快適ズボラ生活のススメ(2ページ目)

ポイント2. 洗濯に特化した「ランドリースペース」

1階の間取り
1階の間取り

最初はこのスペースを小さな和室にしてゴロゴロしたかったのですが、諦めました…。
というのもゴロゴロするなら寝室でも良いわけで、こうやって中途半端な使用目的にしてしまうと、ただ物を詰め込むだけのスペースになってしまうと思ったからです。
また、そもそも週末にゴロゴロするためだけの限定的なスペースはどうなのかと…。
実際こういったスペースを作った家では子どもが小さいころは、おもちゃ置き場兼洗濯物干し。その後も部活などを始めると、洗濯物干し専門スペースになるということが結構あるそう
そこで我が家では洗濯に特化したスペースにすることにしたのです。

そもそも、ズボラにとって、洗濯するとは、洗濯機を回す・2階に上がって干す・取り込んで1階でたたむ、とおそれおののく作業量…。想像するだけで心が折れます。
そうして左側には上下2段の180cmポール、右には幅90cm収納棚と90cmポール、天井には吊り下げ物干しを2箇所設置しました。

ランドリースペースのイラスト
ランドリースペースのイラスト

吊り下げ物干し
吊り下げ物干し

これにより、洗い終わった洗濯物をすぐ横の部屋で干したら終了! 朝着替えるときは干してあるものを持ってくるだけ! 十分な収納もあり、非常に便利なスペースとなりました。

ポイント3. 廊下を省けば移動が楽!

1階の間取り
1階の間取り

ゆとりの象徴と称され、ホールを作る家もあります。しかしながらズボラ観点ではゆとりは不要。むしろ

・移動が面倒に感じる
・エアコンがないので寒い・暑いからもっと行きたくない
・宅急便などの荷物を一時置きしたあと、片付けずに定位置化する
とアウトな側面ばかりが目立ちます。

そんなわけで1階・2階合わせて極力廊下を省き、廊下は計3畳となりました。
もちろんそれだけではなく、意識したのが、各部屋へのアクセスが容易なこと。

1階では階段を中心にぐるぐる動線にしたので、移動が本当に楽です
おそらくどこかが壁で仕切られていたら、そこの部屋は使われることはなかったでしょう…。

ということで、間取りで意識した3つのポイントを紹介させてもらいました。
間取りを決めるときにはすべて用途を決め、導線を考えて作っていきました
家を建てる! と意気込んだときは素敵な暮らしを追求しがちですが、実際の暮らしを細かく想像したり、今抱えている課題を見つめ直したりして、素敵な暮らしとのすり合わせをしてくことをおすすめします。
家を建てようと思ってもなかなか踏み出しづらい昨今ですが、心の中にとどめて、ぜひ家づくりの際にお役立てください。