中学受験の志望校選び、保護者と子どもの視点でどのような違いがある?【ビタミン vol.4】(2ページ目)

わが家が志望校を決めたときのポイント

ここからは、わが家の「保護者視点」と「子ども視点」での志望校決めのポイントを。

保護者視点

子どもを預ける身として見る要素でぱっと思いつくのは、

・学校の偏差値
・進学実績
・立地
・学習環境

などが挙がるのではないでしょうか。

正直な話、私自身はどこへ行ってもその学校の取り組み1つ1つが納得できるもので、各学校それぞれが生徒を思っての行動だと感心しました。

そして一番感じたことは偏差値で学校の良さは決まらないということです。「偏差値=人気度」という感覚で偏差値の枠を超えて、それぞれの学校に良さがありました。
変動的なものに視点をおくより、確固たるものに視点をおいて、それがわが子にどう化学反応が起きるか、成長真っ盛りの時代を過ごすわけですから、学校の真髄や持ち味に納得できるところで志望校を決めていきました。

また、私のイメージではわが子にとって遠くても通学時間は60分前後が理想かなと思いました。近ければそれはそれで良かったのですが、そううまくもいかず(^_^;)
同じ受験生の保護者と話したときに「有事の際に遠い学校に通っていたら安否が心配」という意見を聞いて、それもそうだなと思った次第です。

通うのは本人なので、望めば止めるつもりはありませんでしたが、行き帰りで体力を消耗してはしんどいような気もしたので、あまりの遠出は考えませんでした。

ほかに視野に入れていたのはグローバル社会に向けて留学など海外交流がある、ICT教育、大学付属校(大学受験にとらわれず6年間を勉強とは違うことに熱くなろう!)などでした。

子ども視点

子どもはなんといっても「部活」でした。ダンス部を希望していたので、まずあるかどうか、活動の様子はどうかをチェックしていました。合格したらあの部活で頑張りたいという思いがモチベーションになったようです。

ほかに気にしていたのは、校舎やトイレが綺麗か。和便が残る学校もありましたのでカルチャーショックもあったようです(笑)。
私立小に通うお友達がコロナ禍で早々にオンライン授業になったり、タブレットが配布されてそれでやり取りをしていたりするのを見て、ICT教育にも憧れを持ったようでした。

保護者とは少し違い、ダイレクトに自分が楽しめる環境があるかどうかが、子どもに響いているように感じました。

保護者としていろいろ理想はありますが、入学してから「なんか違うなぁ」というのは避けたいところ。また、各ご家庭で、教育カリキュラム、立地、通学時間、部活など優先カテゴリーの順位が異なると思います。

お互いの「いいね」ポイントを共有しあって歩み寄り、志望校を固めていけたら良いかと思います。主役は子ども自身ですので、子どもの感じ方を尊重し、目標に届くようサポートできるとすてきですね。

ビタミンさん

ビタミンさんのプロフィール

中学生と小学生のママ。上の子は小学校3年生から早稲田アカデミーに通い、中高一貫校に通っています。下の子も中学受験を検討中。
長女の中学受験を振り返りながら塾ママブログを書いていきたいと思います!
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