていました。

    中学受験の物語文はこの他、大変面白いものがあります。一緒に読んで
    いて、大変印象に残ったのは、井上ひさしの「あくる朝の蝉」でした。

    インターネットでもその短編が入手できるので、読んでみると良いですよ。
    (検索すればすぐに出てきます)

    「ひょっこりひょうたん島」の作者としか認識がなかったのですが、
    読むと驚きです。施設で過ごした少年期の実体験をもとに書かれている
    ので、本当に心が動かされます。(ハッとします)

    受験国語というと、何かむなしいものと考えがちですが、塾や過去問
    では大変面白い文章に出会えます。それに引き換え小学校の教科書は
    つまらなくなりました。

    きっと読んで感じる楽しさが分かれば、国語の成績が随分上がると思います。

    頑張って下さい。

  7. 【127745】 投稿者: 中学生  (ID:.dbI7o.mIyM) 投稿日時:2005年 07月 07日 23:00

    この春中学受験を終了し中高一貫校に通っている子供がいるのですが件名に惹かれて読ませて頂きました。
    受験勉強中から国語は苦手教科で理社科と算数で点数を稼いできました。
    なんとか合格したものの入学してからは益々周りとの差が広がって四苦八苦しています。
    読書は好きで趣味と言っても良いくらいなのに読解問題出来てないのは実は内容が分かっていないのではないかと疑いたくなるくらいです。
    まあ読書といっても最近はティーンズ向けのミステリーが好みのようですが・・・
    あした元気でさんの書き込みは実践的で分かりやすく受験勉強ばかりでなく中学に入ってからの定期テスト対策にも参考になります。

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