「まもレール」で気づいた見守りに必要な親子の距離

中学生になるとお子さまの行動範囲が一気に広がります。特に電車通学をするお子さまは、休日の行動範囲も広くなりがちです。ずいぶん手が離れたと感じる一方で、保護者の立場からはまだ心配な面もあるのでは?そこで今回「まもレール」を利用している中学生のお母さま4人による、オンライン座談会を開催。思春期ならではのお子さまの見守り方について語っていただきました。

※「まもレール」は、お子さまがSuicaまたはPASMOで駅の自動改札機を通過すると、保護者へ「通過時刻」「利用駅」「チャージ残額」をお知らせするサービス。小学校から高校生までのお子さまが利用できます。

心配は尽きないけれど、一定の距離も必要

オンラインでの座談会
今回はエデュナビニュース初、オンラインでの座談会を開催。

エデュ:思春期を迎えたお子さまは過度な干渉を嫌がることもあると思うのですが、通学時やお出かけ時の電車利用をどのように見守っていますか。

T.Yさん:息子は中学生になって初めて、電車通学になりました。本人は自分のSuicaを持つことがうれしくて通学に対しての不安はないようでしたが、私はやはり心配で…。学校の最寄り駅の通過通知が届くと「遅れずに無事着いたのだな」とほっとします。それと、息子は定期券の期限などにも無頓着だったのですが、チャージ残額が急に減るようになったことで、私が期限切れに気付いたこともありました。直接あれこれ確認しなくても目が届く手段があると、安心感が違います。

T.Mさん:うちも電車で登下校しているのですが、電車が遅延したりストップしたりしたときなどは特に、娘の大よその居場所が分かるので、不安な気持ちで連絡を待たなくてもすみます。お子さんに携帯電話を持たせているご家庭も多いですが、娘の学校は携帯電話の持ち込みには学校の特別な許可が必要ですし、電車内での使用も校則で厳しく制限されています。そのため、娘は携帯電話を持っているのですが、校則違反をしたくないと言って学校へは持っていかずに、「まもレール」の利用で代用することを自分で決めました。帰宅の時間が分かるようになって私も時間を有効に使うことができ、帰ってきたときには笑顔で「おかえり」と言ってあげられます。

O.Aさん:子どもは案外平気なのに、親はいろいろと想像してとめどなく心配してしまいますよね。娘が学校の友達と千葉の某テーマパークに行く約束をしてきたときも、自宅から1時間以上かかり乗り換えも複雑なので、一緒に電車に乗って送って行くつもりでした。でも、娘からはきっぱり断られ、仕方なく自宅でジリジリしながら待つことに。目的地近くの新木場駅を通過したという通知がきたときには、大げさかもしれませんが「本当に行けたのだなあ」と感慨深かったです。

I.Mさん:成長とともに、見守り方も変わらざるを得ないですよね。息子は中学に入学してから、行動範囲がぐんと広がりました。中高一貫の男子校に通っているのですが、部活の高校生の先輩たちと遠くまで出かけたり、文化祭の準備などで夜遅く帰宅したりすることも。でも、道草の途中なのか帰宅途中なのかが分かっていれば、いちいち詮索することもなく、時には冒険も必要なのかなと緩く見守れるようになりました。

情報を手に入れることで生まれる心のゆとり

エデュ:みなさん年ごろのお子さまたちとの距離感には悩みながら見守っていらっしゃるのですね。

T.Mさん:きっと、1人の人間として尊重してもらいたいという思いが強くなる年ごろなのですよね。以前、休日に娘が友達と携帯電話で写真を撮ろうとしたときに、私がGPSを見ていたことが判明。友達にも分かってしまい、「お母さんが携帯見ているね」と言われたことがとても嫌だったみたいです。帰宅後に「私を信用していない。いつまでも子どもだと思っているでしょ」と怒られました。その点「まもレール」のように特別な操作なく届く情報だと、本人もそれほど見守られていることを意識せずにすみますよね。

O.Aさん:うちは、通知を私だけでなく夫にも届くように設定しているのですが、これは案外よいのかなと思っています。友達と遠出して遅くなったときは、夫が駅まで迎えに行ってくれるので、父と娘の関係にもよい影響を与えていると感じています。それに、学校の最寄り駅を通過した情報がこないときや、時間がいつもと違ったときなどは、「学校は休みだったの?」「きょうはテストだったの?」と夫が私に尋ねることがあり、娘のことを話すきっかけができました。

I.Mさん:親の心にゆとりがあれば優しい言葉をかけてあげられて、親子のコミュニケーションがうまくいくのかなと考えています。そして「心のゆとり」は、親がいかに情報を持っているかにかかっていると思うのです。夜8時になって帰ってこないときでも、居場所が把握できていれば安心感が違いますよね。そこから先、どこに行っていたの?と息子を問いただすかどうかは私次第(笑)。情報を持っているからこそ、冷静に対応できます。

T.Yさん:うちはまだ中学1年ということもあってコミュニケーションは取れている方だと思うのですが、それでも、携帯電話に連絡を入れても返事がなくて心配になることがあります。距離の取り方は、これから年々難しくなっていくのかもしれませんね。そういうとき、わざわざ連絡をもらわなくても、子どもをそっと見守ることができるこのツールがあれば安心です。それにこの先も、程よい距離感を保つことが可能なのかなと期待しています。

※上記内容は新型コロナウイルス感染拡大前のエピソードも含まれます。

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期間:2021年2月26日~2021年3月26日