サピックスに通塾した5年生を振り返って【K-mama vol.5】

2月、塾の暦ではもう新学年ですね。とうとう「6年生=受験生」となったわけですが、当の本人はコロナ関連の学級閉鎖もあり、入試期間ずいぶんのんびりしてしまっており、新学期が始まるのにこれでいいのかな…と親ばかりが焦る今日この頃です。
親は現6年生の受験の様子を見聞きするにつけ、来年の今ごろは…と震えているのに温度差が。

サピックスの6年生はいきなりマンスリーテストから始まるのですが、プレッシャーを与えないようにしつつ勉強させるって難しいですね…。
さて、今回は5年生での子どもの成長を振り返って総括してみたいと思います。

しんどかった5年生を駆け抜けて

しんどかった5年生を駆け抜けて

思い返してみても5年生は4年生と比べて明らかに進度が速く、傍目からみても本当に大変でした。

まず4年生から5年生になって、通塾日が週1日増えただけで1週間の勉強量がだいぶ違いました。4月に習い事を一つやめたにもかかわらず、常にいっぱい、いっぱいの状況で、マンスリー確認テストや組分けテストの対策やテスト後の見直し解き直しがままならないのが悩みでした。
ただ、今現在、社会の公民を除いたほとんどの単元が一度は終わっていると思うと、ものすごくほっとしています。

2月度マンスリー確認テストの準備や、新6年生に向けて5年生のテキストを整理しつつ眺めていると、算数などはすでに応用の内容に足をつっこんでいることが分かり、念のためにとスキャンしたデータも見直すことはほとんどなさそうです。
もちろんただ一回インプットが終わっただけですので、まだまだアウトプットとしての演習量は不足していますし、きっと忘れている知識も多いと思います。5年最終回の理社のテキストはまとめの内容が多かったのですが、なかなか苦戦していました。6年の前半はそれを丁寧に埋めていく作業になるのでしょう。

永遠の悩みケアレスミス対策その後

・テストの結果は問わないことを約束して送り出す
・できるだけ伸びたところ、褒められるところを見つけ、本人にも認識させる
・日ごろからミスを減らす努力(焦らず確実に解く、見直しタイムをとる)を怠らない

というのを心掛けた結果、やっと、ほんの少し、ミスが減る兆しが見えてきました。
まだまだ油断はできませんが、毎日取り組んでいる基礎力トレーニングはほぼ間違えなくなってきました。

また、本人の内面の成長に伴ってか、塾の入試休みでさほど大変じゃないせいか、やっと「速さより確実性」という大前提で勉強を進めることができているようです。
特に最近は理科の問題でも計算問題や複雑な問題が増えてきたため、考えを整理して式を書くことの重要性を実感しつつあるようです。
最近は解法を記述する学校も多いとのことですし、基本をしっかりすることを根気よく伝えていきたいです。

スケジュールの管理の変化

夏休みごろまでは私がずっと宿題スケジュールをたてていたのですが、秋ごろから事あるごとに自分でスケジュールを組ませるようにしました。

方法としては子ども用の手帳を購入し、その日や週間の宿題消化予定をたてさせてみました。

親が作ったスケジュール例
親が作ったスケジュール例

こどものスケジュール帳
こどものスケジュール帳

なかなか1週間の予定はたてるのが難しいようで、ほぼ週末だけになっていますし、こちらから働きかけないと予定をたてようとしないなど、まだあまりうまくいっていません。たとえば大事な勉強がすっぽり抜けていたり、土日に詰め込みすぎる無理な計画を立てがちなので、親としては抜け漏れがないか問いかけたり、終わらないと焦っていたら翌日に日延べするなどやんわり修正しながら試行錯誤中です。

しかし自分で考えながら勉強を進める経験を積むこと自体が大事な経験ですし、自分で決めた予定の方がやりとげたいという意欲が高まる様で、今後良い影響があると期待しています。