中学での対面授業が始まってから1年。1時間かかる通学でも私立に入って良かった!(2ページ目)

女子校は居心地が良いらしい

本音を言うと、私は娘を女子校に通わせることにためらいがありました。
私自身が共学校に通った経験しかないため、根拠は全くないのですが、
友達関係が難しいのでは?という勝手な思い込みがあったからです。

実際はというと、会話に夢中になるあまり
「顔が近づきすぎ!」と先生に怒られるほど、みんな仲が良いそうです。
1クラス47人という大人数なので、性格も趣味も多種多様。
それぞれに話が合う子が見つかるのでしょう。
そして女子校あるあるかもしれませんが、
娘によれば、周りの目を気にせず自分の道を極めている人が多いのだとか。

また、娘は入学してから「自分と似ている人が多い」とよく言うようになりました。
それは将来の夢だったり、勉強への取り組み方だったり、友達への接し方だったり。
ふとした会話からそう感じ、一緒にいるのが楽だなあと思うそうです。
似た者同士が多いのは、その学校の校風や教育理念に惹かれて入学を決める、私立校ならではかもしれません。

土曜日は登校しても、家にいる時間は増加?

期末テストの勉強中。
期末テストの勉強中。リビングだけでなく自分の部屋で勉強する時間も増えました。ホワイトボードにやることを書き出して取り組むのは、中学受験時代からの勉強法です。

想像と違っていたなと感じることもいくつかあります。
その1つが土曜日に登校しなければならないことです。
1日しかない休日は慌ただしく過ぎてしまい、家族で遠出する機会がめっきり減りました。

一方で、期末試験が終わると終業式までの期間は「自宅学習日」(補習などで呼び出されることもあるため、旅行や帰省をしてはいけない)となり、部活動も回数が限られています。
塾や習い事で忙しかった小学生の頃より自宅にいる時間が増え、
夏休み、冬休み、春休みは長くなったように感じます。

娘を見ていると、重い荷物を担いで満員電車に揺られたり、眠い目をこすって夜中まで課題に取り組んでいたりと、大変そうだなと思うことがあります。
でも本人は、少し遠くても忙しくなっても「小学校のときより学校に行くのが楽しい」とはっきり言います。
この先まだいろいろなことがあるとは思いますが、
1年を過ぎた今は、私立に入って良かったというのが我が家の実感です。