2022年中学受験、合格につなげる直前期・入試当日の過ごし方【さくら子 vol.15】(2ページ目)

入試当日にやってよかったこと

次に本番当日のことについて書きます。
どのご家庭も取り組まれていることも含まれていますが、特にこれは!ということを書きます。

1.出発前の勉強

1.出発前の勉強

わが家も入試当日は早めに起床し、ルーティンの勉強をさせました。

・基礎力トレーニング
・理社のコアプラス

この2点を入試開始時間の2時間以上前にやるようにしました。

特別なことはせず、いつもやっていることをいつもどおりにやれば、緊張する気持ちも和らぐと思います。

2.塾配信の応援動画を見る

前日の晩、寝る前に見ていました。そして当日も目覚めてすぐの布団の中で見ていました。

面白おかしく応援してくださる先生、熱い言葉で応援してくださる先生、最後の授業をしてくださる先生など、多くの先生の様々な励ましに触れることで娘も緊張が解けたようでした。

出発前を想定して動画作成されているようにおもいましたが、娘は配信直後から何度も見ており、応援動画を見ると気持ちが落ち着くと言っていました。
気持ちが不安定になってしまうお子さまには早めに視聴することをオススメします。
平常心を取り戻すのに最適なアイテムだと思います。

3.ゆっくりお風呂に入る

これは入試後の夜にやっていたことですが、本番後はかなり疲れているので、翌日の入試に備えるためにも、ゆっくりお風呂に入らせました。

いつもは私も一緒ですが、当日夜だけは本人一人で。
ゆっくりとその日を振り返り、一人の時間を過ごすためです。
この時点では合格発表がまだだったので、モヤモヤした気持ちもリセットできたようです。

先にも少し書きましたが、お気に入りの入浴剤などあるといいですね。娘も自分のお気に入りのものを使ってゆっくり入浴していました。

その日の疲れをしっかり癒やすことができ、翌日にまた全力で入試に臨むことができたようでした。

4.本人の好きなように過ごさせる

究極ですが、これが一番オススメです。
入試前はとにかくリラックスすること、そして入試後は疲労回復することが大切です。
なので、勉強も朝の出発前以外はやらなくて良いと思います。
翌日に志望度の高い試験を控えていたとしても、わが家は本人の好きなように過ごさせました。

「勉強しなくて大丈夫?」と一応軽い声かけはしてみましたが、結局娘は何もしませんでした(笑)
テレビを観たり読書したりと楽しんでいました。

入試直後は「だめかも…」「難しかった…」と落ち込み気味の娘でしたが、本人の好きに過ごさせたからか、翌日に向けての気持ちの切り替えがうまくいったように思います。

受験を終えてみて思うこと

受験を終えて今はただただホッとしています。

入塾してから数年間、何をしていてもどこにいても頭の中には常に中学受験があって、「次はどんな勉強をさせようか」「どうしたらやる気をだしてくれるのだろうか」など悩みは尽きませんでした。

家族や自分自身のことよりもとにかく中学受験!という感じで日々を過ごしていたように思います。

なので、終わった今はその重石が取れて気持ち的に楽になりました。

娘に対しての気持ちも受験が終わってから大きく変わりました。

心配しかなかった娘ですが、第一志望校合格という目標を成し遂げ、それまでの頑張りを思うと今は娘に対して尊敬と言いますか、信頼が大きくなりました。

勉強をサボることばかり考えていた子が、中学受験を通して成長できたことが感慨深いです。
親以上にやりたいことを数年も我慢し続け、小学生らしい生活を送ったのは低学年のときだけ。
それ以外はほぼ中学受験のために過ごしてきました。

なので、受験が終わって思うのは、その頑張った期間の分だけ今はとにかく毎日楽しんで過ごしてほしい、それだけです。
もちろん、中学に向けての勉強も始めてはいますが、それよりも今優先すべきは小学校の友達との交流かなと思います。

それと、もう一つ、終わって実感したのは周りの支え合っての受験だったなということです。

同じ受験生を持つ保護者の方や先輩方のブログをたくさん参考にさせていただきました。 

そして娘が通っていたサピックスには本当にお世話になりました。
どんな小さなことでも自分で解決できそうにないときはすぐに塾へ相談する。
私は心配性なので何かあったらすぐに塾へ連絡をしていたのですが、これだけはやって正解だったと感じています。

中学受験は塾と親の二人三脚でのサポートが欠かせません。
授業の復習や志望校対策、メンタル面でのフォローなど、6年生になると親だけでは対応できない場面も多々出てきます。

6年生になってからは相談を数え切れないくらいしました。
何をさせたら良いか迷ったときも、遠慮なく相談です。
6年生になってからは親よりも先生の方が親身になって娘の様子を気にかけてくださり、最後の方は、娘の心の支えはサピックスの先生で、納得のいく結果を出せたのもその先生方の支えがあったからこそだと思います。

恥を忍んでマメに連絡をしていて良かったんだと感じました。

先生方はプロなので、子どもの特性を親よりも冷静に見極めておられ、学習面だけでなくメンタル面でも手厚くフォローしてくださいます。

中学受験を乗り切るコツは塾の先生をうまく巻き込むこと。
学年が低いからと遠慮しなくて良いと思います。
親だけで抱え込まなくて良いように、客観的なアドバイスをくださる先生方を味方につけておくことが乗り切るコツだと思いました。

娘に十分なサポートができず、叱ってばかりだったと親としては反省しかない受験生活でしたが、塾を頼りまくったことだけはやって良かったと思っています。

最後に

6年生の冬にもなれば、入塾時と比べて子どもも受験生としての自覚が芽生えてきます。
そして少しずつ受験生活の終わりに近づいています。

見守るお母さまも苦しいとは思いますが、終わりは必ず来ます!

子どもの成長とゴールを心の糧にぜひ乗り越えていただきたく思います。

私のブログは今回で終わりとさせていただきますが、拙い文章にもかかわらず読んでくださったみなさまには感謝しております。
本当にありがとうございました。

2023年以降に受験を控えているみなさまに満開の桜が咲きますよう、ご武運をお祈り申し上げます!!

さくら子さん

さくら子さんのプロフィール

サピックスに通う小学校6年生女の子のママ。中学受験が不要といわれる教育面で恵まれたエリアにお住まいですが、通信講座でお子さまの成長を感じ、もっと伸ばしてあげたいという思いから中学受験をすることを決めました。
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